クローン母ブログはじめました!

15歳でクローン病に出会ってしまった娘の母のブログ

宅急便(3)

2017-02-28 20:22:54 | 日記
「ぜんぜんおわらん」「少しねる」と夜中の2時にラインがきてた。翌日5時に返信するとすぐ既読がついた、もう起きてる。
試験中は睡眠3時間、こたつで仮眠するだけ、ベッドで久しく寝てないと言っていた。試験が終わったらベッドで寝たいらしい、よく体調を崩さずやっていると思う。
エレンタールの二食は守ってるが残りの一食も作る余裕もなく先輩からの差し入れのお菓子になってしまうようで三食エレンタールになったりしてるようだ。
せめてお菓子ではなく一食はしっかり食べてほしいと思い、宅急便を送ろうとスーパーに行ったがいつも送っていたものを買う手が躊躇してしまい、結局はヨーグルトがメインになってしまった。
いつもより一回り小さな宅急便となった。
食事になりそうなものをと思い、久しぶりに「楽チンライフ」から商品を送ってみようと思いネットで調べ始める事にした。

エレンタール(2)

2017-02-19 22:25:18 | 日記
娘がエレンタール生活を始めて3週間程すぎた。
エレンタールの生活にもなれたのか先日も部活用のバレンタインのクッキーを大量生産中に「味見を沢山するから今日は三食ともエレンタールです」と絵文字付きでラインがきた。
次の日に食事会等の予定が入ってると前日の1食も軽めにして体調を管理しようとしている。
今を維持したい想いが芽生えてきてるように感じる。
3月まで試験が続き、追試になると3月末まで勉強しないといけないから、春休みがなくなる。春休みをゲットする為勉強しているようだ。そんな娘に空腹を紛らす為アメを可愛い箱に入れて送った。
今までの中で一番軽い宅急便となった。

エレンタール

2017-02-13 22:50:19 | 日記
エレンタールを始めた娘から「意外と美味しい、これなら続けられる」と報告があった。昔に比べて味も改良され飲みやすくなっているようだ。「なんだか痩せるかも」と別の楽しみを見つけたようだ。
今のところパインとヨーグルト味のエレンタールで頑張っているらしい。
娘はちゃんと病気を受け止め、前に進もうとしているんだなと感じた。それに比べて私はダメだな、中々涙がとまらなかった。「一食を大切にして食べなさいよ」と返信するのがやっとだった。

小腸検査(2)

2017-02-12 09:45:16 | 日記
娘から小腸検査の結果の電話があってから何日かすぎた。
小腸は問題なかったがCRPが高くなってきている所が気になると言われ、昨年の春までは0.01位だったが0.6にまで上がってると言う。
以前の大腸検査の時は0.4だった、私は低いと思っていたが主治医からは「上がってる」と言われ、「お母さんが管理していた時は良かったが自分で管理していく事は難しいようですね」と言われたことを思い出した。15歳からの血液検査の結果表をとっていて見直したが、今回の数値は退院直後の数値に近かった。
勉強のストレスもあるかもしれないが、エレンタールを始めて管理していくようにと主治医から言われ、始めるようにしたと報告があった。
二食から始めると言うので「一食から徐々に始めたら」と話す途中で、娘が涙声になった、
「先生の前では涙でなかったけどね」と言う娘にもう何も言えなかった。そして昼休み中だからと早々に電話をきった娘。
何より食べる事が好きで、料理もガンバって作ってきた娘、作っては写メを送ってきてくれた。
娘にとって二食がエレンタールになるのは、正直悲しかったろうし、私はクローン病と言う病気を改めて知り、離れて住む娘には何も出来ない事を思い知った気がした。

宅急便(2)

2017-02-06 16:15:13 | 日記
3月まで試験が続く娘から宅急便を送ってとお願いがあった。試験に合格しないと春休みはなく補講が続くらしいから必死だ。試験だと言って授業がないわけでなく、授業の間に試験があるから、授業の予習と試験勉強と忙しく、話を聞くだけで娘が選んだ道の大変さにかける言葉は「体調だけは気をつけて」とこの言葉しか思いあたらない。そんな娘が笑顔になるように宅急便を送った。
主人に話すと「この前も送ったんじゃない」と言われた、確かに10日前にも宅急便を送ってる。「その内、週一のペースになるんじゃない」と主人が笑って言う。「イヤイヤ、それはお金がかかりすぎる」と笑って返したが、現実になったりしてと思った(笑)
前回のリクエストはカステラだった、今回は和菓子とパンだった。故郷の食べ慣れたものが恋しくなったんだろう。
スーパーにさえ行けば和菓子等は買えるけど、解剖の授業が20時過ぎまであり、立ちぱなしの為スーパーに行く気力もないらしい。とりあえず前回と送る食品の内容を変えて送った。こんな形でしか今は娘を応援できないし、体調を気遣う事しかできない。体調だけは気をつけてとの想いでいつものヨーグルトも荷物の中に入れた。
今まで送った宅急便の伝票はとっていて、伝票に送った食品の明細を書き、伝票の束にまとめて一仕事が終わる。
卒業するまで、上手くいってあと五年、伝票はどれ位増えていくんだろう。