ヒフミが塾のテキストを片付けているのにならって、
わたしも、学校のパンフレットとか、いろいろ片付けています。
そして、ヒフミが気に入っていたいろいろな学校グッズも・・
ヒフミに、これどうする?
って聞くと、すぐに「いらない!」って。
あんなに大好きだった学校なのに・・
「もう、バイバイしたもん!元彼のことはもういいの」
”元彼”ですか・・。いま、ヒフミはあおむし中に夢中です。
もう、恋しているみたい。
ヒフミは、最後まで、ほんとうの第一志望を選びませんでした。
あこがれ中、あおむし中、コアラ中の3つが、並列の第一志望でした。
そして、あこがれ中の入試の日、時の運の神様は、ヒフミに一瞥もくれず、
足早に通り過ぎていきました。
でも、時の運の神様は、そう、人が悪かったわけでもないなと、今は思います。
2月4日の最後の発表のあと、
塾へごきげんよう中の合格報告とお礼をかねて、挨拶にいったときのこと、
ちょうどうまい具合に、その日は、
ヒフミのクラスの国語の先生がいらっしゃいました。
「お力になれなくて、申し訳ありません。いけると思ったんですけどね。」
と、第一声。 これが、”おめでとう!”だったらって、少し残念です。
そして、ヒフミに声をかけてくれました。
先 : おっ、”ごきげんよう中”どうだった?
ヒ : 合格しました・・
先 : そうかぁ、さすがだね~・・
ところで、あこがれ中の発表は、いつ聞いたの?
ヒ : お昼です。
先 : それでよく、コアラ受かったなぁ~。
そうですよね。
普通なら、第一志望の不合格を知ったら、
試験で、ミスを繰り返しそうです。
それが不安で、一緒に発表を見に行くのをためらってました。
でも・・
ヒフミ、入学試験が終わって、はじめて
”この、あこがれ中に、あまり行きたくなかったんだ”ってこと、
に気づいたらしいです。
ヒフミにとって、あこがれ中は・・・
そう、恋愛でいえば・・
アイドル歌手にあこがれる中学生かな・・
あの人と結婚できたらいいなぁ~、かっこいいなぁ~
でも、結婚より先のことって、きっとイメージできなかったんですね。
文化祭しか子供に公開してないこの学校では仕方なかったかも。
そして、その文化祭もなんだかピンとこなかったのかもしれません。
きっと、だから意地だったんですね。
あこがれ中は、”努力”する子が大好きです。
他の子が、彼の大好きなお弁当を、
毎朝がんばってつくっているのを見ても、
今ひとつ、まねができなくて、
だって、お弁当をつくるのは得意じゃなし・・
なんだか、苦手なことしか、彼はみとめてくれないから、
がんばりたいけど、うまくできない・・
努力することが、楽しくない。
「きっと、ヒフミちゃんは、あおむし中に呼ばれたんだよ。」
って、お友達ママからいわれました。
あぁ、そうだ!・・って、すごく納得してしまいました。
そう、あおむし中のラブレター(過去問)をすごく気に入って、
もう最高の点数で応えていたヒフミ。
あおむし中は、”君のお話は楽しいね、いまのままで素敵だよ”って、
ヒフミへ言ってくれていました。
塾の国語の先生から、最後に
「で、もし、あこがれ中に合格してたらどうした?」
ってきかれました。
ヒフミは、「うかれて、行っていたと思います!」
って、元気に答えていました。
幸せって人によってちがうし、
きっと、時の運の神様はそれを知っていたんだろうなぁ~
ヒフミは、あこがれ中にふられたわけだし、”もし”なんてなかったけど、
ヒフミが最後に、きちんと考えて第一志望をきめたこと、
かえってよかったのではと、わたしは思います。
普通は、第一志望をめざしてがんばるものだけど、
ヒフミは、最後まで”自分の中学””自分の居場所”をさがし続けていました。
そしてこれがヒフミの中学受験だったんですね。
百人百様の受験。
ひっちゃかめっちゃかだった、ハナの受験を終えたあと、
母だけ、この学校で大丈夫だろうかって、ずいぶんとひきずったものでした。
そんな心配をよそに、すぐに学校になれて、
もうすぐ中3になろうとするハナは、”水を得た魚”。
とても充実した中学生活をおくっています。
たぶんハナ自身が前向きに、学校での生活を喜んでいたからだと思います。
そして、ハナが選んだ中学は、ハナにとっては、ぴったりの、最高の中学でした。
だから、探し求める旅のヒフミの受験も、
ヒフミにとって最高の中学生活を呼びこんだんだと信じてます。
そして、ヒフミは、”今彼”に夢中です。
まだ、デートもしたことないのに、告られただけで有頂天。
恋愛って、そういうものだった・・でしたよね(遠い昔のことでうる覚えですが・・)
子供たちと家族の長い忍耐の末、やっと、迎えた春です。
桜の下でのデート、暖かく見守ってあげたいと思います
わたしも、学校のパンフレットとか、いろいろ片付けています。
そして、ヒフミが気に入っていたいろいろな学校グッズも・・
ヒフミに、これどうする?
って聞くと、すぐに「いらない!」って。
あんなに大好きだった学校なのに・・
「もう、バイバイしたもん!元彼のことはもういいの」
”元彼”ですか・・。いま、ヒフミはあおむし中に夢中です。
もう、恋しているみたい。
ヒフミは、最後まで、ほんとうの第一志望を選びませんでした。
あこがれ中、あおむし中、コアラ中の3つが、並列の第一志望でした。
そして、あこがれ中の入試の日、時の運の神様は、ヒフミに一瞥もくれず、
足早に通り過ぎていきました。
でも、時の運の神様は、そう、人が悪かったわけでもないなと、今は思います。
2月4日の最後の発表のあと、
塾へごきげんよう中の合格報告とお礼をかねて、挨拶にいったときのこと、
ちょうどうまい具合に、その日は、
ヒフミのクラスの国語の先生がいらっしゃいました。
「お力になれなくて、申し訳ありません。いけると思ったんですけどね。」
と、第一声。 これが、”おめでとう!”だったらって、少し残念です。
そして、ヒフミに声をかけてくれました。
先 : おっ、”ごきげんよう中”どうだった?
ヒ : 合格しました・・
先 : そうかぁ、さすがだね~・・
ところで、あこがれ中の発表は、いつ聞いたの?
ヒ : お昼です。
先 : それでよく、コアラ受かったなぁ~。
そうですよね。
普通なら、第一志望の不合格を知ったら、
試験で、ミスを繰り返しそうです。
それが不安で、一緒に発表を見に行くのをためらってました。
でも・・
ヒフミ、入学試験が終わって、はじめて
”この、あこがれ中に、あまり行きたくなかったんだ”ってこと、
に気づいたらしいです。
ヒフミにとって、あこがれ中は・・・
そう、恋愛でいえば・・
アイドル歌手にあこがれる中学生かな・・
あの人と結婚できたらいいなぁ~、かっこいいなぁ~
でも、結婚より先のことって、きっとイメージできなかったんですね。
文化祭しか子供に公開してないこの学校では仕方なかったかも。
そして、その文化祭もなんだかピンとこなかったのかもしれません。
きっと、だから意地だったんですね。
あこがれ中は、”努力”する子が大好きです。
他の子が、彼の大好きなお弁当を、
毎朝がんばってつくっているのを見ても、
今ひとつ、まねができなくて、
だって、お弁当をつくるのは得意じゃなし・・
なんだか、苦手なことしか、彼はみとめてくれないから、
がんばりたいけど、うまくできない・・
努力することが、楽しくない。
「きっと、ヒフミちゃんは、あおむし中に呼ばれたんだよ。」
って、お友達ママからいわれました。
あぁ、そうだ!・・って、すごく納得してしまいました。
そう、あおむし中のラブレター(過去問)をすごく気に入って、
もう最高の点数で応えていたヒフミ。
あおむし中は、”君のお話は楽しいね、いまのままで素敵だよ”って、
ヒフミへ言ってくれていました。
塾の国語の先生から、最後に
「で、もし、あこがれ中に合格してたらどうした?」
ってきかれました。
ヒフミは、「うかれて、行っていたと思います!」
って、元気に答えていました。
幸せって人によってちがうし、
きっと、時の運の神様はそれを知っていたんだろうなぁ~
ヒフミは、あこがれ中にふられたわけだし、”もし”なんてなかったけど、
ヒフミが最後に、きちんと考えて第一志望をきめたこと、
かえってよかったのではと、わたしは思います。
普通は、第一志望をめざしてがんばるものだけど、
ヒフミは、最後まで”自分の中学””自分の居場所”をさがし続けていました。
そしてこれがヒフミの中学受験だったんですね。
百人百様の受験。
ひっちゃかめっちゃかだった、ハナの受験を終えたあと、
母だけ、この学校で大丈夫だろうかって、ずいぶんとひきずったものでした。
そんな心配をよそに、すぐに学校になれて、
もうすぐ中3になろうとするハナは、”水を得た魚”。
とても充実した中学生活をおくっています。
たぶんハナ自身が前向きに、学校での生活を喜んでいたからだと思います。
そして、ハナが選んだ中学は、ハナにとっては、ぴったりの、最高の中学でした。
だから、探し求める旅のヒフミの受験も、
ヒフミにとって最高の中学生活を呼びこんだんだと信じてます。
そして、ヒフミは、”今彼”に夢中です。
まだ、デートもしたことないのに、告られただけで有頂天。
恋愛って、そういうものだった・・でしたよね(遠い昔のことでうる覚えですが・・)
子供たちと家族の長い忍耐の末、やっと、迎えた春です。
桜の下でのデート、暖かく見守ってあげたいと思います