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ホモフォビア (同性愛者)
2008-11-04 09:14:50
はじめまして。
ゲイの立場として、堺市図書館の特定図書排除問題に心を痛めていました。
堺市HP「市民の声Q&A」は、BLへの偏見を感じます。

BLが排除されても、百合(女同士の恋愛)は普通に置かれているとの話を聞いて、根強いホモフォビアを感じる次第です。
BLは、決して女性向けではありませんし。
男同士がダメでも女同士ならいい、男同士がダメでもストレート男性向けの性的興奮を満たすエロスならいいという、ストレートの男性至上主義に閉口致します。

「権力を持つ議員の介入により特定の図書が排除された、というのは、許しがたいことです。」に賛同いたします。
「図書館に関する宣言」が侵害されている事は、許しがたいです。

[図書館に関する宣言]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E5%AE%A3%E8%A8%80

今後の記事にも期待しています。
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お疲れさまでした (はるみ)
2008-11-04 23:29:07
みどりさま
 
いろいろとお疲れさまでした。
今回は、なにもお手伝いできず、おまかせ~だったので、ちょっと心苦しいです。

今後の展開に期待しています。

性愛でくくったら、愛ルケなんかのほうがよっぽど
過激だと思うんですがね・・・
BLをなぜ、目の敵にするのかしら?

きっとご自分の中にある、同性愛の可能性に気づくのが怖い方々が、目くじら立てているんじゃないでしょうか・・・
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BLへの偏見と当事者の声 (みどり)
2008-11-05 07:16:04
★同性愛者さま

コメントをありがとうございます。

わたしは、図書館が収集方針にしたがって収集した本は、どのような本であっても、図書館から排除されてはいけない、という考えです。
そういう意味で、ダブルスタンダードの立場をとりません。
性的志向による選別は、利用者に対する差別だと思います。
とくに、そこに権力が介入した場合は、容易にマイノリティに対する攻撃となります。
ということで、昨日、図書の排除は違法、という住民監査請求を提起し、図書館の自由に関する宣言にも言及しています。

>ゲイの立場として、堺市図書館の特定図書排除問題に心を痛めていました。
堺市HP「市民の声Q&A」は、BLへの偏見を感じます。

当事者の意見は貴重です。
ぜひ図書館にも、当事者としても意見を伝えられたら、と思います。
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Unknown (富士山2000)
2008-11-05 07:42:26
>そういう意味で、ダブルスタンダードの立場をとりません。

そうでしょうか?
フェミナチを監視する掲示版にこんな記述がありました。
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似ていると思われる事例: ある図書館では、蔵書の要望が多い成人男性向け誌を購入していましたが、その雑誌における性描写等に対して、女性市民から「性の商品化、女性差別、男性支配の象徴であるこうしたアダルト書籍、ポルノの類を図書館に大量に置くことは極めて不適切、不愉快」という意見が寄せられ、この意見を受けた女性市議から質問疑義が提示され、結果、同図書館ではこうした成人男性向け雑誌の購入及び青少年への提供をやめ、書庫入れ、蔵書の見直しを行うこととしました。
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寺町様は、これに対しても憲法違反、議員の介入として批判されますか?

私は、この女性は市民として当たり前の行動であり、女性議員の行動も、議員として当たり前の行動ですから、思想問題は別に、応援・支持をいたします。

同じように、堺市の図書問題も、当たり前の行動として支持いたします。
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お返事。 (みどり)
2008-11-08 07:51:23
★富士山2000さん

昨日申し入れ書を提出するために、
市民派議員の申し入れのとりまとめをしていたので、お返事が遅くなりました。

>私は、この女性は市民として当たり前の行動であり、女性議員の行動も、議員として当たり前の行動ですから、思想問題は別に、応援・支持をいたします。

市民からは、行政に対するどのようなクレームも、(暴力的な手法はだめですが)
正当になされる限り自由です。
「わたしが不愉快だと思う」とか「こういう政策は困る」いうことは、どんどん言っていったらいいです。それが、主権者、納税者としての市民の権利でしょう。

対する、議員や行政。
この人たちは「公務員」ですから、まったく基準が違います。
公務員は、その意見が合法か(ルールにのっとっているか)どうか、で判断すべきです。議員がそれを検証せずに、「わたしも不愉快に思うから」とか「支持者に頼まれたから」と行政の仕事にクレームをつけるのは、容易に、権限行使の口利きになりかねません。
少なくとも、法治主義をとっている日本では、公務員が個人的な恣意で仕事をすることは許されていません。
とくに、「特別職の議員」は「常勤の職員」以上に、強力な権限と権力を与えられていますから、議員から職員に対する直接な働きかけは、権力行使に当たります。
議員による行政への働きかけは「口利き」として、記録される自治体も増えています。
議員は市民ではありません。
あなたもご存知のように、ここはわたしの専門分野です(笑)。

ということで、別のご質問の答えにもなると思うのですが、
・職員の行為について、
西船橋図書館事件については、個人的には好きでない図書ですが、図書を排除した司書の行為は違法だと思っていましたので、判決を支持します。
(政策的には反対の立場なので、運動まではしませんが・笑)

・議員について、
わたしはじっさい市民派議員から「気に入らない図書」についての相談を受けたとき、「介入になるので働きかけはやめるべき」と答えました。

議員が、個人的に行政にクレームをつけたいときは、市民として法的な直接民主主義の手法を使って、合法的にすべきです。それか、きちんと事実関係は法的な位置づけを整理したうえで、議員として働く、かです。市民のロビー活動は自由ですが、それをそのまま行政に伝えれば、時には、違法な口利きとなります。

その区別がつかない議員や市民が多いから、議員の権力を使って問題解決をしようとします。議員が介入すると、問題を複雑にするだけです。
わたしは、堺にも知り合いの議員はいますが、何とかしてくれ、なとど連絡は取りません(笑)。
ということで、公明正大、フェアに、情報公開や監査請求、申し入れなどのオフィシャルな手法を使います。
手間と時間はかかりますが、問題が起きたときどう解決するか、正当な手続きのプロセスを踏むのが民主主義です。
それは、すべての政策に対してクレームをつけていく、すべての人に開かれたニュートラルな手法です。

図書の排除については、わたしがどうこう思う前に、西船橋判決が「憲法判断」として確定していますので、これに照らし合わせれば、どのような図書であれ、排除・処分は違法です。
法廷闘争になれば、はっきりするでしょう。

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