自衛隊が暴力装置である現実は、変わっていない

北朝鮮や中国が、もし本当に日本侵略を考えているなら、今こそチャンス！
と思うのだが、一向にその気配はない。
胡錦濤にいたっては、震災犠牲者にお悔やみまで述べる始末だ。

中国の軍事費増大や、北朝鮮の民を飢えさえた上での核兵器開発などは愚の極みだが、
「連中がそうするなら、それに対抗して日本も、軍事費（防衛費っていうのよね）を増やして、空母を持ち、ミサイルを配備し、核軍備すべき」という意見も、中国や北朝鮮と同レベルに愚かだと思うのだが、どうだろう。

さて、今回の震災では、自衛隊の方々が大活躍だ。
一つ一つの例はきりがないので上げないが、
特に原子力発電所の冷却作業に当たっている方には、本当に頭が下がる。
若い自衛隊員の中には、過去の災害復興に携わる自衛隊員を見て「カッコイイ！　自分もああなりたい！」と思い、憧れ、入隊した方もいるという。
その志を否定できる者はいないだろう。
そんな自衛隊員にとって、各種重機、野外炊具1号(改)、スコップ（なぜ「えんぴ」と言うのだろう？）などの装備は、絶対に必要と思われるはずだ。
そこに税金を使うことに異議を唱える者もいないだろう。
「なぜそれが、消防にではなく、自衛隊になのか？」という意見はアリだと思うが。

しかし考えてみてほしい。
災害救助にF15戦闘機必要か？（ヘリコプターは使えるけど。）
潜水艦は、洪水には使えるかも？（そんなギャグを言う漫才コンビ、昔いたよね？）
人命救助に多連装ロケット弾発射機いるか？
私には、無駄なオモチャにしか見えない。
災害救助、復興には無用の長物でしかない。
89式小銃は、暴徒鎮圧という言い方で、同胞に向けられることだろうし。
そういう装備に多額の税金を投入している組織は、紛れも無く暴力装置なのだ。

そしてもう１つ。
自衛隊員は、災害救助に当たるとき、なぜ迷彩服を着ているのだろう？
「ホント言うと俺たち、災害救助は本業じゃないよ。本業は暴力装置ですよ。」ということを、暗に仄めかすためというふうに、私には見える。
どうか、そんなこと仄めかさずに、災害救助を本業としてほしい。
野外炊具1号で被災民に炊き出しをすることは違憲ではないはずだ。
だって、国際紛争を解決するための武力の行使ではないだろ。
どうか、自衛隊は迷彩服のような敵（被災地のどこにいる？）から見え難い迷彩服ではなく、救助を求める人から見えやすい、もっと派手で目立つかっこうをしてほしいと思う。
そうなればなおいっそう、今の自衛隊の活躍を見て「俺も災害救助に携わるカッコイイ自衛隊員になりたい！」という子ども、若者が増えるはずだ。

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