MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

ANOTHER TIME

2013-01-18 00:00:00 | Weblog


現在、オフィシャルパイレーツ MIXとして絶賛配信中の、

エドヴァルド・グリーグ 『ペール・ギュント-朝』のオープニングが眩しい、

2012年末、氷室京介 日本武道館ライヴの音源、

『Kyosuke Himuro OFFICIAL PIRATES MIX CROSSOVER 12-13』。

  


煌びやかで穏やかな時を作りあげた、その始まりは、

会場にいたオーディエンスの熱気をも無にするという、

別の時間にあった不動のクラシック曲だったと言えるだろう。

しかし、御行儀の良いひとときは、

チャーリー氏のドラムを合図に、

ロックン・ロールの猛者(もうじゃ)達によってぶち壊されてしまう。


「始まっちまったよ・・・」


なにか、そんな戦き(おののき)をも覚えるかのようなファースト・コンタクトは、

まさにその曲、、、

『(小)悪魔とランデブー(RENDEZ-VOUS)』だったと言えるのではないだろうか。


今回のライヴでは、BOØWY曲に関して賛否両論はあったと思う。

俺自身も、まさかそれが1曲目に来るとはという、

悪い意味での驚きを感じてしまった、、

一方で、

ライヴ後にもこのブログで綴ったことだけれど、

「今回のBOØWYはちょっと違うぞ?!」という、

別の驚きになるのに、そう時間はかからなかった。

つまりは、誰でもその違いが分かったであろう、、

まずはその音、

氷室京介のボーカルが素直にカッコ良かったのだ。

ここ最近に目立った、鼻にかかる声は修正され、

まさに、

「氷室京介、覚醒。」、、

そんなことを感じるライヴであったとも言えた。



2011年2月の横浜アリーナファイナル後に、

このブログで綴ったことを、ふと思い出す。


 次に氷室の歌声を聴けるのはいつになるのだろうか。

 刻々と進む時の中で、

 人は何を求め、何を得、そして何を失うのだろうか。

 失っていく物を取り戻そうとする精進が、

 その人をどう変えていくのだろうか。

 その執着の先にある物は、果たしてどんな輝きを魅せるのだろうか。



と。

そして最後に、その輝きこそが、

当時そこで観た氷室京介だったのかも知れないとも綴った。

しかし、

執着のその先にある輝きというものは、

横浜で放った輝きよりも、

更に高みの場所にあったのだということを、

二年後の今に知り、

そして、二年間という時に在った精進を感じることができたのが、

2012年12月30-31日の、日本武道館ライヴだったのだ。



煌びやかなステージとは違う、別の時間にあった、

氷室京介の "精進" と、

そんな目映ゆい場所に到達した、

氷室京介の "覚悟" は、

きっと、一段たる輝きを放ちながら俺達の前に現れ、

そして、25周年というアニバーサリーイヤーを飾ることだろう。












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