MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

クレイジー・ギター ~布袋氏特集

2009-05-01 23:50:29 | Weblog


先月の27日、布袋氏のライブに行った。

開演前から会場は物凄いスモークに包まれていた。

そのスモークと共に仄かに香る匂い。

あれはヴェルシティー東京の匂いなのか、

それとも布袋氏の演出なのか。

いずれにしても、なにか異空間に迷い込んだかのような、そんな印象だった。


オープニングの「GUITARHYTHM RETURNS」の曲と共に中央階段の上に立つ布袋氏。

そして一斉に照らされたスポットライトと共に演奏が始まる。

「この人が、このギタリストが・・氷室の横で弾いていた人か・・」

これがファーストコンタクトの率直な感想だ。


BOφWY時代のビデオなどを観て、ある程度は知っていたが、

布袋氏の「クレイジー」な動きには驚かされた。

白色の細身のスパンコールパンツを履いて踊る布袋氏。

まさに「クレージーギターHOTEI」。

波を打つようなクネクネした足の動きは、

まるで・・・イカの足のよう。

NO NYの映像で何度も見たグルグルと腕を回しながら弾くその姿、

そしてステージ中央で踊るその様は、

「暴れている巨大イカ」を彷彿させるような印象だった。

(それほどまでにいインパクトがあったということ)



演奏は全体的にPOPな曲ばかりだった。

これに関しては好みの問題だろうけど、

「POISON」や「ビューティフル・モンスター」、

そして映画「キル・ビル」のテーマソング、

「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」をやらなかったのは非常に残念・・・

しかし、演出は楽しめた。

その中でも特に印象に残ったのは、

ドラムとパーカッションのシルエット演出。

ステージ上では布袋氏を間に挟んで、

対面の位置にいる2人なのだが、

バックスクリーンに写された2人のシルエットは、

凄く近い位置にいて、

そして、楽器がやや重なり合っている。

その2人はドラムとパーカッションという関係もあって、

お互いライバルではあるが、

同時に布袋氏をサポートする仲間でもあるという、、

そんな優しさと、

そして演奏を競うような2人の鋭さが、

同時に共存するかのような面白い演出だった。


主役がギタリスト兼ボーカルというライブ。

バンドとしてのグルーヴ感を出すのはなかなか難しいだろう。

かと言ってギターの布袋氏が主役である以上、控え目にする意味もない。

しかし、そういうスタイルの音楽を20年間やってきた布袋氏。

苦労もたくさんあっただろうなと思う。

しかし、頑なにそのスタイルを曲げずに続けてきた、

布袋氏のギターに対する思い、

そして、決して楽な方向へと逃げなかった、

布袋氏のこだわりみたいなもの、

それが今回のライブで強く感じたことだった。



ギター職人布袋寅泰氏、



お体だけはどうぞ大事に。







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