MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

揺るぎなき…

2013-03-16 11:11:11 | Weblog


本日未明に※放送された、

「東京暇人」氷室京介×三池崇史氏 対談。

※2月くらいに収録されたと思われます。


この対談を見て、

『"B"ORDERLESS』のアルバムを発売した時に、

音楽ライターの田家秀樹氏によるインタビューで、

氷室が語ったことを思い出す。



【氷室】「歳取っても、他の50歳と例えば喧嘩した時に、

  絶対負けちゃいけないわけで、、、それはありますよね?

  田家さんもそうでしょ?他の60幾つで、負けない感じはあるじゃないですか?

  そうじゃないとまずいですよね、やっぱね。」

【田家氏】腕力じゃなくても・・・気持は負けないっていう・・

【氷室】もちろんそうですよ。そういう腕力の話じゃなく。そう、そこのところをね。
  
  それが出来なくなったら辞めるつもりでいますよ。それはもう、全然公言していいですよ。


http://blog.goo.ne.jp/midnight_xxx/e/d58e0e32933c018829199b314354cc1b



三池氏の噂は聞いていたと言っていた氷室だが、

多分、その噂とは、

「厳しい人、、故に素晴らしい物を作る人」、といったところだろう。

それを踏まえ、

同じ価値観を重んずる同世代として、

舐められたら負けという、

氷室京介の本質、根源、原点が、

同種の人間の前で構えさせた本能、、、

そう、露骨に露呈した、

氷室京介の "本性" が見えた対談だった。

そこに一切の緩みは無かったであろう初対面は、

決して意識というものがそうさせた、ブラフではない、

氷室京介が無意識のままに魅せた、、

まさに、『ON MY BEAT魂』だったのではないだろうか。


あの悲劇の日の後に、ある人はブログでこう綴った。

「大事な物を守る為に自分を犠牲にする人」

それは、音楽活動を辞めるのではないかという危惧の念だったのだろう。

今は削除されてしまったその文章を読んだ時、

俺が思いもしていなかった選択肢に、一瞬戸惑ってはみたが、

今回の対談を見て、その心配は消える、、と同時に、

何故俺は、そのブログを見るまで、

それを思わなかったのかを分かる。

音楽を辞めてどうするんだと、

長生きを競うだけの人生なのかと、

そうじゃなく、

その人に何を魅せてあげることが出来るのか、

何を誇らせることが幸せであるのか、

それを抱えて終えることが、虚ではない、

実の優しさなのではないかという美学、、、

そう、

氷室京介が、

ヤワじゃない、ことわりのある優しさで生きる人だと知るのならば、

これからも音楽活動を続けてゆくと信じることに、

なんの迷いもないだろう。





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