MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

壊滅的じゃない抗争の世界

2013-07-28 00:00:00 | Weblog





先日、WOWOWで放送された、

氷室京介ミュージック・ビデオ・コレクション。

※再放送等の情報はこちら


フル・オンエアされた曲がある中で、

中盤でフェード・アウトしてしまったMV、、

そう、『炎の化石』。

この作品は、曲もさることながら、映像にも、

"切なくも永遠性を宿した美しきミドルチューン"  (超ミュージック・マガジン『UV Vol.33』より)

という崇高な世界観が描写されていて、

その映像美に平伏しているファンも多いという光輝あるMVと言えるだろう。

しかし、知る人ぞ知るという語り草もあって、

チェコのプラハでの撮影中に、

ディレクターと揉めた?というか、喧嘩?になったというか、

氷室がちゃぶ台をひっくり返したような感情を露わにした?というような、

決して尾ひれが付いた野次馬話とは違う裏話もあるのだ。

そのようなこともあり、

氷室にとっても別な意味での感慨深い作品とはなっているだろうけれど、

どこのシーンで、どんな意見の食い違いがあったのか等、

具体的な一切は語られてはいない。

しかし、その衝突の先にあったものは、

『日本のミュージック・ビデオのなかで最高のものになったと思うよ』

という最高の言葉だった。

そして、その言葉は、決して自画自賛をするようなポーズではないことも、

このミュージック・ビデオを知る人ならばお分かりではないだろうか。



「炎の化石」のビデオ撮影ではね、

途中ちゃぶ台ひっくり返したようなことしたから最後まで尻拭いはしなきゃなと思って。

ラルフ(ディレクター)のことは信用している。

でも作品は別でね。そこが欠落してたらもう……、自分でやるしかないでしょ。

だから本来アーティストがやるべきところじゃない、編集のところまでやってるんだ。CM用のとかのもさ。

だから、これは言える、

日本のミュージック・ビデオのなかで最高のものになったと思うよ。

(超ミュージック・マガジン『UV Vol.33』より)








出来る事ならば、衝突は避けた方がいい。

しかし、気負い立つその空間に、本気という覚悟があるのならば、

時にはそれも必要なのかもしれない。

そう、

いつの時代も避けて通ることは出来ない未来の為の争いは、

俺達にとっても重要なファクターであるのだから。

それは、時が経った今、、、この未来において、

『炎の化石』というミュージック・ビデオが、

盤石の証明をしているのだと言えるのではないだろうか。









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