尖閣義士の逮捕騒動に埋もれているが、画期的なニュースがある。
尖閣諸島沖でわが海上保安庁巡視船の公務執行を妨害しながら那覇地検が処分保留で釈放、国外逃亡させた支那漁船船長、セン其雄について、ジャーナリストの山際澄夫氏(元産経新聞記者)ら5人が最高検に公務執行妨害罪で告発し、受理された。
共同通信 http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111001000649.html
尖閣諸島付近の中国漁船衝突事件で、千葉県在住のジャーナリストの男性は10日、公務執行妨害容疑で漁船の中国人船長(41)に対する告発状を最高検に提出し、4日付で那覇地検に受理されたことを明らかにした。
告発したのは、男性ら市民団体のメンバー5人。告発状で「船長は衝突行為を意図的に繰り返した。海上保安官の職務を妨害したのは客観的に明らかだ」と主張。「日本の領土権という主権を侵害した悪質な事件で、厳格な刑事処分を求める」としている。
船長は事件発生翌日の9月8日、公務執行妨害容疑で石垣海上保安部に逮捕されたが、同25日に処分保留のまま釈放され、帰国した。
なぜ画期的なニュースかというと、この事件は告訴・告発事件ではなく捜査当局が覚知した事件なので、不起訴になっても被害者しか検察審査会に申し立てることができない事件だったが、告発事件になったことによって、不起訴の場合は告発人が検察審査会に申し立てられるようになったのだ。
つまり、検察審査会の1回目の議決で起訴相当、2回目の議決で起訴議決となれば、船長は強制起訴されるのである。もちろん、身柄は引き渡されないだろうが、外交の場で中国政府に対して引き渡しを要求し続ければいい。国外逃亡中だから時効は成立しない。
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