１年を振り返って、心情の吐露をしてみます。

２００６年元旦。
俺はインド亜大陸の最南端、カニャクマリにいた。
２００６年は、そこらじゅうで勝手にカウントダウンを始めて、勝手に新年を迎えているインド人たちに紛れて始まった。

ちょうど一年前のことである。

インドの最南端、太陽が東の海から昇り、西の海に向かって沈む場所。
２００５年大晦日に西に沈んだ太陽は、新年の朝、いつもどおり東の海から昇る。

俺は、初日の出に、一年の抱負を投げかけた。


どんどん俺に困難をくれ。
どんなつらい困難でもいい。
全部ぶっちぎって、全部スキップで乗り越えてやる。
絶対に生き延びてやる。


一年が終わろうとしている今、今年一年を振り返ってみれば、本当に困難だらけだった。
何度かリアルに死に掛けた。
何度かリアルに心が折れた。
結果敵に、俺はボロボロになった。
そして結果的に、俺は生きている。

結果的に、俺の目標は達成されている気がする。


ざまぁみろ。俺の勝ちだ。


俺の勝ちだ！！！と、大きな声で叫びたい。
だけど、叫べない。
叫ぶ気になれない。
叫ぶ力が、残ってないのだ。


もうスキップで乗り切れないくらい、疲弊しきっている。
立っているのがやっと。
そんな感じだ。


ほんと、ファックな一年だ。
クソッたれ。

だけど、そんな辛い一年だったからこそ、充実感もある。
そういう意味では、いい年だったなと思える。

いろんな出会いがあった。
そしていろんな別れもあった。

いろんな人に助けられた。
いろんな人に励まされた。

新しく出会った大切な人がいた。
離れ離れになった大切な人がいた。
俺の代わりに死んでしまった人がいた。

いろんな経験をした。
俺の心が複雑に再編された。
新しい俺が生まれた。


友達がこういった。
「お前、目が死んでるぜ。」

知っている。
俺の目は死んでいる。
心も死に掛けている。
身体も疲れている。

ぎりぎりだ。
あと一押しあれば、俺は砕ける。
それくらい追い詰められている。

それくらい、追い詰めてやった。
ギリギリだ。
この状態を、俺は一年前に望んだんだ。

それでも俺はまだ生きている。
ざまぁみろ。
さすが、俺。

この一年でわかったこと

一つは自分の強さ。
「さすが、俺」ということ。

そしてもう一つは、自分の弱さ。
一人で生きていくためには、支えが必要だということ。
そして、その支えを守ることが、俺の強さにつながるということ。


いろいろわかった。大切なこと。

インプット、終了。


あとは吐き出すだけ。


やらなきゃ。
俺がやらなきゃ。
この世界は俺のものだから、
俺がやらなきゃ。

俺がやらなきゃ。
だって、俺、天才だもん。
俺にしかできないんだもん。

今すぐやらなきゃ。
年が明けるのなんて待ってられない。


というわけでみなさん、俺は一足先に勝手に年を明けてみました。
インド人なみに勝手に明けてみました。
あけましておめでとう！！


あーーー！！！うずうずしてきた！！！
マジでぶちかます！！！！！！
全部ぶっ飛ばす！！！！



そう心に決め、
誰もいない部屋の中で
一人でスキップするみつこであった。

来年もよろしくぅっ！！