ITサービスに関わる職業人の一言

きままに日記やIT情報を書きます。IT関連の仕事なのでIT話が多くなるかも。仕事から趣味までつれづれなるままに...

オープンソースとSOA

2006-02-05 | IT関連(OSS)

オープンソースとSOAというと、かたやタグボートかたや航空母艦と全然違う立場のものと考えていましたが、最近SOAとオープンソースを結びつけた記事がおおい。

Web2.0やAjaxなどの流れでは、どちらかというとプログラミングを主としてない人が簡単にアプリケーション(情報を扱うインターフェース)を作ることができるようになる環境を指すのでは思う。たしかにその部分だけを見ると使い捨てのアプリケーションを作るのでコンポーネント化されたサービスは、ユーザーの立場からは考えないですむ。しかし、そのユーザーがインターフェースを作るための、組み合わせるサービスはコンポーネントそのものではないでしょうか。そすると組み合わせの元になるサービスはSOAで作っていた方が、いいですね。その点で結びつくのでしょう。

つまり、ITをサービス単位で柔軟に対応させることができることを目標としたSOAは、コミュニケーション、ゲートウェイ/アダプタ、オーケストレーションや監査などの仲介サービス、レジストリ、開発ツール、セキュリティや管理など運行ツールなどの部品で構成され、各部品レベルで標準化が進めば、実装範囲が広がり、いい標準の組み合わせを作りやすい。したがってオープンソースとして成り立ちやすいのではないでしょうか。NTTデータが提供するhimemosなどはそのケースの先駆けかもしれない。

しかし、一般に全体の構造を理解しない、部分的なSOA実装では、全体のパフォーマンスに影響を与えるケースがある。サービスプロセスをやたら組み合わせると、多重処理が発生するからである。しかしコミュニティ主導でこのあたりをうまくコントロールできればいいのでしょう。

ObjectWeb Conの会期中、ObjectWebの関連プロジェクトであるSpagoBIなどがSOAにフィットするソリューションとして紹介されています。

TITLE:【レポート】ObjectWeb Con 2006 - オープンソースとSOAの相性を探る (MYCOM PC WEB)
URL:
http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2006/02/03/ob2/

TITLE:ITExpress: オープンソースSOAスタック
URL:
http://www.bcm.co.jp/itxp/2006/01/cat08/31181015.php



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