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馬穴、巨瓜

2017-02-20 10:08:31 | 日記
存命、現役の作家なら、校閲者の暴挙に対抗できるかもしれない。
だが、軽薄な諸君に蹂躙され続けている鬼籍に入り、或いは引退した作家はどうか。
速勃100
特に戦前の作家の場合、やられ放題だ。

タイトルに挙げたものはまさにそうだ。
今手に入る版ではとうに抹殺されてしまっている。

前者は夏目漱石のよく使う言い回しだ。
後者は確か西田幾太郎。

酷いのになると、これは戦前の話だが、直木賞、正確には直木三十五賞に名を残す作家直木三十五がある。
本名は植村宗一と言い、デビューするに際し、ペンネームを名字の植村から一文字、植を取り二分割して直木とし、デビューの時の年齢を取り、直木三十一と名乗った。
誕生日が来ると直木三十二、直木三十三と改名したが、直木三十四に改名直後、校閲者により直木三十三とされてしまう。だが、直木さんざんとも読めるとして三十五歳の時に直木三十五と改名。再び三十六、三十七と改名するつもりが、またしても三十五に直され、40歳代で没するまで三十五だった。

つまり、校閲者は、時に独りよがりで作品や作家をダメにする。
男露888


言うまでもなく悪いのは、誤字脱字を指摘するのではなく、文学的センスのかけらすら持ち合わせない者が、知ったかぶりで文章をいじくりまわすと言う事。

無論間違いもあるだろうが、作家の意図がそうであれば、それに従うのが筋だろう。

ちなみに、タイトルに挙げた二つの言葉だが、今はこう改変されている。
それぞれ
バケツ、
デカメロン、
と。
読み方は同じでも、馬穴とバケツ、巨瓜とデカメロン、
見た目の感じは全く違う。
この点において夏目漱石などの作品は事実上殺されたに等しい。
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