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R304旧道・人喰谷を往く

2019-05-05 04:47:10 | バイク

4月の仕事がやっと全て終わったので、ちょっと遅めのGW。

かねてよりの計画を行動に移すことにした。

八尾から栃折峠を通って、R471と県道59号の合流点から始めよう。

左の道を行くと、「山田村・DEEP」で行った所に至るのだが、

なぜか標識には、八尾としか表示されてない。

この先通行止めならば、そのような案内があってもよさそうなものだが、

やっぱり通って欲しくないのだろうか。

今回は目的地が違うので、いずれ解明してみる事にしよう。

百瀬川に沿って快走。

トンネルを抜けると、そこは利賀村だった。

眼下には、利賀村中心部が見える。

まるで「北陸のマチュピチュ」。

しかし、谷合の村からいきなりこんな景色になるんで、ワープ気分だ。

腹も減ったし、雄大な景色を眺めながら昼食とする。

役場前の交差点まで下りてきた。

もしかして村で唯一の信号か?

しかし、利賀村は「~の郷」というのが好きだね。

県道34号を進み、「そばの郷」を過ぎて利賀川を渡ると

平村方面の案内が見えてきた。

「新山の神トンネル」を抜けると、平村だった。

道の駅「平」。

山から文明社会に降りてきたような気分。

ここからしばらくR156を走る。

平村中心部が見えてきた。

ずっと山の中を走ってきたので、この景色さえ都会に見える。

立派な山門に、なぜかバイクが停まっている。

平村からR304に進み、相倉合掌集落の側を過ぎて

一つ目のトンネルを抜けると、橋の手前で左折する。

案内板には「細尾峠」と記されていた。

R304旧道、五箇山側からの起点。

本日のメインディッシュ、さあ行ってみよう。

おっと、いきなり雪ですか。 それも結構な量。

まさかこの時期にこれだけの雪を見るとは思わなかった。

少し開けた土地に出てきた。

かつて梨谷の集落があったところか。

廃村の雰囲気が漂う景色。

赤い橋のところで写真を撮りたかったのだが、

軽トラが停まっているでやんの。

山奥でも山菜やキノコ採りの人が結構いたりする。

その先にもう一つ橋があった。

まだ、桜が咲いている。

奥の納屋の様な建物は、この辺りで唯一の建物のようだ。

屋根のトタンがまだ新しそうなので、棄てられてはいないのだろうか。

綺麗な小川が流れている。

かつて人がいた頃は、子供たちが川遊びなどしたのだろうか。

在りし日の、梨谷村に思いを馳せる。

「国破れて山河あり。城春にして草木深し。」

などとガラにもなく、杜甫の詩が頭をかすめる。

村落跡をぬけて道が狭くなっと思ったら、トンネルは、唐突に表れた。

「細尾トンネル」。

五箇山トンネルが出来る前は、ここを定期便のバスが走っていたらしい。

トンネルを抜けると、絶景だった。

今回は、このパターンが多い。

空気はもやっているのか、PM2.5か、

残念ながら、いまいち視界が良くないが、

本来は砺波平野が一望できる。

多分、池の向こうが、城端の町だろう。

トンネルの出口付近。

奥のダートは、登山口に通じるらしい。

しかし、ガードレールとか杭とかなんにも無い。

知らない人だと、下手するとトンネル出た後崖からダイブしそうだ。

この先は、いよいよ「人喰谷」。

が、その前に、

景色もいいし、ここでコーヒーとリンゴで一休み。

走り始めてすぐ、かつてのドライブイン跡があった。

車が停まっている。

山菜採りか?

建物のがれきが今もある。

去年、土砂崩れで引き返した場所はこのあたりか?

などと考えながら進む。

似たようなところが多いので、確証はないが

多分このあたりか・・・。

道路は、概ねこんな感じ。

ところどころ、落石が落ちている場所があるが、

路面状況は、全く問題ない。

この時期は、まだ雑草なども伸びていないので、

さっぱりとして、去年の廃道の雰囲気とは随分な違い。

秋の紅葉の季節は、素晴らしい眺めになるに違いない。

終点の「五箇山トンネル」が見えてきた。

終点・「五箇山トンネル口」に到着。

ついに、「人喰谷」走破完了。

トンネルだとすぐなんだけどねぇ。

「人喰谷」、どれだけの人が命を落したのだろうか。

帰りは、砺波平野をのんびりと快走。

渋滞なんて、ぜ~んぜ~ん無い。

都会の皆さんご苦労さん。

途中の県道25号で、道を間違えてしまった。

ぐうぜん出くわした、「今山田の大かつら」。

 

 

 


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