終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

コケ植物観察入門講座

2017-03-17 20:09:06 | 植物

早い物で、第1年度がおわりに近づいた。

この一年、自然の中で心豊かな時間をすごすことができたことに、感謝でいっぱい。

暑さ寒さも彼岸まで、というとおり、早春の風は頬に冷たい。

まして、奈良盆地の曇天の一日、森の中でしゃがみこみ、冷え切った身体で、

虫の目になってルーペを覗き、初めてのマクロの世界に引き込まれる。

まさに、身近にあったのに、気づかずにいた、万華鏡。

自然の観方を習い、回を重ねて漸く、自然観察は〝いのち〟の観察、地球の観察と気づいた。

今日のテーマ、苔についても、シダや藻類、蘚類をまだ区別できていない。

唯一、ウメノキゴケだけは、アンモニア抽出で染色に熱中したことがあるのみ。

さて、木村先生にいただいたレジュメに、万葉集の中のコケの歌が4首、抜き出してあった。

国歌、〝千代に流れむ 羅(こけ)生すまでに〟は恋愛歌と教わった。

〝み吉野の青根が岳の羅むしろ 誰か織りけむ経緯なしに〟を、マイフェバリットにいただく。

そういえば、〝万葉人は、自然観察と恋愛、が生活のすべて〟には、思わず膝を打った。

古稀過ぎて、万葉人に倣ってみるとしようか、後者は無理でも、前者の自然観察なら・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る