東京銀座にある歯ブラシ専門店メガデントの店長さこうのブログ

ドイツから来た歯ブラシ専門店
http://www.megadent.co.jp/

デンタルフロスのワックスありとワックスなしって、どう?

2010年09月22日 | 日記

「デンタルフロスのワックスありとワックスなしって、どう?」

答えは「基本はワックスなしを選びましょう。」となります。

まず最初にフロスは太さを選ぶ必要があります。歯の間が狭い人は細め、間があいている人は太めを選択します。次にワックスありなしの選択になるのですが、日本人に比べ欧米人はワックスなしを買い求める確率が高いです。なぜなら、世界中どこに行っても歯医者さんは「ワックスなし」を推奨しているからです。これには理由があります。ワックスありなしでは、実はかなり汚れの落ち方が違うんです。


フロスは汚れをどけるだけでなく、フロス繊維の中に汚れを取り込む力も持っています。でも、ワックスって水をはじきますよね?当然汚れもはじいて絡め取る効果は落ちてしまい、同じ太さではフロスの繊維の中に取り込まれるプラークの量は明らかに違います。ただ、慣れていない人がワックスなしを無理に使うと歯肉を切ってしまったり、「キシキシ」して嫌になってしまったりして続かないのでワックスありを使います。

フロスを上手に扱うには練習が必要で、欧米では歯科医院で先生や衛生士さんからだけでなく、学校でもフロスのやり方を習います。その際フロスを無理に押し込んだりして、歯茎を傷めたりしない効果的な方法や、正しい道具選びも学びます。しかし、日本では、誰も教えてくれないので、適当に選択し、自己流の無理な使い方をしていたりして、「痛い」と感じる人も多いので自然と「やるのに楽な」ワックスありを手にとってしまっているのが現状です。でも、せっかくめんどくさいお手入れをやるのに効果が低い方が良いですか?もちろん最初はワックスありで良いと思います。でも、慣れてきたら、ぜひワックスなしを選んでいただきたいと思います。


まとめると

 「汚れの落ち方が全然違うので、練習してワックスありを卒業していきましょう。」

になります。

美しい歯と艶やかな唇で!!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿