歯ブラシ専門店のMegadentはドイツ生まれなのですが、ドイツは世界の中でも屈指の環境先進国です。
歯ブラシでいえば、ホテルに備え付けの使い捨て歯ブラシはまずありません。旅行に行くときは必ず「マイ歯ブラシ+マイ歯磨き剤」洗面所では、うがいコップだけぽつんと置かれています。タオルも取り替えてほしいときは床に置くことになっているので、ハンガーとかに掛けておくと「取り替えなくていい」というサインと思われてルームクリーニング時に交換してくれません。徹底してますね。 後は交換式歯ブラシ。柄の部分とブラシの部分が分離します。
そして街中では「プファンド」という預かり金みたいなシステムにかならず出くわします。お祭りで飲むジュース類のコップから、皿はもちろん、売店で買うビン、ペットボトル、空き缶に至るまで保証金が定価に加算されていて、空の容器を返さないとお金は返ってきません。しかも結構高い金額が加算されているので、「ま、いっか。ポイ。」にはならないようになっています。買い物袋が有料なのは当然です。
そうそう、日本人がかならずお世話になっているコンビニ。そのコンビニエンスストアって、ドイツでは禁止されているのはご存知でしょうか?かわりに、24時間営業のガソリンスタンドが、コンビニ併用になっています。最近は品数も増えてきましたが、ちょっと前までは日本のガソリンスタンドとかわりませんでしたので、水ぐらいしかありませんでした。つまり深夜は買い物はできないと思っていた方が良いのです。
ソーラパネルはもちろん世界一設置しています。基本的に寒い国ですので、熱を逃がさない断熱材などを住宅にはかならず使うようにも法律で定められていて、エコポイントどころの話ではないのです。しかも何段階もエコ基準があって、結構厳しいルールもあります。「緑の党」という環境問題に熱心な政党が存在するくらいです。街中でもすでにあちこちにソーラーパネルを見かけます。南の国ではありませんので、それほど長い日照時間があるわけでもなく、日本より住宅は補修して長く住むとはいえ、設置費用を回収していくのは時間がかかります。それでも熱心なのです。 そのドイツで作られたソーラーパネルだけで動く船ができたそうです。しかもでかい。モナコを出発して世界一周するのだそうです。
http://www.nikkei.com/video/?bclid=67379774001&bctid=620385078001
不便ではこまりますが、資源の少ない日本もそろそろ環境問題に本腰になってもいいかもしれませんね。ちなみに、メガデント銀座店では、ドイツ企業らしく、お買い物袋は全員にの方に必要かどうかお伺いしています。ちいさな貢献ですが、継続していきたいと思っています。