季節の果物を料理に：いちじくとサラミのオーブン焼き、サーモンのディルソース、オクラとクルミのサラダ

野菜がふんだんなのは夏だけど、秋は果物の季節、とあって、
料理にも季節の果物を使ってみたくなる。

いちじくを見るたびに、おもしろく料理できないものかと思っていた。
しばらく前から、この時期になるとイタリア料理店に登場するのが、
生ハムメロンならぬ、生ハムいちじく。
いちじくの甘さが生ハムの塩気と溶けあって、私は大好き。

さて、いちじく。ほかにも食べ方があるはずだ。
友人のスペイン土産のサラミと一緒に、オーブンで焼いたらどうだろう。
皮つきで半分に切ったいちじくの上に、
モッツァレラのような溶けるチーズとサラミを載せてオーブンで10分弱。

これを前菜にして、セールでまたついつい買ってしまった刺身用の
アトランティックサーモンを、ディルソースであっさり食べることに。



サーモンは塩・コショーして、オリーブオイルで焼く。
ちなみに魚の臭み取りには、このオリーブオイルとレモン汁、
それと牛乳、白ワインがいい。

ソースは、濾して凝縮したヨーグルトに、
おろしたパルメジャーノチーズを加え、マヨネーズとレモン汁をちょっと加えたもの。
そこにザクザク切ったディルを混ぜれば、一気にレストラン味に。
ニンニクと炒めて、最後にちょっと醤油をたらしたきのこを添えると、
淡泊なサーモンの味が引き立つ。
残りものの巨峰などを添えれば、季節感も一段と。

サラダは、ちょうどあったオクラを茹でて主役にする。
薄切り蓮根とトマトも入れてみたが、
まだまだちょっとさびしいので、クルミをロースト。
こういうトッピングをまぶせば、
一気にサラダのキャラが立ってくるからオモシロイ。



いちじくのオーブン焼きは大成功。
焼いて甘さの増したいちじくに、トロ～リと溶けたチーズの塩気、
サラミの塩気と香りが、想像以上に溶けあった。
チーズだけ乗せて焼き、生ハムを乗せてもおいしそう。

お試しください。


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