mixiニュースより
最初はラブラブなカップルでも、その状態をずっと続けるのはとても難しいことです。長い付き合いにおいてときめきはなくなってしまうけれど、その代わりに出てくるのが「情」といわれています。この「情」があるから1人と長く付き合っていくことができる一方、「情」のせいで長く付き合ったカップルが別れてしまうことにもなります。
そもそも恋愛における「情」とは、一言で言うと「慣れ」と考えることができます。「こういうことを言ったら彼はどう思うんだろう?」「彼のことを全部知りたい」と、付き合い始めにはそんなことばかり思っていませんでしたか? しかし付き合いが長くなってくると、「こんなこと言ったらどう思うんだろう」「別にこんなこと言っても彼は怒ったりしないだろう」という考えで付き合うようになります。このように、相手との付き合いに慣れが出てくるとすなわち「情」が出てくると言えます。
■ 生まれて良い「情」と悪い「情」「情がわいて、あなたのことを好きと思えなくなっちゃった」と言われてフラれたことがある人もいるかもしれません。そんな人からしたら「情ってなんなんだ」と腑に落ちないところもあるでしょう。しかし、「情」は付き合いを持続させるために必要不可欠なものです。むしろ「情」なくしては結婚できません。
「情」の中でも恋愛に必要なのは「愛情」です。それは家族に対する感情と同じようなものと考えてよいでしょう。空気のように、普段は意識しなくてもいなくなったらとても困るし、自分を多少犠牲にしても相手を守りたいという気持ちは「愛情」から生まれるものだと言えます。長く付き合っていたり、結婚につながるようなカップルには、この「愛情」があるのです。
先述した「情がわいて、好きと思えなくなった」という言葉に使われる「情」はどちらかというと「友情」に近いものと考えられます。つまりあなたのことを友達としてしか見られなくなったということです。付き合い始めはときめきがあったので恋愛関係が続いたけれど、お互いに慣れてきたとたんにときめきがなくなり、「愛情」ではなく「友情」だった、というパターンです。
■「情」との付き合い方
結局、「情」は慣れ合いじゃないかと思っている人も多いかもしれません。確かに「情」があるからなんとなくずるずると付き合ってしまうということもあるでしょう。しかし「情」があるからこそ相手との絆ができます。「情」が生まれたからと言って必ず別れることになるわけではないのです。
「情」があるから一度でも好きと思って付き合った相手は簡単に切り捨てられない、けんかをしても付き合っていくことができるのです。恋愛も人づきあいの一種です。「“情"が生まれたから恋愛じゃない」と不安に思うより「情」を飼いならしてゆるく恋愛関係を続けていくのもありかもしれません。