銀雪の騎士

JRO、Bijouサーバーのマキシミリアンのブログです

前回の更新からどんだけたってんだと

2005-07-06 04:15:56 | Weblog
二日目、宗谷岬を出てそのまま海岸線を西に移動です。

右手には海、ひたすら海。
日本海側は波も穏やかで、澄んだ青色でした。

左手には山、岩や土、そして緑色の木々。
落石注意の看板と、鹿飛び出し注意の看板。

ただただ、自然が広がる風景を眺めながらのドライブです。

Jとの二人旅、二人の関係は高校からの付き合いですが、こうやって二人で旅するのは
初めてだなぁ・・・。

BGMはザ・マスミサイルや太陽族等のパンクロックから
尾崎豊等メジャーな曲、そしてアニソン。
このチョイスはなんですか、オタク丸出しかと思ったらそうでもないじゃないですか。

爆音でパンクを聞きながら海岸線を走る真っ赤なマーチ号。

そして、とある峠に入ったところで休憩、ママーリ

マーチ号を降り、トイレを済まし、ふと周りを見やる。
そこに広がるのは緑の山、深い緑に覆われた山。
振り返れば自分達の通ってきた道、くねくねと曲がりながら海岸線を形作っている。

…吸い込まれそうな景色って言うのは、多分こう言う事なんだろうと思った。
蝉時雨。
ミンミンと響く蝉の声がとても心地良い。
そして、この旅の間、天気は晴れが続いていた。
じんわりとシャツと肌が張り付く感じと、そっと吹く風が心地よかった。

そうして、峠を越え、暫く行くと港町に出た。
「密漁禁止」
そんな看板が、「あぁ、本当に旅をしてんだな」と言う再認識をさせられた。
そこでふとガスメータを見ると、マーチ号瀕死Σ(゜Д゜;≡;゜д゜)

あわててガソリンスタンドを探す^^;
ありました、が、無人…
「御用の方はこのインターフォンをお押し下さい」
との事で、押してみる。

ガソリンスタンドなのに「ピンポ~ン♪」と言う民家の呼び鈴のような音。

Jと「来ねぇ・・・ここで給油できなかったらやべって」
等と慌てていたら

やってきたのはいかにも港の男って感じのお兄さん。

なるほど、漁協が片手間でやってるGSなのね。


危うく峠の真ん中でガス欠になる所を、港町で華麗に回避。
漁協に感謝感謝♪

そうして暫く走っていると見えてきたのは、とある看板

「展望台」

えぇもう、そりゃ行きましたよ。
この絶景を展望できるとなれば行くしかないでしょうさ。

いざ、展望台!
急勾配をゆっくりと登っていくと、もう既に海が見渡せる。
この時点で感無量の二人。

そして駐車場につき、下車する。

・・・ジリジリとした日差しが、夏である事を再度告げる。
先に見えるのは鉄で出来た階段だ。

登っていくとすぐに看板が見えてきた、標高が書いてあるのかと思いきや

「マムシに注意!!」




……

………あの、注意って?

うん、マムシね、毒蛇だね。
日本じゃメジャーな毒蛇ですよ、結構やばめな毒もってますね。
出るんですか?あぁそうですか。
何、もう引き返すにも先に進むにも大して距離変わんないよ?
ここで注意ですかorz

まぁ残念な事にマムシとのバトルはありませんでしたが、難なく展望台に到着。

見事に誰もいねぇし。

駐車場の時点で他に車も無かったんで予想は出来てましたが、見事に利用者の少なさを語る
寂れた展望台。

しかし、その絶景は筆舌にしがたいものがありました。

目の前に広がる日本海。
ブルーとライトグリーンがとても美しく、浅瀬とのグラデーションがすばらしい。
少し下を見やれば、自分達が先ほどまで居た国道。
ミニチュアサイズのトラックや自動車が走る様は、見てて不思議な感覚に囚われる。

そうして景色を堪能し、展望台から出て、少し歩く事に。
そこで事件は起こった…

マキ「なぁ、この景色はやべぇよな。」
J「うん、そうだねー!って…」

突然声を詰まらせるJ
その直後にドタドタ!と走る音が聞こえた。

慌てて振り向くとJが大きなハチに追われて、逃げていた!

タンタンタン、ガッ
(走る音)   (ちょっとジャンプ)

ダン!ダダン!
(階段を数段とばしで駆け下りるJ)

ダン!ドタ
(着地、そしてよろけるJ)

その様を上手く伝えられないのが悔しいです。
説明すると、大きなハチがイキナリ目の前に現れたJは
おどろいて後ろに仰け反りながら逃げたわけです。
その先にあったのが先ほどまで登っていた階段な訳で、当然走ってるJは
その階段に対応できず軽くジャンプしながら階段を駆け下りる状態に・・・

正直この時は肝が冷えましたね、事故になるんじゃないかと。
一歩間違えば急斜面の岩肌に転落ですよ^^;

J「いやー超びびった!ハチより階段が・・・」
下山後のJ氏の言葉より

続け