『初恋の人がホームレスに!京都東山、10年後の再会の果てに…』
内容
帰宅途中。。あや(名取裕子)は、若いスーツの男が包丁を万引きするのに遭遇。
慌てて追いかけて行くと。。。。すでに交番に男はいた。
「逮捕してくれ!」
中京署で池内(益岡徹)らが取り調べを行うことに。
男は、27歳の畑山逸平(柄本佑)。
昨年末派遣切りに遭い、今は無職。
生活に行き詰まり、逮捕されようと犯行に及んだよう。
ただ、、、“ホームレス”という言葉に敏感で、自分は違うと言いきる畑山。
どうやら“スーツ姿”にこだわっているようで、職がないだけと言う。
そんな畑山が、あやのもとに送致されてくる。
やはり「ホームレスではない」と言い切り、「仕事がないサラリーマン」と主張。
そしてあやに告げるのだった
「早く刑務所に入れてくれませんか?」と。
畑山の苦しみは理解したが、、、処分に困るあや。
やがて。。。。考えた末、あやは、起訴猶予の処分を決定する。
そして畑山に、携帯電話をプレゼントするのだった。
さすがに、高原(蟹江敬三)から、あやは注意を受けるが、
「どうしてもいたたまれなくて。..」と伝えるのだった。
やがて畑山が、あやの自宅を携帯について感謝の意を伝えにやってくる。
NPO代表・石橋和行(伊庭剛)から誘われているという。
生活保護を受けることを条件に寝場所を提供してくれると言うことだった。
緊急避難的には、仕方が無いと..あやは話すのだが、
ただ生活保護に抵抗があるらしい。
そして偶然、畑山の幼なじみ・山崎睦子(大村彩子)から連絡があり、
力になりたいと言っていたと、あやが伝えると
迷惑をかけたくないと言い、畑山は去って行くのだった。
そんな折、石橋が鉄パイプで襲撃される事件が発生する。
池内が、被疑者の田口(小野寺拓海)を取り調べたところ、
石橋により、生活保護費をピンハネされている事実が判明する。
貧困ビジネスの被害に遭っていた。
そして田口の所持品の中に、、、畑山に渡した携帯電話が!
畑山と田口が居たというアパートを訪ねるが、、、もぬけの殻。
ただ、京都の観光案内の本が一冊の超されていた。。。。。
もしかしたら、連絡が入っているのではと、睦子のもとを訪ねるが、
「今、出られない」と言われ。。。。奥には、夫・弘也(古澤蓮)が居るよう。
睦子の様子から、DVを受けている可能性が!
翌日、改めて、睦子から話を聞いたあや。
畑山の両親が、大阪にいると分かる。
そして京都で彷徨っていた理由も徐々に見え始め。。。。
敬称略
↑超メンドーなんですモード
いろいろなことを描くのは良いとは思うのですが、
なんていうか、、、、今回。。。ほんとに『京都地検の女』?
そんな印象である。
どちらかと言えば『迷宮案内』
たしかに、今シリーズは、
今作のような時事ネタを混ぜ込んだエピソードが多いですが。。。
それが、極まった感じですね。
まあ。。。印象としては、悪くは無いのです。
こういったエピもあっても良いと思います。
ただなんて言うか、
完全に、お節介おばさんの事件簿であって、それ以上では無い。
シュールさという意味でのオモシロ味はあっても、
ドラマとしてはイマイチの感じだ。
『これで終わりではありません、これからが始まりです』
悪くないんだけどね。。。ほんと。
娘・りんと重ねているのも、良い感じなのだ。
ホントは、ここをもう少し重ねれば、もっと良かったんですけどね。
どうも、ただのお節介にしか見えないのが、痛いところ。
実際、最も問題があるのは、
一部の登場人物が、あまりに唐突すぎて
ドラマとしては、まさに支離滅裂な印象を受けてしまうことである。
たとえば、DV話なんて、どうだって良いんですよね。
もちろん。。。。その妻に関しても、要るかいらないかで言えば
特に必要性は無い。
そう、、極論を言えば、鶴丸あやと今回のゲストの交流だけで十分に成立する。
もう少し練り込めば、秀作になった可能性が高いだけに
ちょっと、雑な印象が目についてしまった今回のエピである。
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第8話