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新・警視庁捜査一課9係season3(6) 第11話(最終回)

2011年09月14日 21時56分50秒 | 2011年ドラマ
『最期の銃弾』

内容
浅輪(井ノ原快彦)の警察学校の同期で、元警官・一条守(眞島秀和)の記事が、
雑誌に掲載されていた。。。射撃の名手で、、、ある大会で優勝したと。
ただ。。。勤務中のケガで、ほとんど耳が聞こえない一条。

その一条の元妻・西川恵(遊井亮子)が、浅輪に連絡を入れてくる。
息子・大樹(山田日向)が、誘拐されたという。
映像も残されていることから、事件と思われた。

直後、一条の元上司でもある
特殊犯捜査1係係長・笹岡総一郎(中村育二)らが駆けつけ、捜査が始まる。
すると調査の結果、脅迫メールが送りつけられていると分かる。
川手組組長・佐藤隆(木村栄)。。。および、主婦の長浜香織を殺せという。

その後、青柳(吹越満)矢沢(田口浩正)らが佐藤組長のもとを訪れると
いきなり、、、、佐藤は狙撃。。。なんとか、佐藤の命は助かったが。。。。

一方、村瀬(津田寛治)小宮山(羽田美智子)が長浜香織のもとへ。
香織だけでなく夫・健一(かなやす慶行)も、全く一条のことは知らないという。

そんななか、無関係そうな2人を殺せと言うことに違和感を感じる加納は、
両者に捜査を命じるとともに、、浅輪に、昔の事件について話を聞く。
2年前、一条が警官を辞めることになった理由について。

2年前、消費者金融会社“城東ファイナンス”で、立てこもり事件が発生した。
金を借りていた江田島聡(荒谷清水)が、ガソリンを店にまき、火をつけた。
それにより、店長の高野努は、死亡。
駆けつけた一条が、人質となっていた従業員の篠原真由美(中山忍)を助けたが
爆発に巻き込まれ、、、一条は耳が聞こえなくなってしまった。
何らかの関係があるのでは??と、加納は考えるが。。。。

そんな折、城東ファイナンスが佐藤の川手組のフロント企業と判明。
そのうえ佐藤は、ある刑事と繋がりがあるコトも分かってくる。
その一方で、香織の夫・健一の、、、かつての恋人のひとりが真由美だとわかる。

ようやく繋がりが見え始め、、、真由美を尾行すると。。。。


敬称略


今回は、総括気味で



お話は、

過去の事件が、引き起こした事件。。。。

という、定番のお話ですね。


まあ。。。真相自体は、バレバレなので、そこはいいとして。


ドラマとしては、
シッカリと事件モノの物語を描きながら、
そのなかに、『9係』の面々らしさが、それなりに盛り込まれた感じですね。


ほんとは、今回のようなカタチと匂いこそが、
本来目指すべき『9係』ですよね。

今シリーズになってから、
9係の面々のキャラが、それほど強調されなくなり
“普通の刑事”となってしまった。

それでも、なんとなく“らしく”見えていたのは、
俳優さんの演技力に他ならない。


もともと、
どちらかと言えば、“刑事の日常”が基本に描かれ、
その“ついで”に事件を解決している雰囲気だったのが初期の“9係”

だから、どうしても無理な流れもあり、
“検挙率ナンバーワン!”と言っているわりに、
その凄さが、伝わりにくかったのだ。

が、、、その後、
“事件も”、、、詳細に描かれるようになり、
“新”となってからは、ほとんど“日常”が描かれなくなった。

そう。特徴のあった作品が、普通になってしまったのだ。

それはそれで、刑事モノとしては悪くは無いが、
俳優さんの魅力や、キャラの魅力が活かされなくなり

その瞬間、、、“特徴”は、消え去ってしまっていた。


ドラマにとって“特徴”というのは、大切なことであり。
やはり、無くなれば、オモシロ味が消えるだけでなく、

ドラマに、新しい“無理”が生じてきます。

刑事モノとして、捻りのある物語を作ろうとするあまり、
今シリーズは、どのエピソードも
明らかに無駄なミスリードと引き延ばしが多く、

結果的に、“後付け”の解決になっていたことが多かった。

こうなると、、ドラマにオモシロ味が無くなるのは自明である。


もしも、“次”があるならば、
たとえベタなエピソードであっても良いから、
登場人物達を、もっと立たせて欲しい!!!

そうでないと、ほんとうに、勿体ないです。


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第11話(最終回)