『盤端の迷宮』
『美人棋士vs榎本!盤面が語る密室の謎』
内容
捜査一課の鴻野光男(宇梶剛士)刑事が、芹沢(佐藤浩市)を訪ねてくる。
芹沢のクライアントプロ棋士・竹脇伸平五段(ゆうぞう)が殺されたという。
ホテルの一室で殺されたのだが、携帯の履歴に残っていたのが芹沢だった。
守秘義務があるため、内容は話せないと芹沢が訴えると、
鴻野刑事。。。。。無くなった部屋が密室だったと告げる。
連絡を受けた純子(戸田恵梨香)は、榎本(大野智)と現場のホテルへ。
ホテルのスタッフによると、マスターキーで開けたという
そのとき、チェーンまでかかっていたと言うことだった。
話を聞いた榎本は、ドアを開けたとき、チェーンのため
ドア近くの遺体にはぶつからなかったことを認識する。
その後、竹脇の恋人で女流棋士の来栖奈穂子(相武紗季)が駆けつけ、
鴻野刑事は、遺留品が竹脇のモノであることを確認。
そこで榎本は、来栖が妙な行動を取ったのを見逃さなかった。
だが考えても解けない密室の謎、やがて榎本は、純子に告げる
「今回の密室には、動機というモノが、強く関係しているようです」
そのころ、来栖は、四段昇級をかけた対局があり、話題になっていた。
将棋会館へと向かった榎本と純子は、
来栖が稲垣真理(山下リオ)と話をしているのを目撃。
そんななか、来栖の対局が始まり、見守る榎本と純子。
そこにプロ棋士・中野秀哉四段(忍成修吾)が現れ、
竹脇を恨んでいる人間は沢山いると言われる。
プロ棋士・谷二郎八段(児玉頼信)もそのひとりだという。
榎本たちが谷に話を聞きに行くと、
毒島薫竜王(貴志祐介)も、そのひとりだと言われる。
ただ、毒島には、事件のあった日には、対局があったらしい。。。。
敬称略
一瞬、今回が、5~6話目かと錯覚を起こしてしまいました。
それくらい、
榎本と純子の距離感が近くなっているだけで無く、
それぞれのキャラを“すでに描いたあと”という印象で描ききっている。
で、よく見ると、、、第3話目!
ちょっと驚いてしまいました。
ということは。
原作でも、キャラがハッキリと確立していると言うことですね。
当然と言えば当然ですが。
それをドラマ、、、それも連ドラで“ありき”で描くのは、本来は難しい。
それなのに、
ちょっとした演出で、ふたりのキャラを丁寧に描いている。
ほんと、わずかなことだ。
微妙にイレギュラーだったこれまでに比べると、
これからを考えれば今回は、次への期待が高まるお話だったと思います。
ま、事件自体は、“どこかで。。。。”なのだが、
それは別に良いだろう。
密室事件を面白く表現しているのだから、それだけで十分。
1つ気になったのは、
芹沢の存在、、、かな。
原作にはいないキャラらしいが、
今回のような感じなら、いる必要性が。。。。
と同時に、ふしぎだったのは、鴻野刑事の存在。
ほんとは、この存在こそが、今作に必要キャラだったんじゃ?
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