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捜査地図の女 第7話最終回2時間スペシャル

2012年12月06日 20時46分19秒 | 2012年ドラマ

『さようなら…地図の女!
 京都~福井~東京、3つの殺人!
「京都の観光ルートを封鎖せよ!!
 嵐山~祇園~金閣寺…紅葉に潜む逃亡犯!東京へ福井へ3つの殺人の点と線!
 名門家元vs母、茶室の中の対決!!」

内容
京都市内の落合渓谷で、転落死体が発見される。
崖の上に残されていた被害者の車から、被害者が村井治子と判明。
状況から犯人に突き落とされたと考えられた。
現場にやって来た珠子(真矢みき)は、藪の中に細い隠れた道があると気づく。
道をでた場所に、防犯カメラを見つけ

治子は、高槻市内でブティックを経営。
携帯の最後の通話先は、不動産会社の関根芳信。元夫だった。
新しい店舗の打ち合わせをしていたらしい。

そんななか、防犯カメラから思わぬ人物が写っていると分かる
福井県警の堀江涼一(岡田浩暉)。。。成田(石黒賢)の親友の刑事だった。
昨日、会う予定会ったのだが、やってこなかったという。
合同捜査をきっかけに、京都に実家のある堀江の妻・美幸と3人で、
良く食事をしていたと言う事。
数ヶ月前に、病気で急死。墓のある京都に来る度に会っていたという成田。

気になった成田が県警に連絡を入れ、珠子とともに堀江から事情を聞く事に。
墓参りの帰り、貧血で苦しむ女性(村井美樹)を見つけ、家に送っていたという。
その家からの帰り道を歩いて降りてきたところが。。。その道だった。
堀江を連れ、その女性の家へと向かうと。
そこにいたのは、、、、昨日の女性では無く、染色作家・三上響子(東風万智子)
女性については知らないという響子。

堀江が嘘をついているのか?それとも。。。

その後、堀江と治子について調べていたところ意外な接点が浮上する。
今年、福井で発生した強盗殺人事件の被害者・小山勝代(茅島成美)。
勝代は、治子の姉。。。。事件を捜査していたのが、堀江だった。

事件について調べていた成田は、
最初に容疑をかけられたタクシー運転手・滝沢俊紀(賀集利樹)が
堀江の知り合いだったと知る。
珠子と成田が、滝沢に事情を聞きに行くと。
再び疑われた事を憤慨しているようで“何も分かってない”と意味深な言葉を
珠子達に投げつける滝沢。

やがて響子と滝沢が、
“汗水たらして働いて、自分の足で立って生きていく”
と同じようなことを言っていた事。
そして同い年。。。。何かあると調べていくと。。。やはり同級生だった。
謎の女性の正体も同じ同級生の浅野翠と判明する。
子供の頃、3人は、勝代と親しくしていた。。。



内容2
ある日、警視庁から捜査の協力要請が入る
東京で飲食店オーナー・三輪徹が殺された。
殺したのは共同経営者の宗方亮介(福士誠治)
防犯カメラなどの映像から恋人の大島悦子(上原美佐)と京都へと逃げたと判明。
珠子は、宗方の名を聞き、、、茶道“宗方流”を思い出す。
そう。亮介は家元・史子(東ちづる)の息子だった。

史子に事情を聞きに行った珠子達だが、10年前に亮介は逃げたというばかり。
そんなとき、叔父・満の話と、亮介の目撃情報から、
亮介達が、京都市内の観光名所ばかりを歩いていると分かってくる。
それも。。。池がある場所ばかり。
亡き父・京一(蟷螂襲)と関係があるらしいが。。。。


敬称略



この枠の定番のカタチ。。。。2時間スペシャル。。そして2本立てである。


前半は、独特の風習を上手く使った事件ですね。

ラストの刑事たちの大集合には、参ったが。

それでも、地図を利用して、京都の風習を利用

いままでで、いちばん良いエピソードだったと思います

本来は、、、、“これ”が、今作らしさ。。。だよね。


さて後半。悪くないエピソードではあるのだが。

もう少し、地図を利用しても良かったかな。

観光地の特徴というポイントは、オモシロ味があるとは思いますが。

なんていうか。。。ファンタジーでも無い限り
そこから広げるのは。。。。ベタ展開しか無く。。。。

ちょっと残念な感じ。

最終的な結末も、少し強引だったかな。

他にも細かい部分で、ツッコミどころ満載である。



ここまで表現してきた、若干、耳障りな演出も消えて、
普通の刑事モノに。

まあ。それはそれで良いと思いますが

結局、

最後まで、

どういうカタチの物語を作るかで、かなり迷走していた感じですね。

それ以上に、
主人公の“らしさ”が表現しきれなかったのが、痛いところだ。


この枠の作品群からすると、見きり発車をしたとは考えられませんが

それでも、そう感じてしまうのは、

今作の特徴らしい特徴が、イマイチ見えなかった事だ。

あえて、特徴があったとすると。。。

通常のドラマとは少し違った構成になっていた事かな。

見せない部分が存在するのだ。

もちろん、
全てを表現する必要は無いのだが。
この“見せない部分”というのが
主人公達が捜査する、かなり重要な部分なのだ。

もしも、これが
何らかの事を、他に表現するため。。。というのなら、まだ分かるが。

そういうことではなく、
今作らしさ。。。として表現、構成していた印象がある事だ。

間違いなく、“狙っている”のだ。

本来。
主人公の視点を楽しむ事に刑事モノドラマの面白さがあるのに

その部分を消してしまうと、面白さが消えると言っても過言では無い。


もう少し、カタチを作り直し、キャラをシッカリ表現すれば、
続編があっても良いだろうけどね。。。。。。ほぼリニューアルだけど(苦笑)

きっと、
良くある2時間サスペンスと差別化を考えていたのでしょうけどね。。。。

でもね

後半なんて。中村梅雀さんが喋れば喋るほど、《赤かぶ》になってるよ。。。。



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