『ピラニアを愛した容疑者』
『ピラニアの恐怖!孤独な刑事とコイする動物オタク』
内容
独居老人が殺された事件の資料を、“いきもの係”に持ってくる石松(三浦翔平)
現場は、先日から、公園の池にピラニアが放流され騒ぎになっている場所。
何か関係があるかもしれないと、須藤(渡部篤郎)に告げる。
被害者・川田道明(秋間登)が飼っていたのがピラニアだったのだ。
すぐさま、保護のため須藤と圭子(橋本環奈)は、被害者宅へ。
日塔(長谷川朝晴)から煙たがられる須藤は、
水槽の底にある物をとるよう指示されるのだった。
戸惑っていると、アッサリ圭子がとってしまう。宅配会社の社章のよう。
その後、石松から状況の説明を受ける須藤。
川田は絞殺されていたこと。
第一発見者戸村滋之(坪谷隆寛)は、川田のピラニアを見せてもらおうとしたと。
そのとき、発見したと言うことだが、ピラニアの飼育でもめていたこともアリ、
動機もあるという。近くの公園の防犯カメラには、戸村が家に石を投げつける姿。
そのため、警察は、戸村を容疑者とみているという。
事件の2週間前にピラニア騒動があったことも、戸村への疑いの目となっていた。
話を聞き終えた須藤は、出来すぎていると口にする。
一方で、圭子は、ピラニアの飼育状態が悪いことを指摘する。
ベテランの飼育者とは思えないと。
そこで付近で、ピラニアを扱うペットショップを訪ね、
オーナーの草野(夕輝壽太)から話を聞くことに。
草野は、川田のことを、良く知っているようで。。。。
敬称略
いままでも、“ハードボイルド”風の要素を混ぜ込まれていたが、
あくまでも“ハードボイルド”だったのだ。
しかし、今回は、それを利用しつつ。。。コミカルに転換。
まあ、いままでも無かった雰囲気では無いが、
主人公の過去のこともあって、その使い方が中途半端だったのだ。
が、今回は、シッカリと、コミカルに描ききった。
単純なことだけど、作品全体に漂う作風を一定にするには、当然の行動ですね。
これ、須藤だけで無く、圭子も同じ。
圭子の特異性をシッカリ表現しきっている。
細かいところまで、やりきっている。
面白いと感じるかどうかは、好みの部分が有るので、なんとも言い難いが。
たとえば、ラストの事件解決の部分なんて!
面白味だけで無く、捻りまである。なかなか凄いです。
話数は経てしまっているが、前々回アタリから、かなり安定してきたのは事実。
初回から、これくらいならば、違ったかもね。
いっそ、“木10”で放送すれば良かっただろうに。。。。