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それでも、生きてゆく 第1話 禁断の出逢い…

2011年07月07日 22時58分47秒 | 2011年ドラマ

『禁断の出逢い…』

内容
1996年夏
深見達彦(柄本明)響子(大竹しのぶ)の娘・亜季(信太真妃)が行方不明に!
妹の世話を頼まれていた洋貴、耕平は、、、知らないと。。。
そして数日後、三日月湖で亜季の遺体が上がる。
殺したのは中学生。。。。。洋貴の友人・三崎文哉だった。

そして15年後。
洋貴(瑛太)は、父・達彦の営む釣り船屋「ふかみ」の手伝いをしていた。
そんななか、達彦が病で倒れる。
「あとは上手くやってくれ」と洋貴に告げる達彦。


そのころ、父・三崎駿輔(時任三郎)母・遠山隆美(風吹ジュン)が、
形式的に離婚し、遠山性を名乗る双葉(満島ひかり)は、苦しんでいた。
兄がしでかしたことで、いつまでもついて回り。
父は仕事が続かず、双葉も恋人どころか、友人さえ出来ずにいた。
事件を知らない妹・灯里(福田麻由子)は、楽観的だが、
父・駿輔と、、、寝たきりの祖母・泰子がいるため、
どれだけ引っ越しても、すぐにバレてしまい、、また引っ越す暮らしをしていた。


そんななか、「ふかみ」に1人の女性が現れる。
食事が食べたいという。。。。
洋貴は、よくある自殺志願者だと考え、とりあえず、カップ麺を渡すが。。。
彼女こそ、、、双葉だった。

そこに弟・耕平(田中圭)が、父・達彦を連れ帰宅。
離婚した妻・響子に会いたいと現れたという。
日垣由佳(村川絵梨)の婿養子となり、
母とともに義父・誠次(段田安則)に世話になっている身。
迷惑をかけたくないと、耕平が連れてきたのだった。

その後、眠った達彦を残し、女性を食事に誘いファミレスに出かけた洋貴。
「ふかみ」で見たビデオテープのことを双葉が、洋貴に質問すると、
洋貴は、重い口を開ける。、、、妹・亜季が殺されたと。。。。。

洋貴“思い出せないんですよね。このごろ、亜季の顔。
   だんだん分からなくなってきて。。。。
双葉“なんで、会ったばかりの私にそう言う話を?
洋貴“何か、同じようなの感じて。。。。
   同じ目に遭ったことあるんじゃ無いかって?何か被害者的な。”



敬称略


公式HP
http://wwwz.fujitv.co.jp/ikiteyuku/


脚本は、坂元裕二さん

まあ。。。この時点で、好みが分かれてしまうのは言うまでもありません。

このハードルは、ホント高いですよね。

いや、この場合は、『壁』と言うべきだろうか。



そこはさておき。

物語は、

友人に妹を殺された青年。。。
そしてその友人の妹が、“再会”する。

被害者家族の苦しみ、加害者家族の苦しみ
両者の苦しみを描きながら、


“悲劇を乗り越え希望を見いだす家族の物語”(公式HP)

に、、、なるようだ。。。いや、なってほしい。



初回の今回。

事件を描き。。。
少年事件と言う事もあり、いっそうの苦しみを味わう被害者一家。

一方で、兄のために、全てを失っている加害者一家

それぞれの姿、、そして苦しみは、
かなり丁寧に描かれた印象である。

そして今回は、
被害者家族の苦しみを知る、、、犯人の妹・双葉。


俳優さんが、良い感じであるだけでなく、
双葉との距離感の描き方が秀逸で、なかなか良かったですね。

細かい部分も含めた演出が、ほんと丁寧ですし。

俳優さんの演技で魅せているのが、よく伝わってきます。


正直、
内容の重さで、魅せられていると言うよりも、

描かれる登場人物の心の機微に魅せられている。
その演出に魅せられている。

そんな感じでしょうか。

音楽が重すぎないのも、“希望”へ向かうための演出なのでしょう。

映像の美しさも、ホント良い感じ。


久々に、内容以外の部分で、
ホントの意味で、ドラマに魅せられている私である。


しかし、今作。。。どこに落としてくるんだろ。
実を言うと、先日まで“わたしたちの教科書”を観ていたところなので

坂元裕二さんが、落としてくる部分に対する期待度が高い。

被害者だけでなく、加害者も描いていますからね。

数字は、あまりとれない可能性もあるでしょうが、
それでも、オチ次第で名作となる可能性は高いですよね





最後にどうでも良いことをヒトコト。

今作を見ていると、そのキャスティング故、
何のドラマを観ているのか分からなくなってしまいました。



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