「最後のまさか…さよならドーナツホール」
内容
警察に出頭した真紀(松たか子)
それにより、“カルテットドーナツホール”は終わってしまう。
1年後、別府(松田龍平)家森(高橋一生)すずめ(満島ひかり)は、
新しいバイオリンとして大橋絵茉を招くが。。。。
3人は、それぞれの道を歩み始めていた。
敬称略
最後まで、坂元裕二ワールドでしたね。
もう、どこに落としてくるのか、全く見えない状態で(笑)
それにしても、
今作って、よく、ここまで走りきりましたよね。
そもそも、
坂元裕二さんの作品は、独特の雰囲気と展開で、
好みの差が大きく現れる作品なのである。
そう。ハードルが高い!
しかし、今作。
雰囲気を残しつつ、ハードルを下げず、
。。。踏み台を用意してきた。。。っていう感じでしょうか。
そう。
ハードルは高いんだけど、
演出と俳優により、ハードルを越えやすくしてきたのだ。
正直、この方法。
個人的には、目から鱗が落ちた感じ。
独特の雰囲気を薄くしないって言うのは、ほんとうに凄いことです。
ここ数年だけで考えても、
話題性のある作品を、いくつも生み出してきているのだが。
しかし、独特の雰囲気を残しまくった作品は、
その特殊な設定などが話題になっても、
ハードルが高すぎて、万人受けしない状態だった。
まあ、
《Mother》のように、意外な方向へと進んでいった作品もありますけどね!
今作にしても、万人受けしているとまでは、いいませんが。
馴染みやすかったのは事実。
そうなったのは、演出と俳優の力なのは、間違いない。
ほんとうに、よく頑張った作品だと言えるでしょう。