「嘘をつく遺体vs解剖室の女帝」
内容
とあるホテルで、不審死が発生した。
捜査一課の富田肇(和田正人)らが、現場検証する中、
妙な女が、現場に踏み込んでくる。
女は、状況から、腹上死では無く、殺人の可能性に言及し、
その場を去って行くのだった。
それからすぐに、捜査一課の屋敷一郎(佐々木蔵之介)と、
中央監察医務院の監察医・印田恭子(真矢みき)補佐・保阪博(でんでん)が
現場の到着し。。。。早速、検視を始める恭子。
その恭子から出る言葉に、富田らは困惑する。
謎の女と、全く同じだった。
恭子の言葉を聞いた屋敷は、通報してきた女性に事情聴取することを告げる。
その後、恭子らが、監察医務院に帰ると、妙な女がいた。
ホテルですれ違った女。。。。
部長監察医、泉澤郁夫(生瀬勝久)によると、
本日付けで着任した監察医・松本真央(武井咲)だという。
10歳で渡米、飛び級で15歳で大学入学資格を得て、16で入学した天才。
大学では、年100体以上の解剖を続けていたらしい。
自己紹介も満足にしないまま、真央は泉澤をプロファイリングするなど、
一同を困惑させてしまう。
そんななか、建設現場で転落したと思われる三神忠勝(斎藤歩)の
死因が納得出来ないと、妻・珠江がやってくる。
解剖すれば死因が分かるなら解剖して欲しいと。
監察医の岩松正彦(六角精児)は、順番があると断りを入れるが、
全ての仕事が終わった直後にもかかわらず、
ノルマのため解剖をすると真央が言い始め、渋々、岩松は解剖をはじめる。
が。。。途中で、岩松が辞めたことで、真央が解剖を続けていき。。。。
事故だと思われた案件に、事件の可能性が浮上。
敬称略
脚本は、大石静さん
お話は。。。。変わり者の監察医。。。の話らしい。
そう。どこかで聞いたようなネタである。
“この先生、生きてる人に興味ないんです”
ただ。。数日前に他局の《ラスト・ドクター》を見ていなければ、
普通に見ることが出来る作品だと思いますが。
見ていると。。。今作の主人公。
“変わり者”と言っていますが、。。。“普通”にしか見えないんですけど!
なんていうか。。。真面目?(笑)
刑事のキャラ、佐々木蔵之介さんが、際だっているので、
そこを中心に考えて、
一種の刑事モノ、事件モノと考えれば、普通に見ることが出来る感じ。
だよなあ。。。
監察医のドラマに見えないモン
刑事に上司なんか登場させたら、そこが強調されてしまうし。。。
そこが、今作のネックかもしれませんね。
そして、第二のネックが。。。。今作、縦軸で、主人公の過去を混ぜていること。
きっと、小出しにしてくるのだろうけど、
今の描き方だと、よっぽど上手く描いてこないと、
不自然な印象になりかねないでしょうね。
面白くないんじゃ無い。
ただ“芯”が見えないだけ。
事件を含め、ドタバタする程度なら、どうってコト無いのに
それ以外の描写が多すぎるんですよね。
不満がどうとか、こうとか。。。ってね。
それ、メインの話に関係が無いんだから、
別に盛り込む必要って無いんですよね。。。
監察医の活躍を描くだけで、良いと思うんだけど。。。。