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夜のせんせい 第10話(最終回)

2014年03月21日 22時49分05秒 | 2014年ドラマ

「卒業式ボイコット!秘められた過去と友達の死、涙の告白」

内容
突如、大澤(山本耕史)が、クラスの1人1人に手紙を残し姿を消してしまう。
それでも桜(観月ありさ)は、クラスのみんなに伝える。
「みんなで、絶対卒業するから」

そんななか外内(笹野高史)から、大澤が暴力団・極栄会の構成員と知らされる。
現在、他の組と抗争中で、そのために辞めたのではと言うことだった。
事情を聞いても桜は、上武の協力で大澤を捜し。。。。ようやく見つけ出す。
退学届を突きつけ、受け取れないと告げる桜。
しかし、大澤は、退学したの一点張り。

その後の調べで、大澤が見張っていたのが、
対立組織の組長・長沼誠二と判明する。
やはり。。。と感じ取った桜は、大澤の説得を試みる。
「私、絶対、許さないからね。命懸けで、止めるから!」

一方で、外内たちも大澤の説得に動き始め。。。。

敬称略



後半戦は、ほぼ週替わり主人公の短編モノだった今作。

さすがに、最終回になると、

主人公が前に出てきて、ダブル主人公の様相である。


桜のこと。。。そして、大澤のことをたくさん盛り込んできましたね。

過去をみんなで共有する演出も、

いままでとは、少し捻ってきましたね。


連ドラですから、こういうことは大切。

同じコトをやっちゃうとね。。。。


最終的に“桜ジャパン”で、作戦決行!

ドラマとして、良い魅せ方だったと思います。



ここからは、総括気味で

正直。今作が始まった時点で、

“どういう方向に向かうか?”が、サッパリ分からなかった。


定時制だけど、定番の“学園モノ”にするのか?

それとも。。。思い切って“群像劇”にするのか?


俳優を揃えているので、後者の可能性が高いワケなのですが。

それでも、名前があまり知られていない若手を使ってるんじゃ無いので、

後者で描くのも、かなり難易度が高い。


こうなると、目立つキャラだけに絞り込むのか?


などと。。。

視聴前。。そして、序盤でも、ずっと思っていたのである。

が、気が付くと、基本的に後者で、

主人公さえ、主人公の役割を果たさず、登場人物のひとりに。

かなり奇妙な構成の物語になっていたと思います。

絞り込んでいるようで、

バランス良く、全員を描く群像劇。。。でしょうか。


最終的に、ほぼ全員のキャラが印象に残っていますからね。

いちばん薄いのは。。。。主人公の桜か?(笑)


完全に、林宏司さんの脚本の勝利だと言えるでしょう。

そして当然、演出、俳優も、上手く噛み合っていましたね。


数字のこと、世間的な評判を含めて、

それほどではありませんでしたが、

間違いなく、今期のドラマの中だけでなく、近年のドラマのなかでも、

上位に入る良作、傑作に仕上がっていたと思います。