『名前のない金』
内容
高校の同窓会で再会した岡崎木綿子(水野真紀)と中条亜紀(西田尚美)
仲間達の話題は、梅澤梨花(原田知世)のことでもちきりだった。
パート先の銀行から、1億もの金を横領したのだ。
すると木綿子が、梨花は正義の人だと同窓生をたしなめるのだが、
近づいてきた亜紀は、実は。。。と、2年ほど前まで梨花と会っていた告げ、
責任を感じていると口にする。
梨花に焦りを見た亜紀が、仕事でもやってみればと勧めたという。
夫・正文(光石研)と2人暮らしの梨花。
ある日、思い切って、悩みを打ち明け、正文の優しさを知るのだが、
一方で、正文の何気ない言葉が、梨花を傷つけてしまう。
敬称略
原作は当然未読。
脚本は、篠崎絵里子さん。
演出は。。。今回は、黛りんたろうさん
“必要とされないのは、存在する意味が無い”
と考えていた1人の女性。
夫との2人暮らしに不満は無いモノの満たされない思いもあった。
“あなたは、私を必要としてくれてるの?”
そんなとき、ふとしたことがきっかけで。。。。
って感じか。
ドラマとして、かなり丁寧だし。
ホントに良い感じで魅せてきていますね。
このあたり、さすが。。。ってところか。
脚本、演出が、上手く噛み合っている印象。
テーマ自体も“ドラマ10”らしい感じだし。
結末がどこにあるのか分かりませんが、結末次第で傑作かな。。。
ただ、1つ疑問もある。
何気なく見ていると、ただのベタな恋バナに見えるんですよね。
しかし、その一方で、必要不要という深いテーマも見え隠れしているし。
もちろん、両者が噛み合わないわけではないが、
前者の恋バナだけだと、モノローグを多用するほどのモノでも無いんですよね。
かといって、後者だけだと、重すぎるし。
。。。。やっぱり、結末を見なければ、良く分からないかな。