松ちゃんの水彩画日記

松ちゃんが水彩画を始めたのは2009年3月の終わり頃-。
それから愉快な人たちとの出会いもあり、水彩画の魅力に堕ちて…

薄香

2012-09-05 20:20:00 | ドライブ
この平戸大橋を渡れば10分もあれば薄香に着くはず


ほどなく走り 「薄香入口」 を右に折れるともうすぐ


緩やかな狭い道を下って行くと小さな漁港が目の前に…


とある場所に車を停めて辺りを見回していると 同世代と思われる一人の男性が近づいて
「ロケ地の見学ですか?」 松ちゃん 「そうですが…」 と応えると
「10分程度でよかったら案内しますよ」 「えっ! ホントですか お願いします」

歩きながら彼は言った 「大きいトラックが10台くらいかな撮影機材を積んで来たとですよ」
「10台もですか?」 と言うと 「大道具小道具に衣装など撮影に必要な物全部積んで来たようですね」
台風や散骨のシーンなどの撮影の裏話をいろいろと話してもらえた
それから健さんや共演者らの素顔を語るその横顔が嬉しそうに見えた

倉島英二が散骨するために船を出しほしいと頼んだ漁協
ここでは持ち込んだ大道具小道具を大掛かりにセットしたらしい


倉島英二が泊った濱崎食堂


実際のロケではこの食堂の横の空き地に入り口だけのセットを造作したという


倉島英二が妻洋子から局留めで送られた手紙を受け取った薄香郵便局
実は薄香公民館… 入口右側にポストを設置して郵便局に変身させての撮影


昭和初期の雰囲気が漂う狭いこの路地の先に富永写真館が


富永写真館は妻洋子の実家


倉島英二が散骨するために乗船した漁船


平戸は映画館はないという
そこで健さんは撮影に協力してもらった地元民へのお礼として
東京から映写機と技師を呼び寄せて無料の試写会を行ったという
さすが健さんだね (*^_^*)

健さんの東映時代からの映画の話もしてたら10分程度が30分近くも経っていた
この間すれ違う幾人かの人たちがにこやかに会釈してくれた
薄香は小さな漁港でおそらくは路線バスは通ってないようだ
歩いたかぎりスーパーもコンビニも見当たらなかった
何かと不便なのかもしれないけど優しく寄り添った生活があるように思えた

帰りに坂を上がりきった場所に車を停めて振り返った
小さな薄香の家並みがさらに小さく見えた


「あなたへ」 もう一度観にいこう。。。

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