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And This Is Not Elf Land

JERSEY BOYS:BWのマチネ①

ちょっとキャスト・チェンジがありました…

嗚呼、面倒なことになりそう。

順を追ってお話しいたしますと

昨年10月からブロードウェー(BW)のマチネに出ていたドミニク・スカリョーネ・ジュニアは来週からシカゴのメインとなります。ドミニクは、実際のフォー・シーズンズのメンバーたちと同じくニュージャージー、ベルヴィル出身のイタリア系で、地元の人たちや友人たちがマチネに詰めかけて盛り上がったそうで、まさにマチネ・アイドルだったようです。また、このドミニク君は本格的に声楽もやっていたようで、ファンサイトの掲示板でも、そのパワフルな声がちょっとした評判になっていました。

これまでシカゴのメインであり、私が「(BWとシカゴを合わせて)とてつもない回数を」観てしまったというコーリー・グラントは、当初からシカゴに出るのは6ヶ月間で、その後はNYに戻って、現在進行中の(本人もクリエイターとして関わっている)ミュージカルに主演するための準備にかかるという「噂」だったので、私も「ナ~イス、それがいい!」(←だって、私はこれで暫くJBを観れそうにないし…)と思っていたんですけどね↓ ↓ ↓

ところが、彼はしばらくBWのマチネに出るそうじゃありませんか。

はぁ~?勘弁してよ…こういう話になれば「もうちょっと記録を更新しようか~」なんて思いが頭をもたげてまいりますよ。しばらくは、日本の田舎で隠遁同然の暮らしをするつもりだったのに…どうしてくれるんだ(!)でも「マチネ狙い」でNYへ行くなんて、ちょっと「無謀」過ぎますよね(汗)キャスト変更なんてしょっちゅうあるんだし…(っていうか、NYに行くとしても、メインのジャロッド・スペクターで観ればいい話!「作品のファン」を貫くつもりならね…)


それでですね、こちらのブログも最近”jersey boys”で検索していらっしゃる方が多くて…それに「プラス一言」で検索してこられる方もあって、その「プラス一言」が、「ハハハ、そう来ますか」だったり「はぁ?」だったり「んん~…」だったりするわけです。いずれにしても、皆さん、JERSEY BOYSはどのようなショーなのか知りたくてリサーチしていらっしゃるものだと思われます。今は円高でアメリカへは行きやすいですし、チケットも、一時よりは、取りやすくなっていますしね。

で、わたくし
ここで改めて、自分のJERSEY BOYSに対する考え方を述べさせていただきます…

JERSEY BOYS(以下JB)は、日本人が見ても、さほど面白くありません。(おお、言い切っちゃたよ…汗)「ジュークボックス・ミュージカル」とは言っても、ストリーは台詞で進行します。そして、この台詞が分からないと展開が意味不明になります。それでもって、ここの台詞はノン・ネイティブには難しすぎる。

日本人にも馴染みがあるフォー・シーズンズの曲が歌われると言っても、フルコーラスで歌われるのは「君の瞳に恋してる」「December '63~Oh, What a Night!」ぐらいです。後はワンコーラスほど歌われるだけです。それらがストリー進行の中に巧みに、テンポよく組み入れられているにすぎません。(もっとも、そこがこの作品の素晴らしいところですが)

「ジュークボックス」というのは、コインを入れると、一つの曲をフルコーラスで聴かせてくれて、リスナーを満足させてくれるものでしたが、JBは「ジュークボックスの曲をいい所で切ってしまうミュージカル」なのです。だから、このショーについては「ストリーが分からなくても、曲だけ楽しめばいい」というのは、私に言わせれば「甚だしく的外れ」!



しかし(ここからが大事)「ミュージカル」である以上、英語力がネイティブ並ではなくても、それを大した障壁ともせずに楽しむことはできます。

でも、それには条件があるでしょう。

①アメリカのポピュラー音楽に強い思い入れがある。
②日ごろから舞台に馴染んでいて、演出の面白さに着目できる。
③何でもいいから、若い男が出てくる話が好きだ。(!?)

ですから、
繰り返しますが、
英語力に自信がなくて①②③にも当てはまらない方にはお勧めできません。

それでも、人気作を一度見ておきたい方は、日本語ショートランスを借りる(有料)という方法もあります。




ええと…で、何の話でしたっけ??

ああ、BWのマチネにコーリー・グラントが戻ってくるという話ね…

ただ、この話はまだオフィシャルなアナウンスメントがないので、グラント君関連の粘着記事は、はっきりしたことが決まってからにします。マチネに出ていれば、観劇・観光目的でNYを訪れる日本人の目に触れることもありましょうし、私なりのコーリー・グラントasフランキー・ヴァリを語らせていただきます。

To be continued

コメント一覧

master of my domain aka Elaine's
heatherさま、おはようございます。
ドミニクは将来的にはBWのメインになって、JBを背負っていくような感じですね。
コーリーについては、もうJBから足を洗ってほしいんですけどこの人は、歌は要求されているレベルはクリアしているけど、特に上手くはありません。むしろ、凄いのは芝居力です。
ただ、私は「小田和正、徳永英明、稲垣潤一」のうちで、ぶっちぎりで稲垣さんが好き!…という(世間では少数派の)人間なので…私の好みを他の方に推奨してよいものか…ちょっと躊躇はあります
heather
おー、ドミニクさん、シカゴに移っちゃうんですね。これは栄転?私は彼のフランキーしか見ていませんが、キュートで印象的でした。歌も上手だったし。

まだJBの本が届いていないし、キャストが全く同じならば6月はJBを見送ろうかなと思っていたのですが、Elaine'sさんがハマッたコーリー・グラントさんに代わるのならば、見てみたいなぁと思います。

あー、でもこの作品の魅力は練り上げられた台本が占める部分が多いから、やっぱり本が届いてしっかり読み込んでから見に行ったほうが絶対に楽しいですね。
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