LAベイツフック社、フック社長のプレゼンテーション。氏はad:tech東京にもスピーカーとして来日していただいたので、ご存知の方もいらっしゃるかと。ただし、彼の今回の話は東京開催時の語りとは少し違っていて、エージェンシー人材スキルについて。
まず、米国大手広告代理店DDB社長の言葉を引用し、最早。現状エージェンシースキルは企業マーケティングに全く役に立たない状況になっているよとおさらい確認。
次にファロン社MDから引用
「大型タンカーのようなエージェンシービジネスモデルは終わった。クライアントは、小さな集団によるきめの細かい問題解決サービスを求めている。」
そして次にパブリシス・チェアマンは・・・
「変われ、変われ、さもないとエージェンシーの将来選択岐はひどいことになるぞ。」
フック社長、実はそんなに激しい方だったんすね。というのは、このセッションに参加しているのはエージェンシー幹部約100人。当事者を前に、物事をはっきり言うのはいかにも米国的で、部屋の空気は、とりわけ明るい。
さて、氏は現在複雑に絡み合うエージェンシービジネスモデルに必要な要素を定義しました。
エージェンシー同士の協力体制が変革への鍵
1.クライアントとのリレーションシップ
2.チーム内のリレーションシップ
3.4つのC
culture,cooperation,continuity,communication
エージェンシーの独自文化、エージェンシー同士の協力体制、ロングスパン志向、エージェンシー同士のコミュニケーション。
4.トレーニングとツール群(新しいツールを使いこなせること)
5.グローバル広域展開とローカル知識を合わせもつこと。
そして、氏は具体的に何のスキルが現状不足しており、解決すべきなのかを論じてくれました。