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魔の三角地帯を生き抜くには?iMedia エージェンシーサミット

2010-12-15 11:26:47 | digital marketing

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Terence Kawaja氏が基調講演に登場しました。氏は、グローバルカンパニーの経営者に対して経営アドバイスをしている経験が20年以上、そしてデジタルメディアに明るいスピーカーとしてさまざまなカンファレンスに登壇しています。元はCITIグループでM&A責任者を務めていたとのこと、落ち着いた語り口でゆっくり話始めました。

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「バミューダ魔の三角地帯は、ミステリアスであり、破壊的であり、そして架空の神話ですよね。企業をめぐる現代のメディア環境の変化そのものを例えいます。そのなかでいかに生き抜いていくのか?これが今回のテーマです。ただし、いいですか?この3番目の架空の神話というワードは、除いておきましょう。なぜなら現実なのですから。」

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メディアの進化から革命までと題されたマトリクス

90年代以前
トラディショナルであり、TVやプリント媒体をプッシュ型で広く活用していくことが重要。TV局が雑誌が強く、大きな予算が必要。広告会社は強力。

90年以降
ケーブルTV、特別な雑誌の登場によってターゲットに対してプッシュ型出稿。この分野では、現代も広告会社モデルは強い。

95年から
オンライン広告が登場、コンシューマは無限のメディア環境を獲得。ROIベースでプル型施策が有効。予算は小規模でも可能。ここでは広告会社は少し弱くなった。

2008年以降
ソーシャルメディア、モバイル、ジオメディア(位置情報システム)、リアルメディアが姿をあらわす。低予算でリアルタイム、パーソナライズドなプッシュアプローチが可能な環境。広告ビジネスモデルはデータに基づく出稿。しかも成長がとても速い。この分野では広告会社は必要?

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「テクノロジーの革新はトラディショナルな関係を変えましたね。」

マーケター→エージェンシー→メディア→コンシューマー

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「この図のようにマーケッターがダイレクトにコンシューマーと関係を持つようになっていきているところが注目されています。」

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「このような時代になると、有名な広告ドラマMADMENの主人公は、お酒を飲みながら仕事をするスタイルでしたけど・・・」

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「このようにグラスを計算機に持ちかえなければなりませんね。そしたらマッドメンじゃなくてマスメンですね。ハハハ!」


※つづき


テーマはバミューダ魔の三角地帯   iMedia エージェンシーサミット

2010-12-15 05:25:47 | digital marketing

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会場が暗転しキーノートの開始です。400名出席。

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ホストとして舞台に登場したのは、なんと広告主。レッドブル社デジタルマーケティング責任者のケビンさんです。彼はとても陽気に会場を盛り上げます。

「iMediaにはベストエージェンシーの素敵な方々がいらっしゃるので期待してます。バミューダ魔の三角地帯のようなメディア環境に我々はいますよね。でも”バミューダトライアングル”は私にとって迷うものという意味ではありません。」

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「ただし、この環境のなかで正しい方法を施行していくのは、過去と比較してとても難しいことでしょう。メディアパワーは不明瞭になってきました。ポータルやサーチエンジンは、ユーザーにとって、もはやスタート地点ではありません。そして、デジタルパブリッシャーは、ここ5年間で想像できないほど、複雑に組み合わされてきています。我々ブランド(広告主)サイドは、今やパブリッシャーなのです。独自のエンタテインメントコンテンツを創ったり配信してきています。Chaose混沌とした状況は、逆にチャンスでもあります。皆で協力しあって素晴らしい方法を見つけて行こうではありませんか?」

日本も担当地区にはいっているというケビン氏。彼は、デジタルに非常に強いスキルを持っています。ぜひ氏のサイトをご覧になってください。このような人材が責任者を務めているとたくましいと感じました。まさしく本物です。

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