北京アドテック
初日の基調講演をご紹介したい
Keynote Solo-Presentation Theme: The Realities of Online Communities in China
Keynote Moderator:
William Bean, Partner, Softbank China & India Holdings
KEYNOTE SPEAKER:
Martin Lau, President, Tencent
William Bean, Partner, Softbank China & India Holdings
要約：
オンライン広告は2007年、広告費全体のの4.3％。
テレビは61％ものシェアを占めている。
しかしインターネットの割合は増加傾向である。
SNSは活況である
都市圏に在住している若い世代の69％がＳＮＳを利用している。
一人につき、平均37人のネット上の友だちがいる
米国の平均18人より多いところに注目できる。
インターネットは中国人にとって、人と関わったり、社会的な生活を送る上で、かなり重要な道具となってきている
中国では、音楽のデジタル化が進んでいる
中国ではほとんどの人がダウンロードで音楽を楽しむ
米国の32%に比較すると約2倍の割合である
ゲームユーザーの81％が18歳から30歳男子
現在4,000万人のゲーマーがいる
女性のゲーマーも増加傾向だ
無料のゲームが流行している
広告と連動したゲームは未発達だ
VIDEOは、オンラインで見ている中国の若者たち
リビングでみるというよりもオンラインで番組を見ることが多い
テレビ放送で特定のショー番組を見る割合は30％。
このことは、アメリカの割合45％と比較するとパーセンテージは低くなる
ネットで映像を見る傾向が強く、逆にテレビ放送は競争力が低い。
コンテンツはネットが充実している
広告主と広告会社の食い違い
広告主はTV視聴者以外に、見込みユーザーがいる場所に訴求したい
オリンピック広告は高額につき躊躇している
さまざまな領域において、出稿計画をコントロールし、その結果をレポートしたい
エージェンシー側がそっらの要求を満たすことができていないことが実情である
一方、媒体社は在庫を売り、収益をあげることを考えている
もちろん読者を減らさないことが前提だ。
悪い広告は排除していく方向だ
Martin Lau, President, Tencent
大きな成長をしているGoogleが主な話題となっているインターネット界
Myspace,Facebookほか、コミュニティが確固たるポジションを占めてきている
中国市場を世界から見てみよう
ケータイ人口は、5億人と世界一である
規模は3000億ＵＳドルにも及ぶ
チャイナモバイルが、電話市場において大きなシェアを持っている
インターネットの市場は携帯電話よりは相当小さい
それでも6,000万人のユーザーがいて、世界では第２位である
インタラクティブなコミュニティにも勢いがあり、ユーザーは増加傾向にある
●Tencentについて
※QQ
Tencentは中国で最大のコミュニティサイトだ。
中国では日常生活に即していていて、生活のレベルの発展とインターネットの発達が同時期に起きている。
そのため日常のあらゆるところでネットを利用・関連付けて考えられていたりする。
ネット上での行動は中国人はアクティブである
たとえば、毎日のＩＭの行き交う数もＩＭ利用者数も米国を凌駕している
ネットのビジネスモデルの主流はユーザーから直接チャージ料を集める手法である
TencentはＳＮＳもオンラインゲームも、ＩＭも備えている。
日々変わるインターネットユーザーの要望に、あらゆるメディア（PC,携帯電話、IPTV)で応えていく。
将来的、オンライン広告は成長していくのは確実だが、鍵となるのはターゲットをきちんと掴むこと。
ターゲットの情報を把握し、正しいエリア、タイミングなどを理解。
ブランドとユーザーの間に双方向性をつくるが重要。
そうすることによって、ブランド個別のロイヤルティをあげていく
そして次に注目されているのはコンテクスト。
Tencentが提供できるサービスのなかに、コンテンツの中に広告を取り込むことで、ユーザーが製品を親しみやすくなるようにしていきたい
ディスカッション
もし誰かがTENCENTにたよってきたら、何をしてあげることができますでしょうか?
先ず第一にネット業界がまだ成長しきっていない。
ターゲティング、マーケティングの統計なども、まだまだネットは理解されていない。
重要性を証明するために大切なお客さんへコンセプトや仕組みを考えてあげることから始め
ていく
そこで、重要な挑戦となるのが、キャンペーンのコンセプトを提示するときにブランド構築においての、コミュニケーションの影響の相互作用を納得のいく方法論で作ってあげること。
オリンピックをどう利用していこうと考えてるか？
オリンピックを観客としてただ見せてあげるだけでなく、もっとオリンピックにエンゲージしていくような経験をユーザーに提供していきたい
また、それらの経験をとおしていくことでエンゲージメントする経験を組み込んでいきたい。
広告主はあなたたちが考えているような、オリンピックの重要性を理解していますか？
徐々に分かってきてくれると思う。
2009年以降はオリンピックという盛り上がっている時期である
現場では新しい実験的な方法やキャンペーンを打つことができる
そういった経験や方法論はオリンピック後に意味を成すだろう。
米国ではＳＮＳの広告に対して疑念があるが中国ではＳＮＳでの人々のつながりが米国に比べてもっとアクティブなので受け入れやすい。
ＳＮＳのコミュニティでの広告はコンテクストが重要で、ターゲット性の強い製品はコミュニティにおいて効果を発揮すると考えられる。
解説：
TENCENT社の代表によるカンファレンス
今回のメインスポンサーでもある
QQと言えば耳にされたこともあるだろう
かつては日本語版もサービスされていた
会場は立ち見がでるほど盛況
Photoを見て欲しい
このプレゼンは英語で行われている
もちろんtransrationサービスは入っている
会場後側にある黒いBOXがそうである
しかし、驚くことにそのサービスを使っている人は少ない
Photoを拡大して欲しい
ヘッドホンを使っている聴講者は数えるほどだ。
日本の同様カンファレンスではこうはいかないだろう
また、様々な人種からなる顔ぶれを見ることができる
ネットマーケティングは、国を超えたボーダーレスが起きている
例えば、最初の質問者はこの方
質問はもちろん英語だ
日本の同様カンファレンスでは、まだあまり見られない光景だ
ウィキペディアよりQQ
マーケティング新潮流 beijing1
展示会場風景 beijing2
最新メディアバイイング beijing3
総合広告会社と専業広告会社 beijinn4
中国オンランインコミュニティ beijing5