マロン、腸に異物が詰まってしまいました・・・

ブログ更新が3日ぶりになってしまいましたが…、
昨日まで、マロンが大変なことになってしまっていて、このまま死んでしまうのかも？という不安な日々でした
それも、腎不全そのものではなく、別件での急性症状が勃発

以前に、 「犬が家中のホコリと髪の毛を食べてしまう・・・!?」 の記事を書いたのですが、まさにそのことが原因で、腸内に異物が詰まって出てこず、今回大変なことになってしまったのです。
これまでにも、何度か、ウンチから髪の毛などが出てくることはありました。
今まで大丈夫だったけど、腎不全に伴って消化管が弱くて代謝が悪く、自力で排出することが難しいのかも…。
ちなみに、普通に我が家は掃除はしております・・・。
なのに、腎不全の栄養不良からか、最近狂ったように隅々まで探して食べようとするのです

今回、まずは食べたものを吐くようになりました。
食べてしばらくしてからではなく、食事をして30分もしないうちに、オエッとすべてを出してしまいます。
全然なにも消化できていないのが見てわかりました。
食欲はあって食べたがるから与えると、食べて少しすると「クゥ～ン」「ヒィ～ン」と辛そうに悲しそうに泣き出し、すべて吐いてしまい、これは普通ではないなと。
この時点では、異物は胃の辺りに詰まっていたのだと思います。

そして、この後、ウンチがとても細くなり、ゼリー状の粘液で包まれたものが出てきて。
異物は、なんとか胃を通り抜け、腸に来て止まってしまっているようでした
緊急で、獣医M先生のところへ！

お腹を触診すると、 「腸の一部分に、なにか堅くて動かないところがある」 と。
即、レントゲンとエコー検査。
それが何であるかまではわからないけど、異物が腸の中に停滞してしまっていることが判明。
微熱ですが、発熱も。

今回は、自然療法だけで、なんて悠長なことは言っていられません。
まずは、腸の蠕動を促して、なんとか異物を肛門から排出できるように薬を使っていくと説明されました。
もちろん、必要最小限の、比較的安全な薬剤でやってくださいます。

背中に太～い注射を打たれました。
食べられていないので栄養剤と、腸の働きを活発にし、排便を促進する注射だそう。
起こりうる副作用についても、きちんと伺っておきました。
帰宅してから飲ませる内服薬も2種類もらいました。

腸の異物でマロンが頂いたお薬


①モサプリド：胃腸薬、消化管運動促進作用および胃排出促進作用を示す薬
②粉末薬：エリスロマイシンを120倍に薄めた粉末

②のエリスロマイシンというのはマクロライド系抗生剤なのですが、先生はこの薬剤を120倍に薄めたものを使っていらっしゃいます。
不思議なのですが、エリスロマイシンを120倍に薄めると、もう抗菌剤としての薬効は無いはずなのに、なぜか抗生物質そのものの効果ではなく、「腸から排出する機能が促進される効果」がみられるそうなんです。
なぜかはわからないけど、臨床で使ってきてそう確信されているそうで。
いわゆる‘科学的’には証明できないけど、臨床の場では実際に効果が上がっているということは、他にもたくさんあるのだと思います。

電車で1時間以上かけて帰るので、もし車内でウンチになっちゃったらどうしよう～と心配でしたが、そんな即効性の気配はいっさいなく無事帰宅。
ウンチを期待して待っていたのに、夜まで排便の気配が全くなく。
あんな太い注射もして、薬も飲んだのに～・・・と、少しショック。

悩んだ末、やはりホメオパシーで少し後押ししてみようかな、と決心。
夜中にレメディを選んで、鉱物のレメディSilicea(シリカ/二酸化ケイ素)を朝までに3回ほど飲ませました。
シリカのレメディは、トゲなどの異物を体外に出すので有名なレメディなんです。
体表面に刺さったトゲではなく内臓の異物ではあるけど、体が異物を外に出そうという作用は期待できると思い、摂らせました。

朝になって、ウンチが出ました。
ウンチの中に、固くなった何か繊維質のものと髪の毛が混じっていて・・・
これで全部かどうかわからないけど、とにかくホッとしました。

レメディSelicea(シリカ)については、次回に