What Mario isn't telling you...

映画とかいろんな事について書くつもりだったのにハンガリーのフットボールに占拠されているブログ

リヴァプール、リヨン、フィオレンティーナと対戦

2009-08-28 12:02:21 | Magical Magyars
27日、UEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグの組み合わせ抽選がモナコで行われ、デブレツェニVSCはリヴァプール、リヨン、フィオレンティーナとグループEに入った。
デブレツェニVSCのホーム会場はすべて、デブレツェンから200キロ以上離れた首都ブダペシュトのプスカーシュ・フェレンツ・シュタディオンとなっている。

デブレツェニVSCの日程
9月16日 リヴァプール v デブレツェニVSC
9月29日 デブレツェニVSC v リヨン
10月20日 デブレツェニVSC v フィオレンティーナ
11月4日 フィオレンティーナ v デブレツェニVSC
11月24日 デブレツェニVSC v リヴァプール
12月9日 リヨン v デブレツェニVSC

UCLグループリーグ組み合わせが決定 (UEFA.com)

デブレツェニVSC、チャンピオンズリーグ出場決定!

2009-08-27 18:46:03 | Magical Magyars
ハンガリーのチャンピオンチーム、デブレツェニVSCが25日、UEFAチャンピオンズリーグのプレーオフでブルガリアのレフスキ・ソフィアをホームで2-0で下した。これで2試合のトータルは4-1となり、デブレツェニVSCはUEFAチャンピオンズリーグ本戦出場を決めた。ハンガリーのクラブの本戦出場は1995-96シーズンのフェレンツヴァーロシュ以来であり、デブレツェニVSCにとってはクラブ史上初の快挙となる。

本来の本拠ではなくブダペシュトのプスカーシュ・フェレンツ・シュタディオンで行われた試合は、13分にヴァルガ・ヨージェフが先制点を決めると、35分にはハンガリー代表のルドルフ・ゲルゲイがだめ押しとなる追加点を奪った。

今回のデブレツェニVSCの本戦出場は前回の記事の通り、予選のレギュレーション変更によるところが大きく、イングランドやスペインのメガクラブと対峙するグループリーグでは苦戦が予想される。しかし世界最高峰の大会への参加は選手にとって貴重な経験となるだけでなく、ハンガリーのフットボール界全体にとって大きな財産となるだろう。グループリーグの組み合わせ抽選は27日にモナコで行われる。

デブレツェン、ハンガリー勢久々の突破 (UEFA.com)

デブレツェニVSCとは?
ハンガリー第2の都市デブレツェンを本拠とし、1902年の創立から100年以上の歴史を持つデブレツェニVSC(ヴェー・エシュ・ツェー)だが、国内最強クラブの座をつかんだのはつい最近のことである。2004-05シーズンに初のリーグ制覇を成し遂げると、そこから一気に3連覇を達成。2007-08シーズンこそ2位に甘んじたが、昨季はすぐさま王座を奪い返した。Debreceni Vasutas Sport Club(デブレツェン鉄道スポーツクラブ)の正式名称、ロキ (Lokomotiv)の愛称が示す通り、ヨーロッパに数多い鉄道会社と関係を持つクラブである。

代表選手のほとんどが外国でプレーするハンガリーにおいて、FWのルドルフ・ゲルゲイは数少ない国内組であり、デブレツェンの攻撃を牽引する存在だ。ブラジル出身のレアンドロ、キャプテンのキッシュ・ゾルターンらハンガリー代表歴を持つ選手に加え、今季からレッドブル・ザルツブルクから現役の代表右サイドバック、ボドナール・ラースローが復帰と、国内では盤石とも言える布陣を揃えている。

クーマンが契約延長
ハンガリー代表のエルウィン・クーマン監督がハンガリー・フットボール協会との契約を2011年まで延長した。これでクーマンはEURO2012の予選でもマジャール軍団を率いることになる。ワールドカップ予選での健闘を考えれば、当然の結果だろう。

ハンガリーのE・クーマン監督が契約延長 (UEFA.com)

ネーメト、ギリシャへ
リヴァプールのFWネーメト・クリスティアーンがAEKアテネへ期限付き移籍することになった。プレシーズンの親善試合でゴールを決めるなどラファエル・ベニテスにアピールしたネーメトだが、開幕後のプレミアリーグではベンチ入りできず、ギリシャの地で武者修行を積むことになった。

リヴァプールFWネメト、AEKアテネへ期限付き移籍 (Football Weekly)

デブレツェニVSC、夢の舞台へ?

2009-08-12 00:33:58 | Magical Magyars
現在予選ラウンドが行われているUEFAヨーロッパリーグだが、ハンガリー勢は散々な結果に終わっている。
まず1回戦に登場したのは、昨季をクラブ史上最高の3位で終えたハラダーシュ。カザフスタンのFCイルティシュ・パブロダルを相手にホームでは1-0で先勝したものの、アウェイでは1-2で敗戦し、アウェイゴールでなんとか2回戦に駒を進めた。しかし2回戦ではエルフスボリにアウェイで0-3の完敗を喫し、セカンドレグをスコアレスで終えて大会を去った。
その2回戦からの登場となったのが昨季2位のウーイペシュトだが、こちらもルーマニアの名門ステアウア・ブカレストを相手に0-2(アウェイ)、1-2(ホーム)で敗れた。
3回戦でフェネルバフチェと顔を合わせたのは、カップウィナーのブダペシュト・ホンヴェード。リーグ戦では14位に終わった彼らを相手にトルコの強豪は容赦なく、イスタンブールでのファーストレグではロベルト・カルロスの先制点、グイサのハットトリック、アレックスの駄目押しゴールと、スターが5-1の大勝を演出した。セカンドレグを1-1の引き分けに持ち込めたのがホンヴェードにとって唯一の救いだろう。

例年通りインパクトを残せなかったヨーロッパリーグ組に対し、夢の舞台へ近づいているのが王者デブレツェニVSCだ。チャンピオンズリーグ予選の2回戦に登場した彼らは、スウェーデンのカルマルFFをホームで2-0で下すと、アウェイでも貴重なゴールを奪って1-3で試合を終え、3回戦へ進出。くじ運にも恵まれた彼らはエストニアのFCレバディア・タリンと対戦し、2戦ともに1-0で勝利した。8月19日、25日に行われるプレーオフを制すれば、ヨーロッパのトップクラブと少なくとも6試合を戦うことになる。そのプレーオフの対戦相手は、レフスキ・ソフィア。ブルガリアの名門とはいえ、チャンスは十分にあるはずだ。
デブレツェニVSCがチャンピオンズリーグ本戦に加われば、ハンガリーのクラブとしては1995-96シーズンのフェレンツヴァーロシュ以来となる。この時フェレンツヴァーロシュはグループステージでアヤックスとの2試合、アウェイでのレアル・マドリー戦で大敗したものの、スイスのグラスホッパーに勝利し、ホームでレアル・マドリーと引き分けるなど勝ち点5を稼ぎ、グループ3位に終わっている。
それ以来ハンガリーのクラブは大舞台から遠ざかっていたことになるが、今回デブレツェニVSCが本大会出場へ近づいている理由のひとつに、予選のフォーマットの変更がある。今シーズンの予選は3回戦以降が、中堅以下の各国チャンピオンチームと、主要リーグの非チャンピオンチームでそれぞれステージが分けられている。つまり非チャンピオンチームのステージにはアーセナル、リヨン、アトレティコ・マドリー、セルティックといった大会の常連が顔を揃えるのに対し、チャンピオンチームのプレーオフにはオリンピアコスやザルツブルクに加え、チューリッヒやコペンハーゲン、さらにはラトビア王者のFKベンツピルスといった、ヨーロッパレベルでは実に地味な面々が並んでいるのだ。前年まではこのような区別はなかったため、よほどくじ運に恵まれない限りは、小規模クラブは主要リーグの強豪の餌食になっていた。今回のフォーマット変更は、明らかに中欧、東欧、北欧の中堅国のクラブに対して門戸を開くためのものだろう。デブレツェニVSCは、まさにそのチャンスをつかもうとしている。

本番を前に隣国と

2009-08-10 11:07:27 | Magical Magyars
ハンガリー代表は12日のインターナショナルマッチデーに、隣国ルーマニアと親善試合を行う。9月のワールドカップ予選を前に、チームの熟成を図る機会となる。選手のリストはすでに発表されており、前回のワールドカップ予選とほぼ同じ、ベストメンバーが招集されている。ルーマニアもキヴ、マリチャら主力を召集しているが、アドリアン・ムトゥは含まれていない。
両国のメンバーは以下の通り。

ハンガリー代表
GK:バボシュ・ガーボル(34) (NED)
GK:フュレプ・マールトン(26) サンダーランド(ENG)
GK:キラーイ・ガーボル(33) 1960ミュンヘン(GER)☆
DF:セーレシ・ゾルターン(27)
DF:ボドナール・ラースロー(30)
DF:フェヘール・チャバ(33) NAC(NED)
DF:ヴァンチャーク・ヴィルモシュ(26) シオン(SUI)
DF:ユハース・ロランド(26) アンデルレヒト(BEL)
DF:ジェペシュ・ガーボル(28) カーディフ(ENG)
DF:ヴァシュコー・タマーシュ(25) アヴェッリーノ(ITA)
DF:ボドル・ボルディサール(27) ローダ(NED)
MF:フスティ・サボルチュ(26) ゼニト(RUS)
MF:ジュジャーク・バラージュ(22) PSV(NED)
MF:ハルモシ・ペーテル(29) ハル・シティ(ENG)
MF:ゲラ・ゾルターン(30) フラム(ENG)
MF:ハイナル・タマーシュ(28) ドルドムント(GER)
MF:ヴァドーチ・クリスティアーン(24)オサスナ(SPE)☆
MF:トート・バラージュ(27) ゲンク(BEL)
MF:ダールダイ・パール(33) ヘルタ(GER)
FW:トルゲッレ・シャーンドル(27) アウグスブルク(GER)
FW:ルドルフ・ゲルゲイ(24) デブレチェニ
FW:プリシュキン・タマーシュ(22) イプスウィッチ(ENG)
☆=復帰

ルーマニア代表
GK
Danuţ Coman (FC Braşov)
Costel Pantilimon (FC Timicoara)
Ciprian Tatarusanu (FC Steaua Bucuresti)
DF
Ovidiu Dananae (FC U Craiova)
Vasile Maftei (CS Unirea Urziceni)
Mirel Radoi (Al-Hilal)
Cristian Chivu (FC Internazionale)
Dorin Goian (US Palermo)
Marius Constantin (FC Rapid Bucuresti)
Razvan Raţ (FC Şahtar Doneck)
Mihai Nesu (FC Utrecht)
MF
Bogdan Mara (CFR 1907 Cluj)
Mihai Roman (FC Brasov)
Iulian Apostol (CS Unirea Urziceni)
Paul Codrea (AC Siena)
Tiberiu Ghioane (FC Dinamo Kijev)
Costin Lazar (FC Rapid Bucuresti)
Maximilian Nicu (Hertha BSC)
Romeo Surdu (FC Steaua Bucuresti)
FW
Ciprian Marica (VfB Stuttgart)
Ionel Danciulescu (FC Dinamo Bucuresti)
Gheorghe Bucur (FC Timisoara)
Bogdan Stancu (FC Steaua Bucuresti)

ネーメト・クリスティアーンはリバプールで出番をつかめるか

2009-08-01 14:15:51 | Magical Magyars
7月26日に行われたリバプールのアジアツアー第2戦で、ネーメト・クリスティアーンがシンガポール代表を相手に2ゴールを決めた。18歳でMTKから引き抜かれながら、2年間トップチームで出番をつかめなかったハンガリー期待のストライカーは、今シーズンこそブレイクを果たせるのだろうか。



新しいシーズンへの準備として、リバプールはこれまで4試合を消化した。ネーメトは最初の3試合にスタメン出場したものの、無得点。しかしアジアツアーの2試合目で、転機が訪れた。2-0でリードした61分に、背番号7を背負ってヌゴグに代わり途中出場すると、12分後にカイトのパスをゴールの隅へ流し込み、トップチームでの初ゴールを記録。さらに83分には再びカイトのアシストから、ヘディングでチームの5点目を決めた。

ベニテス「ネーメトは偉大なフィニッシャー」
その試合後、ラファエル・ベニテスは言った。
「ネーメトは偉大なフィニッシャーだ。彼はリザーブチームでたくさんのゴールを挙げてきたし、今日その理由を見せてくれた」
ボスの言うとおり、ネーメトのこれまでの活躍の場はリザーブチームだった。29という背番号を与えられているものの、トップチームの公式戦でプレーする機会は訪れていない。来年の1月には21歳になる。若さという言い訳は、色あせてきている。
将来を嘱望されてきた逸材がブレイクを果たすか否かは、ハンガリーにとって大きな意味を持つ。現在の代表チームは中盤以下にはタレントを揃えながら、ヨーロッパのトップリーグで活躍するストライカーは不在だからだ。9月にはネーメトがエースとして君臨してきたU-20代表がU-20ワールドカップに挑む。その時、彼はトッププレーヤーへの階段をどのくらい上っているだろうか。

シンガポール代表vsリバプール・試合ハイライト (YouTube)

・ネーメトの今季の親善試合出場記録
15/07 ザンクト・ガレン 0-0 リバプール /~45分
19/07 ラピド・ウィーン 1-0 リバプール /~45分
22/07 タイ代表 1-1 リバプール /~45分
26/07 シンガポール代表 5-0 リバプール /61分~ 2ゴール

スウェーデン順当勝ち

2009-06-12 14:35:15 | Magical Magyars
10日にワールドカップ予選が各地で行われ、スウェーデンはホームでイブラヒモビッチのゴールなどでマルタに4-0と快勝、勝ち点でポルトガルに並んだ。

グループ1順位
1.デンマーク (勝点16/6試合消化)
2.ハンガリー (勝点13/6試合消化)
3.ポルトガル (勝点9/6試合消化)
4.スウェーデン(勝点9/6試合消化)
5.アルバニア (勝点6/8試合消化)
6.マルタ (勝点1/7試合消化)

グループ1日程
05/09/09 デンマークvポルトガル
05/09/09 ハンガリーvスウェーデン
09/09/09 マルタvスウェーデン
09/09/09 アルバニアvデンマーク
09/09/09 ハンガリーvポルトガル
10/10/09 デンマークvスウェーデン
10/10/09 ポルトガルvハンガリー
14/10/09 デンマークvハンガリー
14/10/09 スウェーデンvアルバニア
14/10/09 ポルトガルvマルタ

痛恨のロスタイム弾

2009-06-08 15:34:12 | Magical Magyars
あと数十秒で...
ワールドカップ・ヨーロッパ予選のグループ1の2試合が6月6日に行われ、ポルトガルは後半ロスタイムの決勝ゴールでアルバニアを2-1で下した。
予選突破を狙う強豪国にとって厄介者となっているアルバニアは、先制されてからわずか2分後に追いつき、ハンガリーの大きな助けとなるかと思われた。
しかし試合終了直前、ブルーノ・アウヴェスのゴールによってポルトガルがなんとか息を吹き返した。
試合展開はいまだにポルトガルが復活を遂げていないことを示唆しているが、これでハンガリーとの勝ち点差は4となり、直接対決での2連勝で逆転できることになる。
彼らはそれ自体は不可能な挑戦だとは思っていないだろう。
ポルトガルは最終戦に実質的に勝ち点3が保証されているホームでのマルタ戦を控えており、問題はハンガリーとの2戦、そしてその前に行われるアウェイでのデンマーク戦ということになる。

追い込まれたスウェーデン
そのデンマークは快進撃が止まらない。
アウェイでスウェーデンを1-0で撃破し、ハンガリーの1位突破が遠のく結果となった。
一方、敗れたスウェーデンの頭上には一気に暗雲が垂れこんでいる。
水曜にホームで行われるマルタ戦に勝てばポルトガルに並べるが、9月以降にはアウェイでのマルタ戦の他に、アウェイでのハンガリー、デンマーク戦が控えており、現在は自力での予選突破が見えない状況となっている。

グループ1順位
1.デンマーク (勝点16/6試合消化)
2.ハンガリー (勝点13/6試合消化)
3.ポルトガル (勝点9/6試合消化)
4.スウェーデン(勝点6/5試合消化)
5.アルバニア (勝点6/8試合消化)
6.マルタ (勝点1/7試合消化)

グループ1日程
10/06/09 スウェーデンvマルタ
05/09/09 デンマークvポルトガル
05/09/09 ハンガリーvスウェーデン
09/09/09 マルタvスウェーデン
09/09/09 アルバニアvデンマーク
09/09/09 ハンガリーvポルトガル
10/10/09 デンマークvスウェーデン
10/10/09 ポルトガルvハンガリー
14/10/09 デンマークvハンガリー
14/10/09 スウェーデンvアルバニア
14/10/09 ポルトガルvマルタ

あの男がポルトガルに悪夢をもたらす?

2009-06-01 16:03:54 | Magical Magyars
6月6日と10日に、ワールドカップ予選のヨーロッパ・グループ1の3試合が行われる。
10日のスウェーデンvsマルタに驚きは期待できないが、6日のスウェーデンvsデンマーク、アルバニアvsポルトガルは、高みの見物となるハンガリーにとっても興味深いものとなる。

デンマークから勝ち点差7の4位とはいえ、消化試合が少なくマルタとの2試合も残しているスウェーデンは、順位ほど追い込まれていない。
しかしホームで首位との差を縮められないとなると、いよいよ雲行きも怪しくなってくる。
ここまで失点はホームのハンガリー戦でルドルフに奪われた1ゴールのみだが、得点もその試合の2ゴールだけ。
一方のデンマークは、勝ち点1でも1位突破への大きな前進といえる。
現在2失点の堅守がイブラヒモビッチを窒息させられれば、ハンガリーにとって望ましいドローが現実味を増すだろう。

心配停止のポルトガルが息を吹き返すには、アルバニアでの勝利が絶対条件となる。
慢性的なセンターフォワード不在が致命傷となりつつある手負いの大本命がゴールを奪えるか、試合の焦点はその一点に絞られる。
ホームでスウェーデン、アウェイでポルトガルをシャットアウトした伏兵は、マンチェスターの奔放な天才を筆頭に本気で襲い掛かるイベリアの巨人たちを、再び沈黙させられるのか。
難しいミッションに挑むアルバニアだが、つい先日その監督にアリ・ハーンの後任として就任したのは、なんとあのヨシップ・クゼ。
アルバニアの予選敗退は事実上確定しているだけに、千葉に悪夢をもたらした彼が勝敗にこだわらず、ポルトガルの救世主となる可能性もあるが...。

グループ1順位
1.デンマーク 勝点13(5試合消化)
2.ハンガリー 勝点13(6試合消化)
3.ポルトガル 勝点6(5試合消化)
4.スウェーデン 勝点6(4試合消化)
5.アルバニア 勝点6(7試合消化)
6.マルタ 勝点1(7試合消化)

ハンガリー代表今後の日程
12/08/2009 親善試合 ハンガリーvルーマニア
05/09/2009 WC予選 ハンガリーvスウェーデン
09/09/2009 WC予選 ハンガリーvポルトガル
10/10/2009 WC予選 ポルトガル v ハンガリー
14/10/2009 WC予選 デンマーク v ハンガリー

U19欧州選手権エリートラウンド敗退
予選を突破した24ヵ国で争われたU19欧州選手権エリートラウンドで、ハンガリーは1勝2敗に終わり決勝トーナメント進出を逃した。
試合結果は以下のとおり。
ハンガリー 2-3 オーストリア
ハンガリー 2-1 フィンランド
ハンガリー 0-1 セルビア

躍進の秘訣はやっぱりクーマン? 救世主となる若手は...

2009-05-09 02:40:36 | Magical Magyars
成功したクーマン改革
現在発売中の『ワールドサッカーダイジェスト』に、各国ジャーナリストのレポートのひとつとしてウィーン出身のヴラディミル・ノヴァク氏の記事が1ページを割いて掲載されている。
タイトルは『ハンガリーの暗黒時代に終止符が』。
日本のメディアでは非常に稀なハンガリー代表についての記事の内容は、現在の代表の好調ぶりを取り上げたものである。
詳しい内容の紹介は避けるが、彼はハンガリー代表の復調の最大の要因を、キック・アンド・ラッシュのスタイルからサイドを広く使い、長短のパスで主導権を握ろうとするオランダ流のフットボールへ生まれ変わらせた『クーマン改革』だとしている。
また彼は前線からのプレス、攻守の切り替えと共に、ディフェンス安定の要因としてセンターバックのユハースを絶賛。
去年のハンガリー最優秀選手に選出されている彼がハンガリーの最終ラインを支えているのは、いまさら驚くことではないが、興味深いのはニューキャッスルやフィオレンティーナからオファーが届いているという情報だ。
来シーズンには世界最高峰のリーグでプレーするユハースが見られるかもしれない。
一方、課題として指摘されているのは、これまた意外なことではなくストライカーのタレント不足。
トルゲッレはコンスタントにゴールを決めているが、中盤に揃う欧州トップリーグで活躍する選手たちと比べると見劣りするのは事実であり、世界レベルの強豪と渡り合うためには、やはりより強力なストライカーの登場が望まれる。

ジュジャークに続くのは?
また、同じく現在発売中の『ワールドサッカーキング』は次世代のスター候補特集を掲載。
各国期待のU-23世代の若手をリストアップする中で、東ヨーロッパのセクションにはハンガリーから5人がエントリーしている。
中でも『ブレイク確実』と最高の評価を得たのは、やはりジュジャーク。
彼は代表ではもはや期待の若手でなく攻撃のキーマンの一人であり、フスティがサンクトペテルブルクへ行ってしまった今、プレミアシップなどのトップクラブ進出が最も期待される選手と言える。
続いて『急成長中』とされたのはプリシュキンとサライ。
22歳にしてかなりの代表キャップを重ね、イングランドのチャンピオンシップ(2部)で今季11得点しているプリシュキンはともかく、レアル・マドリー・カスティージャ(3部)でプレーするサライがここまで好評価とはやや意外だ。
トップチームの壁はあまりに高いが、おそらく来季はより上のカテゴリーでプレーできるだろう。
『今後に期待』の評価はU-20代表を引っ張るコマン。
同じくU-20組で、個人的に非常に期待しているネメトは残念ながら『伸び悩み』とされている。
ちなみに記事ではブラックプール(チャンピオンシップ)所属となっているが、1ヶ月のローンで移籍した直後のデビュー戦でほお骨を骨折し、その1試合の出場のみでリヴァプールに復帰、現在はFWシモン(19歳)と共にリザーブチームでプレーしている。
プリシュキン、サライ、ネメトの3人にはストライカー不足を打破する人材として、一刻も早いブレイクを果たしてほしいものだ。
ちなみにベニテスによって青田買いされたリヴァプール3人衆のもう一人、GKグラーチは貸出先のリーグ1(3部)のヘレフォードで活躍している。

くじ運炸裂!? U-20WCはUAE、ホンジュラス、南アと対戦

2009-04-06 12:19:48 | Magical Magyars
南米勢を回避
9月に開幕するFIFA U-20ワールドカップの組み合わせ抽選が開催国のエジプトで行われ、若きハンガリー代表はUAE、南アフリカ、ホンジュラスとグループFで同居することになった。
ブラジルを筆頭とする南米勢を避け、国際大会での実績の少ない3カ国と対戦することを考えれば、かなり恵まれた組み合わせといえるだろう。
残念ながらハンガリーも含めてということになるが、多くの人にとってグループFの顔ぶれは他のグループに比べて見劣りするに違いない。

各グループの1位と2位、さらに3位のチームのうち成績上位4チームの計16チームが決勝トーナメントに進出する。
グループFの1位は決勝トーナメント1回戦でグループEの2位、グループFの2位はグループBの2位と対戦する。
グループリーグのハンガリーの試合はすべてアレクサンドリアで行われるが、グループを1位で抜けた場合には、決勝トーナメントの初戦を同じ会場で迎えることができる。

【グループF】
ハンガリー(6大会ぶり5度目の出場、ヨーロッパ予選ベスト4)
UAE(6大会ぶり3度目の出場、アジア予選1位)
ホンジュラス(2大会ぶり5度目の出場、北中米カリブ海予選3位)
南アフリカ(6大会ぶり2度目の出場、アフリカ予選ベスト4)

【ハンガリー代表の日程】
9月27日 ハンガリーvs.ホンジュラス
9月30日 ハンガリーvs.南アフリカ
10月3日 ハンガリーvs.UAE

【その他のグループ】
グループA:エジプト、トリニダード&トバゴ、パラグアイ、イタリア
グループB:ナイジェリア、ベネズエラ、スペイン、タヒチ
グループC:USA、ドイツ、カメルーン、韓国
グループD:ガーナ、 ウズベキスタン、イングランド、ウルグアイ
グループE:ブラジル、コスタリカ、チェコ、オーストラリア

親善試合では不発
そのU-20ハンガリー代表は、先月末にAlps-Adrianカップの2試合を行い、スロバキアとは引き分け、クロアチアには0-2で敗れた。
リヴァプールのFWネーメト・クリスティアーンをはじめイングランドのクラブに在籍する選手たちは参加しなかったようだが、イタリアでプレーするコマン・ヴラディミル、ヴァス・アーダーム、フィルコル・アッティラら、U-19欧州選手権で主力だったメンバーも多く出場した。

3月27日:U-20ハンガリー 0-0 U-20スロバキア
【U20ハンガリー代表出場メンバー】
GK:Bence Somodi
DF:Olivér Nagy (←HT Gábor Gyömbér), Dániel Lengyel, Zsolt Korcsmár, Ádám Présinger
DMF:Ádám Vass, József Varga
AMF:Attila Filkor (←76' Tamás Huszák), Koman Vladimir, Zoltán Stieber (←70' Máté Pátkai)
FW:Péter Szilágyi (←60' Zsolt Balázs)

3月31日:U-20クロアチア 2-0 U-20ハンガリー
【U20ハンガリー代表出場メンバー】
GK:Mátyás Esterházy
DF:Adrián Szekeres (←83' Tamás Sipos), András Debreceni, Dániel Lengyel, Ádám Présinger
DMF:Ádám Vass (←76' Tamás Huszák), Gábor Gyömbér (←HT József Varga)
AMF:Attila Filkor, Koman Vladimir, Zoltán Stieber (←HT Máté Pátkai)
FW:Zsolt Balázs (←70'Péter Szilágyi)

また、U-17、U-19の各代表チームも試合を行った。
U17代表はU-17欧州選手権予選で強豪に敗れ、4チーム中最下位に終わっている。

U-17欧州選手権予選
3月25日:U-17ハンガリー 0-1 U-17セルビア
3月27日:U-17ハンガリー 0-1 U-17ポルトガル
3月29日:U-17ハンガリー 0-2 U-17イングランド

親善試合
3月24日:U-19スロベニア 2-0 U-19ハンガリー
3月26日:U-19ハンガリー 4-0 U-19スロベニア