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【儚月抄】Cage in Lunatic Runagate.

2007年06月25日 18時52分47秒 | Weblog
キャラ☆メルを買って来た。

読みたいのは儚月抄と、冒頭の藤島康介×那須きのこ×武内崇の対談くらいだったわけなので、これで990円は高い気がしないでもないが、季刊なのでよしとするか。

で、小説の方の儚月抄。
挿絵、前後の解説込みで12ページ。
文章は1ページ3段で、縦22文字横36行。
まぁ、挿絵の分などもあるのでそこから幾らかは差し引かれるのだが、それでも結構な分の量だ。
風神録の作業もあるというのに、神主もなんて仕事量だ。


内容的には、当然というかREXの漫画版儚月抄の視点違い。
基本的に永琳の1人称視点。
状況的に新たに分かる部分も多く見受けられた。その点は当然だろうけど。永夜抄以降、文花帖と求聞史記だけでしか記述されてないのだから(それは他作品の他キャラでも同じだけど)

ネタバレになるので、話の無いように触れるような所は取り敢えず割愛して………


・永琳と輝夜はタメ口
REXの方の儚月抄で違和感を覚えたこれだが、小説版でも同じだった。
永夜抄の結界組のEDだったかな?では永琳は敬語を使っていたので、対外的には敬語で永遠亭の中ではタメなのかもしれない。
これに限らず神主設定は変わっていくので、普段からこうなのかもしれない。

・永琳は"うどんげ"を鈴仙と呼ぶ
あれ、うどんげじゃなかったんだ…という感じかな(w
優曇華院はあだ名やミドルネームではなくて、どうも地上人らしい名字だったようだ。
じゃあ『イナバ』は? これは輝夜のみが使う相性というのは変わらずという事で(w

・うどんげ、今でも月の兎と交信してた
これはかなり意外だった。
少なくとも儚月抄以前の平時では、月との関係は悪くないのか?
それか、ただ単に博麗大結界の影響で月の使者が入って来れないと分かってるのか。
それにしては月の衣で簡単に入って来てるような気がしないでもないが………
そういや求聞史記に月に向かってブツブツ言ってる…とかいう目撃証言があったか。なので突然いきなり!というわけでもない。



・(ちょいネタバレ)月の新たな勢力
ここが気にかかる。地上からの侵略者ということになってるけど、漫画版を読んでいれば紫の第2次侵攻ではない事は確か。
だって、これから攻めるんだから。
じゃあ誰だ?
ごく普通に考えれば、月にいる2人のお姫様辺りが首謀というところだろうか。
ごく普通に考えればね。


・(ちょいネタバレ)博麗神社付近にいた怪我を負った妖怪兎
コイツも誰だ。
小説版の結論で、これは月の衣で降りて来た月の兎だという事になっているが…漫画版での描写を見ると、姿形はてゐ互換の地上の妖怪兎なんだが。
あと、てゐは霊夢の修行を見てたのか?
ちょっと離れていた場所から見えていただけなのかもしれないけど、神出鬼没という描写があるからなぁ。



読んでみて、面白かったですよ。
神主の文章や文花帖、求聞史記、香霖堂や紫香花とかで読んでるけど、今回は本編に近い流れの話というのもあって結構新鮮かな。
あとTOKIAMI氏の挿絵もいいね。



本としては………表紙の藤島康介作画のセイバーがよかったかな。
でもやはり武内作画じゃないから、不自然さがあるのよね。見慣れていないのもあって当然なんだけど。
あれかな…顔以外のパーツが、特別藤島っぽいわけではなくて武内絵柄に近いから、顔とのギャップに違和感を感じてんのかね。
若しくは単純に『目』か。

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