今朝は田畑に初霜が降りて一面真っ白になった。久し振りに見る冬景色である。ツアーフレンドのO氏と再会するため、隣り町まで走り打ち合わせた喫茶店で落ち合う。O氏とは旅先で知り合った者同士で、相変わらずの旅物語で楽しい一刻を過ごした。もう10年位、お付き合いを願っている間柄である。
別れ際にO氏が今から布団を干すと呟いたのを耳にして、私もその気なって早速、下見を兼ねてコインランドリーを目指した。噂に聞いて居たが巨大な掛け布団も入れられそうな乾燥機があった。
店内の団子屋を覗いて先日のお婆さんを探したが残念。何も買わず一旦帰宅して昼飯にする。
午後、宅配弁当の伯母さんが弁当箱の横に柿を1つ置いていった。
ご好意は嬉しいが、入れ歯では歯が立ちそうにないのでそのまま保冷庫に入れて、再び出動。
墓に詣る。正月には間があると思ったが墓とその回りをざっと片付けて供花を取り換えた。
次は喫茶店である。カウンターの前に立つと女性スタッフが「何時ものの421円で宜しいですか」と聞いてくるので私が「うん」と頷くとエスプレッソが出てくる、何時もの儀式である。中には「何時もの」で言葉を切る女性もいる。
今日もあちこちと走り回った。何かと用事らしき理由を見つけて走り回れば1日は短い。今日も刺激のない一日だった。
大昔、ラジオの全盛時代に徳川無声は「愚忙」なる新語を作ったが、
今日の私の行動はまさしく「愚忙」の範疇だな。
夕飯時に民生委員からシクラメンの差し入れがあった。社会福祉協議会が毎年、後期高齢者に配るようだ。去年は直ぐ枯らしてしまったが、今年は何とか正月まで持たせたいものである。
本日も平穏なり