フランスパンで悪化し、リンゴでとどめを刺された私の顎関節症その後です。
帰国後は夏だったことも幸いし、そうめんなどをちゅるちゅる啜っていたら、自然に症状は良くなってしまいました。若さゆえの適応性でしょう。
口をあけるとクリック(ポキンと音が鳴る)は相変わらずでしたが、痛みはなく、「音がしないとあくびをした気がしない!」と豪語するほど調子に乗っていました。学生時代の知識不足丸出しです
その後歯科医となり、大学病院で働いていた最初数年は、顎のだるさを感じる程度で、忙しさにかまけて本気の治療はしませんでした。
しかし7,8年後、博士論文を書くという段階になり、ちっともうまくいかない実験のストレスからか、頻繁に夜中の食いしばりを自覚するようになりました。この頃は、あまり音もしなくなり症状は変化してきていました。しかし、まず最初に壊れたのは顎関節ではなく歯でした。食いしばりを繰り返すうちに、左下の奥歯に亀裂が入ってしまったのです。水はしみるし、金属が触れると痛い!!!あわてて歯の治療はしました。
ちなみに、この時の論文は、「かみ合わせの力と炎症の広がり」についての内容だったのは皮肉です。
そのうちに突発性難聴になり、耳鼻科に入院。耳のMRIを撮った勢いで退院直後に自分の勤務先で顎関節のMRI撮影。顎関節の画像診断の日本の第一人者である小林馨先生から、「あなたは立派な顎関節内症です」と診断をいただきました。
関節にあるクッションが完全に前にずれてしまっていたのです。
そこで、一応マウスピースは作ったものの、ストレスのタネの論文が終わったら急激に症状は軽くなり・・その後間もなく出産、育児の日々が始まり、毎日の私の生活は一変、いつしか装着をやめました。
そして昨年、大学を退職、充電期間?開業準備期間のある朝。目覚めたら頭が割れんばかりの激痛側頭部をそっと触ると、思わず「あいたたた」と言ってしまうぐらい激痛慣れない膨大な開業の事務手続きのストレスで恐ろしいぐらい食いしばりをしていたようです。
それまでで一番長く薬を飲み、口腔外科医の友人に泣きついて一晩で作ってもらったマウスピースをせっせと使い、湿布、マッサージ、何でもしました。
それほど症状が辛かった!!頭がどんよりは数週間続きました。
それからはちょくちょく具合が悪くなります。
でも最近は自分でも上手に付き合えるようになりました。早期に手を打って激痛からは解放されています。
以上が私の顎関節症の歴史です。
顎関節はかなりいろいろな状態に適応の良い場所といわれていますが、実際は様々です。比較的病状の軽いのと職業柄治療が早くできるために、私はこれですんでいますが、深い悩みを背負って生活に支障が出る方も沢山いらっしゃいます。
症状が軽くなって、早く自分の状態と上手に付き合えるようになれればベスト。
というのが、症状を変えながら、人生の半分以上を共にしている私からお伝えできることです。比較的症状の軽い方にはご参考になれば・・・。
帰国後は夏だったことも幸いし、そうめんなどをちゅるちゅる啜っていたら、自然に症状は良くなってしまいました。若さゆえの適応性でしょう。
口をあけるとクリック(ポキンと音が鳴る)は相変わらずでしたが、痛みはなく、「音がしないとあくびをした気がしない!」と豪語するほど調子に乗っていました。学生時代の知識不足丸出しです
その後歯科医となり、大学病院で働いていた最初数年は、顎のだるさを感じる程度で、忙しさにかまけて本気の治療はしませんでした。
しかし7,8年後、博士論文を書くという段階になり、ちっともうまくいかない実験のストレスからか、頻繁に夜中の食いしばりを自覚するようになりました。この頃は、あまり音もしなくなり症状は変化してきていました。しかし、まず最初に壊れたのは顎関節ではなく歯でした。食いしばりを繰り返すうちに、左下の奥歯に亀裂が入ってしまったのです。水はしみるし、金属が触れると痛い!!!あわてて歯の治療はしました。
ちなみに、この時の論文は、「かみ合わせの力と炎症の広がり」についての内容だったのは皮肉です。
そのうちに突発性難聴になり、耳鼻科に入院。耳のMRIを撮った勢いで退院直後に自分の勤務先で顎関節のMRI撮影。顎関節の画像診断の日本の第一人者である小林馨先生から、「あなたは立派な顎関節内症です」と診断をいただきました。
関節にあるクッションが完全に前にずれてしまっていたのです。
そこで、一応マウスピースは作ったものの、ストレスのタネの論文が終わったら急激に症状は軽くなり・・その後間もなく出産、育児の日々が始まり、毎日の私の生活は一変、いつしか装着をやめました。
そして昨年、大学を退職、充電期間?開業準備期間のある朝。目覚めたら頭が割れんばかりの激痛側頭部をそっと触ると、思わず「あいたたた」と言ってしまうぐらい激痛慣れない膨大な開業の事務手続きのストレスで恐ろしいぐらい食いしばりをしていたようです。
それまでで一番長く薬を飲み、口腔外科医の友人に泣きついて一晩で作ってもらったマウスピースをせっせと使い、湿布、マッサージ、何でもしました。
それほど症状が辛かった!!頭がどんよりは数週間続きました。
それからはちょくちょく具合が悪くなります。
でも最近は自分でも上手に付き合えるようになりました。早期に手を打って激痛からは解放されています。
以上が私の顎関節症の歴史です。
顎関節はかなりいろいろな状態に適応の良い場所といわれていますが、実際は様々です。比較的病状の軽いのと職業柄治療が早くできるために、私はこれですんでいますが、深い悩みを背負って生活に支障が出る方も沢山いらっしゃいます。
症状が軽くなって、早く自分の状態と上手に付き合えるようになれればベスト。
というのが、症状を変えながら、人生の半分以上を共にしている私からお伝えできることです。比較的症状の軽い方にはご参考になれば・・・。
今、ガクンさんは強い症状ではないようですね。なるべくこのままで症状が治まっていることを祈ります。
と言っても痛みは無く軽い方です。
原因はたくさんあると思うんですが
中・高時代にしていたサックスと
ストレスで、何でも右側にかたよっている
のが一番の原因だと思ってます。
(他にも様々あるんですが・・・)
口が開かなくなった時は
あまりにも突然で、本当にびっくりしました。
かみ締めと歯軋りがひど過ぎて
マウスピースを使って口は治りました。
どんどんマウスピースが削れて薄くなって
驚きました。
今は右側の顎がクリック音がするだけで
(初期状態に戻った感じです)
なんとか気を配って現状維持を保っています。
先生の経験を是非参考にしたいと思います。
ちょこちょこ覗きにきたいと思います。
現在は症状が落ち着いているとのことでよかったですね。
サックス、まだやってらっしゃいますか?
顎が落ち着いてずっと楽しめたらいいですね。
どうぞ上手にコントロールしてください。
私は今日は調子がいまいちなので朝からマッサージをしました。