じりじりと照りつける太陽の下、ペットボトルのぬるい水を飲みつつ小串郷から川棚へまいります。レンタカーというほどの距離でなし、レンタサイクルがあればいいのですが残念ながらここは長崎、望むべくない贅沢であります。
よって私は徒歩半々、タクシー半々のブルジョアなんだか貧乏なんだかよくわからない方法で魚雷発射試験場まで向かいました。観光客がそこそこ来るらしく、タクシーの運転手さんは迷うことなく、つづら折り1車線の道を器用に走ってくれました。
場所は地図でいうとこのへんです。
もう、降りたときの感想は「うーみー!!」いやいや本当に風光明媚。
崩れかけた突堤には、釣り人がいました。立ち入り禁止とは書いてありませんでしたが、かなり風が強い場所なので見に行く方は安全に気をつけて自己責任でお願いしたいと思います。事故が起こって誰も見に行けなくなるとか、取り壊されてしまったということになったら、とても、もったいない美しい場所です。
突堤を右手に見て、左手には本部跡と思しき建物があります。
入ってみましょうか。ここに行くのに、夏草で足を切らないように気を付けてください。
足を踏み入れて、息をのみます。きっと。
いやもうほんとこんなもんじゃないんです。デジイチじゃないからとかそういう言い訳したくないから!
タイル張りの床を割って、美しい木が枝を広げていました。入口の部屋奥から振り返ると海が扉の向こうから輝いています。
木漏れ日で空気が少し緑でした。
建物は2部屋になっており、奥に進むと水場の跡と思しき場所が陥没していますが、こちらの眺めもきれいです。
入口の部屋は主役が決まっている感じですが、ここは壁と空かなぁ。ここで夜を明かすとものすごい星が見れそうです。
ただ、残念なのがここで撮影でもしたのか写真家の名刺とビニールシートがそのままになっていたこと。愛と敬意がないなぁ。背景扱いならCGでも使ってくれないかしら。
さて、突堤に向かいます。見張りの塔が素敵。
せっかくなので入ってみましょう。
塔の近くの写真は逆光がすごくて、ほんとにもう自分が残念。入ってすぐはこんな感じ。です。
見上げると、
床天井が抜けていますよ。鐘楼みたいですね。
先ほどの建物もそうですが、崩れた屋根や天井がそのままになっておらず、どなたかが保存しているようです。入るあたりに教育委員会の説明文があったから、史跡としてメンテナンスされているんでしょうね。
突堤からペンション(あったんだ…)に戻るあたりに海底搬入用と思しきトロッコの跡がありました。
打ち捨てられた骨組みがラテンにもののあはれ。
線路はゆるゆると海へ続いてゆきます。
もうほんと、見たものの10分の1も伝えられない。もどかしいです。
ここは大正年間から使われていた試験場とのことで、モダンなデザインが目を引く明るい史跡でした。ただ、最初に書きましたが、崩れかけた場所や風の強い突堤などがありますので、訪れる方は天気と服装に注意してください。そして私にこんなん目じゃないくらい美しい写真を見せてください。ああもうなんか、もったいないことをした。
でも、まあ、きっと、記憶の中のものが一番きれいなんでしょうね。
よって私は徒歩半々、タクシー半々のブルジョアなんだか貧乏なんだかよくわからない方法で魚雷発射試験場まで向かいました。観光客がそこそこ来るらしく、タクシーの運転手さんは迷うことなく、つづら折り1車線の道を器用に走ってくれました。
場所は地図でいうとこのへんです。
もう、降りたときの感想は「うーみー!!」いやいや本当に風光明媚。
崩れかけた突堤には、釣り人がいました。立ち入り禁止とは書いてありませんでしたが、かなり風が強い場所なので見に行く方は安全に気をつけて自己責任でお願いしたいと思います。事故が起こって誰も見に行けなくなるとか、取り壊されてしまったということになったら、とても、もったいない美しい場所です。
突堤を右手に見て、左手には本部跡と思しき建物があります。
入ってみましょうか。ここに行くのに、夏草で足を切らないように気を付けてください。
足を踏み入れて、息をのみます。きっと。
いやもうほんとこんなもんじゃないんです。デジイチじゃないからとかそういう言い訳したくないから!
タイル張りの床を割って、美しい木が枝を広げていました。入口の部屋奥から振り返ると海が扉の向こうから輝いています。
木漏れ日で空気が少し緑でした。
建物は2部屋になっており、奥に進むと水場の跡と思しき場所が陥没していますが、こちらの眺めもきれいです。
入口の部屋は主役が決まっている感じですが、ここは壁と空かなぁ。ここで夜を明かすとものすごい星が見れそうです。
ただ、残念なのがここで撮影でもしたのか写真家の名刺とビニールシートがそのままになっていたこと。愛と敬意がないなぁ。背景扱いならCGでも使ってくれないかしら。
さて、突堤に向かいます。見張りの塔が素敵。
せっかくなので入ってみましょう。
塔の近くの写真は逆光がすごくて、ほんとにもう自分が残念。入ってすぐはこんな感じ。です。
見上げると、
床天井が抜けていますよ。鐘楼みたいですね。
先ほどの建物もそうですが、崩れた屋根や天井がそのままになっておらず、どなたかが保存しているようです。入るあたりに教育委員会の説明文があったから、史跡としてメンテナンスされているんでしょうね。
突堤からペンション(あったんだ…)に戻るあたりに海底搬入用と思しきトロッコの跡がありました。
打ち捨てられた骨組みがラテンにもののあはれ。
線路はゆるゆると海へ続いてゆきます。
もうほんと、見たものの10分の1も伝えられない。もどかしいです。
ここは大正年間から使われていた試験場とのことで、モダンなデザインが目を引く明るい史跡でした。ただ、最初に書きましたが、崩れかけた場所や風の強い突堤などがありますので、訪れる方は天気と服装に注意してください。そして私にこんなん目じゃないくらい美しい写真を見せてください。ああもうなんか、もったいないことをした。
でも、まあ、きっと、記憶の中のものが一番きれいなんでしょうね。