池の次は里山に行きました。
この里山はマンション建設の計画があったのですが、反対運動が成功して、市が買い取り、公園として残す方向で話が進んでいます。
ところが「桜は綺麗だから大事だけど、その他の草木は雑草と同じだし、昆虫などがいると君が悪くて邪魔だ。」という意見が多く、また、反対運動を起こした団体も、そのような趣旨で動いているのです。
こういう話については、もうふれたくないくらい、うんざりしています。
この前の池の記事で書いたことと、同じことです。
もう言う必要はないでしょう。
「緑の保全」の名の元に、豊かな緑を単純な緑に変えてしまう。・・・ナンセンスだし、とても淋しい限りです。
写真は、この森に生育しているトキリマメという植物です。
赤く染まったサヤから、濃いアズキ色をした小さな豆が、テカテカ光ながら、目玉のようにとび出ている草姿は、なんとも綺麗でかわいらしいです。
しかし、このような野草も彼らにしてみれば、つまらないただの雑草。
このトキリマメをはじめ、様々な野草が生育しているこの里山の土手の部分も、これらの植物たちの保護法方が検討されることもなく、コンクリートの壁になってしまう計画になっています。