MACネットシステム奮戦記

連合会長と事務局長による
安心で安全な街を目指すシステムのあれこれ日記

地域との連携

2006年12月01日 | Weblog

 子供たちをとりまく社会の諸問題は、明確な解決策がない。
それは、地域によって状況が様々であることや、大人自身が大きな時代
のうねりに飲み込まれていることが原因のひとつだと思う。
しかし、明確なのは、地域(保護者を含む)と学校が連携をしながら
守り育ててゆかなければ、健全な社会を取り戻すことができないという
ことだけは間違いのないところだ。
 多くの場合、地域と保護者と学校がうまく連携がとれていないという事が
言われているが、その理由は何だろう?
いろいろな現場を見ている経験で言わせてもらうと、

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いろいろな立場や団体の代表者同士が、コミュニケーションがとれていない。
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ということが、改善していかない大きな妨げになっているのだと思う。
わかっているようで、できていないことでもある。
様々な活動をしていく上で、それはとても大切なことで、これができていれば
多くの問題を解決する糸口になる。

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◆お互いが、相手の立場を理解しようとしない
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というのが大きな原因だが、それを解決するための一元的な策はない。
地域の特性。人の考え方の相違。経験不足。ジェネレーションギャップ。
こういうものが妨げる。

かつて私が単位PTAの役をしていた時の現場は道後地区だが、例えば、
私と学校長、または公民館長とが対立したり意思疎通ができなかったりした
ことは一度もない。なにが功を奏していたのかはよくわからないが、
思い返してみると「相手(正確には相手の立場)が何を望んでいるのか」を
常に考えていたことは間違いない。
私が松山に来たのは11年前。小学校のPTA会長を引き受けることになった時、
「よそ者」のPTA会長は初めてだった。歴代、地元の人が受け継いでおり、
そのことに関するプレッシャーは、とても大きかった。従って、私はPTA活動
のあれこれは大前提として、できるだけ地域の代表者の方々にお会いする事を
優先した。公民館長、広報委員さん、補導員さん、交通安全協会など、会議の
前後に、こちらから話しかけるようにしていた。時には、ご自宅にお伺いする
こともあった。
それ以後は、様々な場面で声をかけていただけるようになり、私自身はすぐに
「地域の一員」となることができた。もちろん、それによる「陳情」も様々に
あり、「会長さん、○○○○○○してくれんかなぁ」ということもあったが、
ふさわしくないと思えることには誠実に理由を話した上でお断りすることも
よくあった。
 私は既に道後地区から引っ越し、中学校のときには校区外に住むPTA会長と
いうことにもなったが、今でも道後のこと(宴会が多い)に声をかけていただ
けるという、とてもうれしい状況が生まれた。そこで、とても感じるとこは、
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地域の(総じて)代表者の多くの人たちは、その昔にも地域で活躍されていた
人たちであり、年を重ねて現場からの隔たりを感じ始めている。
加えて、私たち「若造」のできの悪さも相まって一種の壁ができあがる。
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のであるが、単にひとつの単語で書くとすれば、

**** 寂しい *****

のである。まちがいなく。
だから「色々教えてください」というスタンスでこちらから話しかけるという
姿勢が大切で、私たちPTA会員の長であるPTA会長の今後の最大の役目は、
「謙虚な姿勢で自らコミュニケーションをとる」ことではないかと思う。
当たり前のことのようで、できていないんじゃないでしょうか?
※Mt. of switzerland                 (つづく)

シンポジウム

2006年11月30日 | Weblog
 地域情報化のシンポが開催されます。
松山市教育委員会の地域学習振興課の課長が、パネラーで
参加されます。詳細は以下の通り。
◆シンポジウム「故郷・伊予の地域情報化の行方」
    ~21世紀の「坂の上の雲」を目指して~
    日 時:2006年12月15日(金)
        13:00~17:00(受付開始12:45)
    場 所:愛媛大学総合情報メディアセンター
    参加費:無料
    http://www.fase.co.jp/Event/sakakumo2006.htmlまで

本日のお知らせでした。              (つづく)

愛媛大学 教職実践特講

2006年11月28日 | Weblog

 昨日、愛媛大学の白松先生による『教職実践特講』におじゃました。
この講義は愛媛大学の教育学部の学生が、子どもと触れあうフレンドシップ
事業で、学校や地域の活動に参加するというものだ。学生自らが教師、
あるいは子どもに関わる「地域の大人」になるために課題を見いだし学ぶ
ことを目標としてる。
「子どもの安心安全な学校・地域づくり」という観点で、PTA連合会から
マックネットシステムについて説明し、システムへの登録をお願いした。
 その後、見守り活動へ利用してもらうためにブルゾンの紹介をし、連合会
としての役目は終ったが、学生たちから「保護者が信頼する学校の
先生とはどのような先生なのか」「どうすれば、保護者との関係がうまく
いくのか」などに関しての質問を受け、ささやかながら保護者の立場から
経験談も交えてお話をさせていただいた。
 こうした一連の機会を与えていただいたことに、大変感謝するとともに
私自身「いい匂い」のする白松賢先生と出会えたことに感激だった。
 私が話したのは、
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◆教員と保護者がいい関係であるためには「いい匂い」のする先生になって
 欲しいということ
◆保護者が信頼する先生…になるためには、それは先生という枠組みでは
 なくすべての人にいえることではあるけれど、人として成長し人間力を
 磨くこと
◆「職業」ととらえた教員になるのでなく、それは未来の日本を育てる
 「聖職」だということを忘れず、常に子どもために何をすべきかを考えて
 欲しい
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という感じのことでしたが、いざ話しを始めると、うまくしゃべれないものだ
と思った。しかし嬉しかったのは、講義に来ていた学生たちは私にとって
息子、娘の年代であるが、約50名の中に多くの意欲的な良い顔をした学生たち
がいたことだった。
最初は「何だあのハゲたオヤジは…」と思われるんだろうなーと思っていたの
だが予想に反して、とても歓迎してくれた。(…と思う)
つきなみだけど、心の中で「みんな頑張れ!」と応援した。
                             (つづく)

ポスター張り

2006年11月22日 | Weblog

 ポスター張りをした。
(といっても、事務局の芳谷女史と山本くんによる)
ロープウェイ街や道後温泉などで掲示されている。はず…
お疲れさまでした。
              (つづく)

松山大学 きゃんぼ

2006年11月22日 | Weblog

 松山大学のボランティグループ「きゃんぼ」に説明に伺った。
といっても、私は同じ時間に青少年育成市民会議の打ち合わせがあった
ので、地域学習振興課の山本くんに説明をお願いした。
(彰ちゃん、ありがとう!)
我が子のことにも責任を持とうとしない親がいる現代で、ボランティア
意識の高い学生がいることは「今後の日本のありかた」という大きな
視点から見ても大切なことだ。
※写真は紅葉し始めた石鎚山の尾根         (つづく)

教頭先生

2006年11月21日 | Weblog

 先日、T小学校の教頭先生から電話があった。
「見守りブルゾン」の追加オーダーの件での連絡だったが、その電話で
「ブログ見てますよ。気持ちはよくわかります。頑張ってください。」
という内容のお言葉をいただいた。
 H教頭先生は、私が湯築小学校のPTAの役をしていた時の教頭先生で、
背が高くて、見かけは少し怖い感じもする(私が身長が低いので)が、
とても気さくな先生で、何より、私から見て「先生の壁」を感じない。
それは、今の時代、特に単位PTAの事務局長としての教頭先生には、
とても大事なことだと思う。何が必要なのかをよく解っておられるのだと
感じる。そんな先生を私たちも応援しなければならないと思う。
                       (つづく)

MACネットシステムの現状と今後の課題

2006年11月20日 | Weblog

 現在の登録件数は18,477件。
稼働開始当初の予定と比べると少ない。その理由は、
●登録がうまくいかなかった。
●様子を見ている。
●パケット代がかかる。
●不審者情報を受け取ることに意義を感じない。
などが考えられるだろうか。
しかし、登録者をひとりでも増やして、子どもの安心で安全な街づくりを
目指したい。もちろん、受け取るだけではなく、その後の行動や意識の継続が
課題ではあるが、その為に前述の見守り活動対策を考えている。
ひとりでも多くの人たちが、ちょっと行動に移すだけで良い。
例えば、夕刻に家の前に出て目の前の子どもたちを見守るだけで良い。
保護者は「我が子はどこかで誰かが見守っている」という意識で
「地域の一員」としての心構えも必要なのだと思う。
「少なくとも、自分の家の前では事件は起きない」という場所が
増えればいいのだ。
 登録者を増やす為の有効な使い方は他にもある。
不審者情報以外の使い方である。例えば、
●それぞれの校区内の危険場所(雨天時や災害時など)の連絡
●修学旅行の安全確認情報
●下校時間のお知らせ
など、保護者が身近に便利と感じる情報である。そのためには、学校の
現場で先生方が積極的に使う必要がある。これには、少し時間が必要かも
しれない。                    (つづく)

白松先生

2006年11月17日 | Weblog
 愛媛大学の学生の有志の皆さんにMACネットシステムに登録をして
いただき、子どもたちの安全確保にご協力をいただけないだろうかと
考えていました。そんな折、四国ブロックPTA研究大会でお会いした、
愛媛大学の 白 松 賢先生に電話で相談してみました。
 白松先生は、教育学部の助教授で、未来の教職員の方々を指導されて
おられます。つまり、未来の松山をプロデュースされているといっても
良い訳です。
 先生は快くお話を聞いて下さり、後日、大学にお邪魔させていただく
ことになりました。                    (つづく)

フ ジ

2006年11月17日 | Weblog
 市内のスーパーフジ全店舗にポスターを掲示していただけることに
なりました。ありがとうございました。
              (つづく)

夜間・土日の対応

2006年11月14日 | Weblog
 愛媛県警察本部、教育委員会地域学習振興課、市民参画まちづくり課
の皆さんと協議を重ねた結果、夜間、土日の不審者情報への対応が
決まった。官公庁は、どうしても土日がお休みのため、その時に入って
きた不審者情報は月曜日の配信になってしまう。そういう理由で情報が
遅れる事を回避するため、夜間・土日は、直接、情報をファクスで
もらえるようになった。情報はファクスでの受信となるのだが、その
ファクスは、まず私のところへ入ってくる。
 が、若干問題が…
外出している時にファクスがはいったらどうする?…………………
ちょっとした細工を施して、ファクスが入ると私の携帯が鳴って、その
ことを告げる。そうすると、家に帰ってメールを送信。となる。
あまり遠くへ外出できない……(T_T)
 もうひとつ問題が………………
実は私、家にパソコンがない。というよりも、家に帰ってまでパソコンを
見たくない!
しかし、そうもいかないので、パソコンを購入!
で、NTTに電話。インターネットに接続する為、回線工事と接続契約を
申し込んだ。                  (つづく)