あとだしなしよ

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ホピの予言

2006年05月21日 | 日本映画
ホピの予言
1986年、昭和61年
監督:宮田 雪
ナレーター:佐藤 慶
場所:新横浜スペースオルタ オルタナティブ生活館B1
お話と歌…辰巳玲子さん?
お話…北山耕平さん

アメリカインディアンの聖地フォー・コーナーズ地域はウランの採掘場(ウランラッシュ)になった。ヒロシマ・ナガサキに落とされた原爆はここから採掘されたウランが原料。その後の核の需要に比例しこの地域はウラン採掘場として隆盛した。ウラン採掘の労働者は低賃金でマスクもせずに働いた。労働者にはインディアンも含まれる。微量ながら体内に吸収してしまった放射性物質の為にガンが多発。また、放射性廃棄物も放置され、それと知らずに建材として使用した(コンクリートに似ているらしい)。その為に、家族全員が被爆するなどの被害が出た。また、河川へ核物質が流れる事故なども発生し聖地は核に汚染された。(アメリカの核汚染は日本以上と思われる)アメリカ政府はインディアンの子供に対して親元から隔離し、欧米の教育をした。この結果もあり、真のネェイテブは少なくなった。(残りは数人‥)北山氏によればインディアンは日本で言う所の縄文時代の生活様式を続ける人達であった。500年前ほど前なので比較的その記憶は残されていたと思われる。ホピによれば彼らの伝説に照らし合わせて、今は浄化の時と呼ばれる時代にあり、今後も天変地異や汚染、戦争は続くであろう…その後の世代に自然と調和した世代が生まれるであろうと予言されている。ホピはこの土地(石炭、ウランなど鉱物資源の泉)の番人として遣わされたものである。ホピ族としては、多国籍企業にウランは掘らせないと言っている。



公開当時、宮田監督と北山氏はこの映画を上映するために、日本各地を回った。青森県の六ヶ所村へも訪れたことがあるそうで、その時の村民の話として、「この土地に後世にのこすものなどない…」と聞いたそう。又、アメリカで閉鎖されたインディアンの隔離場のお話など。(この施設はインディアンの若者たちが占拠して、廃止に追い込んだそう)我々にできることとして、「一日だけは電気を使わない日」などを実践するなどのことが出来るはず。後に電気を使わない世代が現れるであろうとのお話をされた。(個人的には発電方法を変えれば、電気はクリーンなエネルギーとも思えます…)
上演前に女性の方の太鼓と声だけの歌を聞かせていただいた。映画の第二編の最後の歌も同様の形態であったが良かったです。

<<ご参考>>
Native Education Network

北山耕平氏ブログ
http://native.way-nifty.com/native_heart/

ランド・アンド・ライフ
http://www.h6.dion.ne.jp/~hopiland/

ホピ族最初の女性兵隊戦死者Lori Ann Piestewaさんの記事
http://community.gospelcom.net/Brix?pageID=4595

ホピ族の神話:世界の不思議・浅川嘉富氏
http://www.y-asakawa.com/tansaku-report/report-mexico3.htm


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