この近未来映画のセットみたいなとこは、東大駒場キャンパス側を走る山手通りの地下30m。
再来年開通する「山手トンネル」の建設現場だ。トンネルの先は渋谷方面なり。
これは都心の渋滞緩和目的に東京都と首都高速道路㈱が進めている
首都高の地下トンネル化計画の一環で、トーキョー スムースというらしい。
いつ見てもまったり工事中状態の新宿から初台、富ヶ谷、神山町付近の山手通りだが、
地下ではこんなすっごいことになっているのだ。
週末、その「山手トンネル」の見学会に参加した。
参加者全員ヘルメットを被り、配られた団扇を片手にいざ山手通りの地下に潜入――
ぷーんと乾いたコンクリートの匂い。階下におりていく度にひんやり感が確実に増す。
なんだか、地下墳墓とか地底人の巣にいざなわれていく気分。
この奇しいサイバープラントみたいなとこは神山町換気所の地下。
天井や壁を無数に這うダクトがシド・ミードっぽくて、わくわく。
ここでトンネルがいかに安全で、いかに環境に配慮した仕組みになっているか
という具体例をざっくり聞く。確かに最新技術を結集しているのかもしれないけど、
案内リーフレットにあった「ここも、あそこも、エコロジー」というキャッチは弾けすぎだから。
この巨大シールドマシンが、回転しながらモグラみたいに1日数mずつ掘り進めているそう。
2年ほど前、うちの前(地下)をこれが通るというアナウンスがあった。
通過中は、数分置きにダーンという振動を感じた。モグラっていうか、あれはゴジラだった。
これは、現代アートの作品、と言い張れば、それはそれでまかり通りそうな。。
正体は換気所で回る巨大ファンの騒音を軽減する消音装置。
実演していたが、確かにそれなりの消音効果だった。
この外光を取り入れた一角は、フランク・ゲーリーの最新建築作品みたい?
ひんやりした地下から再び地上に出れば、むんむんの炎天。
この日の最高気温は35℃って予報だったけど、体感温度は恐らく40℃。
首都高の人に冷たいお茶と、ETCのゆるキャラグッズなどをいただき、うちに帰るやいなや
またすぐに池袋へ打ち合わせに。前日も別件で池袋取材があったので、二日連続の炎熱池袋詣で。
ビルの谷間から見えた昼下がりの夏雲。私は瞳の色がカラコン入れているみたいに薄いので、
帽子や日傘にサングラスがないと こんな日は眩しすぎてしおしおに…
☆
池袋から新宿へ向かうため、埼京線のホームに行くと、こんな無人キオスクが。
左のお菓子自販機は見たことがあるけど、右の文庫本自販機は初見。
吉田戦車『なめこインサマー』から『島耕作に知る「いい人」をやめる男の成功哲学』まで
漫画&人生指南系中心のラインナップ。ここで「いい人」がそんな本を買って電車で読むのかーー。。
どうせならコレ↓も自販機に入れては? セゾンの栄枯盛衰から消費社会をえぐった
堤清二こと辻井喬氏の濃密対談なのだが、実に興味深かった。池袋にぴったりでしょ。
☆☆
一昨日、取材帰りに山手通りに架かった陸橋から撮影した夕映え。
5月にニキが灰になった日、同じ場所でやはり夕空を撮影したっけ。
ちなみにこれは、昭和10年頃の山手通り(代々木八幡付近)。
『渋谷の記憶 写真で見る今と昔』渋谷区教育委員会発行より
この写真の中に入って辺りを散策してみたい、と真剣に思う。
最近話題のGoogle mapストリートビューをもってしても、叶わないことだけど。
過去の風景を見られるストリートビューがあったらいいなああ!
☆☆
うちに戻ってアイスクリームを食べ、窓から空を見上げたら、小さなクレセントが。
“鳥の巣”からも見えたかな。
再来年開通する「山手トンネル」の建設現場だ。トンネルの先は渋谷方面なり。
これは都心の渋滞緩和目的に東京都と首都高速道路㈱が進めている
首都高の地下トンネル化計画の一環で、トーキョー スムースというらしい。
いつ見てもまったり工事中状態の新宿から初台、富ヶ谷、神山町付近の山手通りだが、
地下ではこんなすっごいことになっているのだ。
週末、その「山手トンネル」の見学会に参加した。
参加者全員ヘルメットを被り、配られた団扇を片手にいざ山手通りの地下に潜入――
ぷーんと乾いたコンクリートの匂い。階下におりていく度にひんやり感が確実に増す。
なんだか、地下墳墓とか地底人の巣にいざなわれていく気分。
この奇しいサイバープラントみたいなとこは神山町換気所の地下。
天井や壁を無数に這うダクトがシド・ミードっぽくて、わくわく。
ここでトンネルがいかに安全で、いかに環境に配慮した仕組みになっているか
という具体例をざっくり聞く。確かに最新技術を結集しているのかもしれないけど、
案内リーフレットにあった「ここも、あそこも、エコロジー」というキャッチは弾けすぎだから。
この巨大シールドマシンが、回転しながらモグラみたいに1日数mずつ掘り進めているそう。
2年ほど前、うちの前(地下)をこれが通るというアナウンスがあった。
通過中は、数分置きにダーンという振動を感じた。モグラっていうか、あれはゴジラだった。
これは、現代アートの作品、と言い張れば、それはそれでまかり通りそうな。。
正体は換気所で回る巨大ファンの騒音を軽減する消音装置。
実演していたが、確かにそれなりの消音効果だった。
この外光を取り入れた一角は、フランク・ゲーリーの最新建築作品みたい?
ひんやりした地下から再び地上に出れば、むんむんの炎天。
この日の最高気温は35℃って予報だったけど、体感温度は恐らく40℃。
首都高の人に冷たいお茶と、ETCのゆるキャラグッズなどをいただき、うちに帰るやいなや
またすぐに池袋へ打ち合わせに。前日も別件で池袋取材があったので、二日連続の炎熱池袋詣で。
ビルの谷間から見えた昼下がりの夏雲。私は瞳の色がカラコン入れているみたいに薄いので、
帽子や日傘にサングラスがないと こんな日は眩しすぎてしおしおに…
☆
池袋から新宿へ向かうため、埼京線のホームに行くと、こんな無人キオスクが。
左のお菓子自販機は見たことがあるけど、右の文庫本自販機は初見。
吉田戦車『なめこインサマー』から『島耕作に知る「いい人」をやめる男の成功哲学』まで
漫画&人生指南系中心のラインナップ。ここで「いい人」がそんな本を買って電車で読むのかーー。。
どうせならコレ↓も自販機に入れては? セゾンの栄枯盛衰から消費社会をえぐった
堤清二こと辻井喬氏の濃密対談なのだが、実に興味深かった。池袋にぴったりでしょ。
ポスト消費社会のゆくえ (文春新書 633)辻井 喬,上野 千鶴子文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
☆☆
一昨日、取材帰りに山手通りに架かった陸橋から撮影した夕映え。
5月にニキが灰になった日、同じ場所でやはり夕空を撮影したっけ。
ちなみにこれは、昭和10年頃の山手通り(代々木八幡付近)。
『渋谷の記憶 写真で見る今と昔』渋谷区教育委員会発行より
この写真の中に入って辺りを散策してみたい、と真剣に思う。
最近話題のGoogle mapストリートビューをもってしても、叶わないことだけど。
過去の風景を見られるストリートビューがあったらいいなああ!
☆☆
うちに戻ってアイスクリームを食べ、窓から空を見上げたら、小さなクレセントが。
“鳥の巣”からも見えたかな。
時々細い通路や部屋があり、迷路のようでした。
その“謎の空間説”さもありなんですねええ。