Secret Forest ~緑の島の詩~

Lucita(リュシータ)が書く、ことばのページです。
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---普通のこと

2013-09-12 23:12:22 | Daily life

小説やドラマで


3日後

1年後


というフレーズ



その3日の間の何気ない日常

その1年の間の何気ない日常



物語に入らない物語



普通に過ぎていく日々


それがどれほど大切か


失う前に

離れる前に




気付いて良かった




普通のこと


当たり前のこと


貴方がいること




それがどれほど大切なことか



気付いて良かった





目の前からいなくなって


初めて気付いたって遅い





見上げた空に太陽がある


普通のこと




見上げた空に月がある


当たり前のこと





貴方と過ごす毎日が


何より大切なこと






気付いて本当に良かった






---サンクチュアリ

2013-07-25 23:40:19 | Daily life

ここは夢の中


小さな頃見た夢の中


知らないけど知ってる遊園地








小さな女の子


森の奥の遊園地へ




メリーゴーランドのような建物


コーヒーカップのような乗り物


色んな遊具が合わさった



ヘンテコな



見たことのない乗り物に乗ってる







小さな女の子



手を振る姿は



小さな頃のわたし








夢から覚めたあと


夢の中の遊園地の乗り物


探したけど見つからない



夢の中のわたし


現実の私が身長追い越した




ずっと探してる


いつか見つかると信じてる




森の奥の遊園地


---君に咲く花

2012-10-08 22:35:32 | Daily life

あの日の君を覚えてる

いとしき君に花が咲く



君に朝が来て

君に夜が来る



君が歌う歌


君に咲く花


知らない誰かを救ったよ





一緒に夢を見て


永いときが過ぎて


君が眠るとき


まだ見ぬ場所へ


あの花の地へ




終わらない歌


君に咲く花



この命を救ったよ

---秘密の入り口

2011-06-18 22:04:26 | Daily life

たとえば滑り台の滑るところの上


たとえば電信柱と塀の高い壁の間


たとえば樹齢1000年の木の根元



秘密の入り口

冒険の扉



実はたくさんあって


それらは全て
不思議へ繋がっている



そんな世界も面白いけど



それら全てが

君への
近道だったら

もっといいのに


---地球とギフト

2010-02-15 23:40:51 | Daily life

鳥さえも知ってる

うさぎさえも知ってる

猫さえも知ってる

犬さえも知ってる



自分がもらったらもちろん嬉しい


自分と関わりのあった人に

地球の裏の知らない誰かに

愛と幸を贈ろうよ


少しの愛と
少しの幸を贈ろうよ



みんなが贈り合えば

この地上から醜い汚れた争いは
なくならないとは思うけど
ずっと減ると思う



何故ひとは争うの?
何故ひとは攻撃するの?


大切なひとを失ったら悲しいでしょう?


譲れないものがあったら
歌ったあとに話し合いはできないの?


世界の平和を願うのは無駄なこと?



宇宙に存在する奇跡のこの星
小さくて大きな地球号


会いたい人がいたら
宇宙服着なくたって
会いにいけるんだから!



隣の人と手を取り合って

近くの人と歌い合って

遠くの人と微笑み合って


地球の裏にも届くよう
足踏みして踊ろうよ!


愛と幸を
包んで贈ろうよ

---少年の絵

2007-10-11 01:36:39 | Daily life

少年がくれた絵

カンバスには
青 赤 黄 橙 
緑 紫 桃 朱

塗り潰された
いくつもの円


何を描いたか尋ねると

少年は

「海」

と答えた



少年の瞳に映る海
私には見えぬ色


今はまだ航海前

カンバスの海へ
未知なる世界へ

まだ大海原を知らぬ船
帆を立て
いざ旅立たん





「いつかまた逢いに来て…」


---表紙のない絵本

2006-09-24 21:53:43 | Daily life

いつも教室の片隅で読んでいた
題名も作者もわからない本

大人になっても
記憶の底にしまいこんであった

また読みたいと思ってて
でも探す術もなくて
ほとんど諦めていたの

キーワードは
「おばあさん」
「主人公の女の子」
「傘」

ただそれだけ



そうしたらね
私の大好きな人が
ある絵本が好きと言い出したの


表紙を見たら
「傘」の絵があった


もしかして
もしかして




本を開くと
そこには私が毎日読んでいた物語と

教室の片隅にいる
小さな私とあなたが飛び出した


---ある異国の歌

2006-07-18 01:25:43 | Daily life

心の奥に眠る音

それは私の小さい頃の話で
今でも心の中に流れてる歌の話


たった一度聴いただけで
心の奥まで響き渡った    

私の知らない国の言葉
何故か涙が止まらなかった


耳に入る他の雑音が
フィルターを通して
濾過されていくイメージ

歌い手も
歌の名前も
何もわからなかった


もう一度聴きたい
もう一度聴きたい

何年も
ふとした拍子に目覚める音
心の中に流れ出す

探しても
見つからなくて
探しても
見つからなくて

半ば諦めかけていた頃
再び巡り合った

メディアからたった3秒流れただけ
それでも
耳に残るは彼の人の歌


それは変わらぬ歌声で
以前よりも

ずっとずっと
私を惹きつけて止まない
ある異国の歌


私と色んな人との
出会いのときも
別れのときも

いつもそばにあった歌



大人になってわかった詞の意味
それは
海から海へ
島から島へ
航海を続ける歌で

人の波をたゆたう
私の歩んできた路そのもの

---手元の虹と空の虹

2006-06-14 21:19:39 | Daily life

たったひとり箱庭で
高く掲げた如雨露から
草に花に
水をまく

きらきら 
きらきら
水滴が
葉っぱの滑り台を流れ落ちる

如雨露から出る水の道には小さな虹

この瞬間にこの虹を見ているのは
世界できっと私だけ


空気の澄んだ雨上がり
厚い雲と雲の切れ間から
視界に溢れるほど大きな虹

この瞬間にあの虹を見ているのは
世界で私の他に誰が見てるでしょう


渡り鳥たちが見てる?
虫たちが見てる?
彼の人も見てる?


短い時間であっという間に消えてしまう虹
よく目を凝らして見て
さぁいくつの色が見える?
二色?三色?四色?五色?六色?七色?
それ以上?


国によっても
見る人によっても
文化によっても
見える色の数が違う虹

現れるのも消えるのも
気まぐれでバラバラ

見えるとちょっと嬉しくなる


今度はあなたと一緒に
虹が消えるまで
ずっと見ていたい