エメリッヒ監督の『もうひとりのシェイクスピア』。まあまあ。当時の様子をCGなどで再現したのは見事だが。
映画『もうひとりのシェイクスピア』予告編
エメリッヒ監督の『もうひとりのシェイクスピア』。まあまあ。当時の様子をCGなどで再現したのは見事だが。
映画『もうひとりのシェイクスピア』予告編
映画に合わせてのものだが、列挙しているのはどれも偽物論の古典的な意見である。当然学者からの反論もたくさんあって、これによる立証は無理だが、おかげで当時の風俗や法律の研究が進んだので、懐疑論者にはどんどん活躍してもらいたい。文学や芸術にとって重要なのは、シェイクスピアという強烈な個性が存在したかどうかであり、別にストラットフォードの人でなくてもちっとも構わないのだが、そのあたりがエメリッヒにはわかっていないようだ。
Ten Reasons Why William Shakespeare is a Fraud by Roland Emmerich
ペンシルヴァニア大学の演劇科の先生によるシェイクスピアの言語の説明。アメリカ流なのでまた一味違う。
Understanding Shakespeare's Language: Part 1
入江敦彦の『イケズの構造』に京都弁訳のシェイクスピアの章が。まあ、執筆時にロンドン在住だし、そのあたりからきたのか。「イケズ」をキーワードにオフィーリアの発狂の理由を探ったりしている。尼寺の台詞はかなり笑える。
なるほど、全部朗読すると2時間以上かかるのか。ここにさまざまな形容と愛憎が描きだされている。「ダーク・レディ」が出てくるまでのソネットを理解できるのかが勝負かもしれない。すばらしい17番とか。
THE SONNETS by William Shakespeare - FULL AudioBook | Greatest AudioBooks
こういうのもあります。