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ネコ初心者ノラ猫拾いました☆

出会い

2007-11-19 20:48:27 | Weblog
もう2ヶ月ほど前になりますが、思い立って旅行に出かけました。
後から考えると、本当に運命かなぁと思うんですが、適当に行こうと決めた
「こんぴらさん」で、普通は通らない山道をなんとなく通ろうと思い、
合ってるのかなぁなんて思いながら、どんどん降りていく途中で見つけた空き家。

うっそうと草が茂り、さらに草が絡まった門のある何とも不気味な家でした。
写真旅行も兼ねていましたから、写真を撮っていたんですが、
そこにある階段の隅で今にも落ちそうになりながら、
必死に大きい声で鳴いていたのが初めての出会いでした。
思わず、拾い上げて急いで車に戻り近くの獣医さんを探し、診ていただきました。
衰弱が激しく、全身ノミだらけの為に血がほとんどなく、低血糖の状態。
眼も鳥につつかれて傷がついていたそうです。
とりあえず、ブドウ糖を注射してもらいましたが、
まだまだ予断を許さない状態で連れて帰ってきました。

先生にもらったブドウ糖を必死で口に含ませ、
何とか生きて生きてと祈りながら一夜を過ごしました。
「生きる」という意味で「リブ」と名前もつけました。
           


次の日、朝一番で動物病院へ行きました。やはりかなり状態は悪いようで、
点滴、血液検査、眼の洗浄など2~3時間ほどかかりました。
今でも驚きますが、片手に収まるほどのリブは体重わずか200g。
大丈夫かと心配しかできない私に他の飼い主さんは
「こんぴらさんだからきっとご利益あるよ」と言って頂き、
何だか救われた気持ちになりました。
あの小さな体で、私たちに最後の助けを一生懸命に求めていたのかと思うと、
今でも胸が熱くなります。