三年か、四年くらい、
親しくしていた、女友達が、いました。
住んでいる場所は、離れていたので、
電話をかけあったり、メールを、し合ったりしていました。
最初の印象、とても、感じのよい人だと、人の話を聞いて、ちゃんと、リアクションしてくれて、いい人だと、思いました。
悩んでいることとか、グチとか、
お互い、言い合っていました。
でも、いつくらいからでしょう。
だんだん、何というか、その人から、相手に対する、遠慮、とか、配慮、みたいなものが、欠けつつある、みたいに感じることが、多くなってきて、あれれ?と、思うように、なってきました。
話すたび、疲れるように、なりました。
その人は、何でもかんでも、自分の周りや自分の経験に当てはめた、もの言いをし、当てはめるのは、いいのですが、自分の考えを、ぐいぐい、押し付けてくるのです。で、結局、こちらの言うことを、否定する流れです。
付き合いが、進むにつれ、その傾向が、顕著になっていきました。
傷つくこと、ありましたが、
私が、当初思ったより、言いたいこと言う人だったのかな、それも個性なんだし、第一印象、違ったかな、でも、人はいろいろだから、
わたし、人のこと言うほど、りっぱじゃないし、などと、反省を込めて
思い直すように、してました。
私は、2、3年か、それ以上くらい、あることで、とても、悩んでいました。薬がないと、過ごせないくらい、苦しんでいました。
少し、その人に話して、気が紛れることも、あったのですが、
結局、いつも、その人からは、自分だってこれこれで苦しい、みな、苦しいんだ、みたいに言われました。
励ましてくれてるつもりだったのでしょうか。
ある時、あれは、決定的でした。
具体的には、書けませんが、
私の傷口を、押し広げ、さらに塩を塗る、ような、言い方をされました。
向こうは、何で自分の言うことが、あなたに分からないのか、と、感情的になっていました。
向こうが、感情的になる理由が、私には、ちっとも、わからなかったです。
人は、考え方、それぞれです。
私は、病気を持っています。
そのことも、理解してもらえませんでした。いえ、理解してくれている、と少しでも、思った私が、間違ってました。
ああ、もう、この人とは、だめだ、と、思いました。
気まずい感じで、電話を切り、気まずいメールを一度、やり取りしたまま、しばらく、疎遠になりました。
仲の良い期間もそれなりにあり、お世話にも、なったのだから、これきり、気まずいままは、さみしいな、と、思って、少し前に、手紙を書きました。
返事は、きました。
自分の近況が、だらだらと、つづられていて、お大事に、とか、申し訳程度に書かれていました。当たり障りのない、手紙でした。
何がどうというのでもありません。何となくですが、
もう、この人とは、だめだ、付き合えない、と、思いました。
向こうも、そう、思ったかもしれませんね。
私が、人に対して、そんなことを、思ったのは、初めてです。
縁を、遠ざけよう、と。
その人に、言われたことで、私は、ずいぶん、傷つきました。
やっぱり、それは、残っています。
手紙のやり取りで、確認できました。
自分の考えばかり、ぐんぐん押し付けてくる人に、たちうちできるほど、私は、元気では、ありません。
手紙には、日々の、不満が、書かれていました。
自分は弱い、と、その人は、よく言っていましたが、(私からは見えない部分はあるでしょうが) 少なくとも、私から見ると、とても、たくましく生きているように思えます。
理解、し合えませんでした。
と、ゆうか、人が人を理解するなんて、できっこないです。
できるとしたら、理解しようと、歩み寄ることだけなのだと、思います。
これ以上、その人との、付き合いで、疲れたり、傷ついたりしたくないので、自分を、守らなければ、と、思いました。
自分を守る、これも、初めて、意識して、思いました。
今、人付き合いは、こわいです。
人が、こわいです。
距離を、置くようにしています。
何だか、長々と、書いてしまいました。
その人との、付き合い、じゅうぶん、がんばったつもりです。
悲しいです。
自分が、こんなこと、思うようになるなんて、悲しいです。
私に、器が、ないんですね。