あるブログの方の文章を拝借。
本当に皆様文章力のあるが多いです。
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「 運命は従うものを潮に乗せ、
抗(こば)むものを曳いて行く。 ラブレエ 」
の一言が出てくるのでした。
そして、『 曳き船 』(1941)という映画の中で、ジャン・ギャバンがこれと同じセリフを言い、強く印象に残っていたことをなつかしく思い出しました。
そうか、フランスの作家・ラブレー だったのかと、今になって改めてこの言葉の重みを思ったのでした。
「運命に従う」というのは、自分の人生を肯定し、それに馴れ、親しみ、愉しむということでしょう。・・・いっぽうの「運命を抗む」は、今の生活に馴染めず、不満や愚痴の中で、ストレスは溜まり、心は暗く、体の不調は増していくばかりということなのでしょう。
果敢に運命に挑戦し、自分の人生を切り拓いていくというのは必要でしょう。 ただ、それが叶わないとわかった時には、(その辺の判断が難しいところですが)、いさぎよく運命に従い、何とか工夫をこらしながら、積極的に毎日を愉しむようにする。悪く言えば 「運命」に媚びる、でしょうか?・・・
そして これこそが、心にも体にも大事で、健康長寿の秘訣なのではと、改めて思っていたのでした。