Soliloquies-Hitorigoto

3人で綴るひとりごとたち。その1。

イワシクジラ

2012年01月30日 | 毎日
ドウダンツツジの芽が出てきました。
もうすぐ春。
一年が経つのはあっという間です。

昨日のダーウィンが来たは、イワシクジラでした。

長い流線型の体で、イルカのような全身を使った泳ぎ方ですごいスピードを出していました。
何かにぶつかりそうになった時、すぐに止まれるのかしら…と心配になったけれど、陸地に近づかなければ障害物はほとんどないし(ありえるとしたら仲間同士で衝突事故とか…)、海の中は3次元で移動できるからよけやすいのでしょう。

もうひとつ疑問だったのはイワシの習性。
フィッシュボールと呼ばれる群れを作るのだけど、そのせいでみつかりやすくなって、大型の魚や海鳥、くじらなどに狙われてしまっているような気がします。
陸上の草食動物の群れでは、危険を互いに知らせあったり、捕食者が狙いを定めにくいようにして逃げたり、大型の場合は捕食者から子どもを守ったりしていますが、魚はどうなのでしょう。
イワシクジラは何度もフィッシュボールに突っ込んで口を開け、結局ひとつのボール、10万匹くらいをほとんど食べつくしてしまっていました。
一網打尽にされたら、「狙いを定めにくい」も「守る」もないような気がします。
スイミーみたいに、大きな魚を威嚇するためというわけでもないだろうし…
それにしても、塊の縁がひらりきらりと翻ったり、竜巻のようにぎゅっと集まって高速で回転したり、もぐってきた海鳥を避けて綺麗に二つに分かれたり、ひとつの生き物のようできれいでした。

寒いのと、母の分をカバーしようと(できていないけれど…)からだを使う家事をしているせいか、私まで腰が痛くなってきました…。
暖かくして出かけようと思います。

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2 コメント

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Unknown (あめよ)
2012-01-30 19:18:32
草食動物は個体が生き残る為の手段だけど、
魚は数が多いから、いっぱいいるうちの1割だけでも残るように、みたいな手段なのかな。
どっちかっていうと虫に近そう。
100匹×10だと全員食べられちゃいそうだけど、
1000匹集まってたら一部は逃げられそうじゃない?
あめよちゃん (Youli)
2012-01-30 21:45:30
そうなの。
1割残れば…なんだけど、結局丸のみされて、10万の集団は全滅だったんだよね。
ばらけていれば、全部丸のみはされないだろうに。

ちょこっと調べてみたけれど、魚の場合は、基本的には、あめよちゃんの言うように、一部が食べられても一部が生き残れるように群れになっているみたいなの。

「鯨に丸のみされるのは運が悪いから諦めて、カツオやペリカンに狙われた時は、群れだとその一部でお腹いっぱいになってくれて、残りは生き残れるから、群れになっている。」という説をみかけて、これが一番説得力があったかな。
でも、カツオやペリカンだって、イワシが集まっていたら大きな塊だから見つけやすくて、お腹一杯になるまで食べられて、ラッキーでよいエサだと思いそうじゃない?
イワシがばらばらにいたら、見つけるのも大変だし、なかなかお腹いっぱいにならないから、何か別の生き物を餌にしようと思うかもしれないのに。

うーん、進化してきているのだから、合理的な理由がありそうなのだけど…

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